上林、筒香級特大弾 外野残り1枠、一騎打ちの様相

上林の打球は右翼スタンド最上部の鳩サブレーの看板を直撃
上林の打球は右翼スタンド最上部の鳩サブレーの看板を直撃
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4回1死、右翼スタンドに本塁打を放つ上林
4回1死、右翼スタンドに本塁打を放つ上林
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昨季筒香が放った打球(ココに当たった!)の下に着弾した
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本塁打を放った上林(51)を迎える工藤監督
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 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(21)が、驚きの“鳩(はと)サブレー弾”で外野のレギュラー取りにまた一歩近づいた。20日のDeNAとのオープン戦(横浜)で、推定飛距離140メートルのオープン戦2号ソロをマーク。あと少しで場外という右翼席上部の「鳩サブレー」の看板を直撃し、成長ぶりをアピールした。侍不動の4番、筒香(DeNA)も昨年、同じ看板直撃弾を放ち、話題になっている。残り1枠を争う長谷川勇也外野手(32)も一発を放ち意地を見せた。

■OP戦4戦連続安打

 スタンドの観衆が一斉に横浜の青空を見上げた。乾いた衝突音とともに放たれた上林の打球が高く舞い上がる。着弾点は右翼席最上部。黄色い「鳩サブレー」の看板右側に描かれたキャラクターの左の翼部分だった。推定飛距離140メートルのオープン戦2号ソロだ。

 強振はしなくても、芯で捉えればフェンスを楽々越える力がある。4回1死。先発三嶋にチェンジアップ、カーブと緩い球を続けられ、内角への4球目は142キロの直球だ。飛距離には「練習通りです」と関心を示さなかったが「何が来るかな、と思っていて。反応で打てた。体がクルンと回った」と胸を張った。

 昨季には侍ジャパンの主砲、筒香も同じ“鳩サブレー弾”を放った。伝え聞いた上林は「僕が比較になるわけない。(看板を)越えた人もいる」と苦笑いしたが「いい思い出ができた」とほほ笑んだ。「1日1本と思ってやっている」。2打席凡退が続いた3打席目だった。

 4戦連続安打でオープン戦打率は3割4分6厘(26打数9安打)。他の選手との兼ね合いで打席数は少ないが、「凡打しても慌てないことは意識している。去年は『打ちたい打ちたい』になっていた」と昨年の教訓を生かす。前日までの2試合ではいずれも失策を犯しており、バットでのアピールは欠かせなかった。

 工藤監督は「今日は少し余裕を持ってやっていたようだ。彼の力からすれば、タイミングさえ合えば」と目を細めた。外野の定位置は柳田、中村晃が確定。残り1枠を巡る争いはここに来て、上林と長谷川勇の一騎打ちの様相だ。その選手会長も“一発競演”でアピール。福田らが存在感を見せながら追う状況だ。

 オープン戦は残り5試合。「チームバランスやコーチとの相談もあるけど」と前置きした指揮官は「結果を出した選手を使う、というスタンスは変わらない」と明言した。4年目、21歳の若武者は「開幕から出たい。残り試合、気を抜かずにやります」と表情を引き締めた。 (谷光太郎)

◆筒香の看板直撃弾 2016年7月12日の中日戦(横浜)で、右翼席最上段の「鳩サブレー」の看板直撃弾を放った。その後、同製品を製造・販売する豊島屋(神奈川県鎌倉市)の久保田陽彦社長が鳩サブレー280枚と鳩サブレー型クッションを贈呈して、さらに話題になった。筒香は「鳩サブレーは好きです。みんなに配りました」と明かした。

=2017/03/21付 西日本スポーツ=

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