ホークス武田 20日以来の実戦登板6回2失点

調整のため2軍戦に先発登板し6回2失点だった武田
調整のため2軍戦に先発登板し6回2失点だった武田
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好投に笑顔の武田(右)。左は栗原
好投に笑顔の武田(右)。左は栗原
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 世界仕様からシフトチェンジ完了-。WBCで侍ジャパン入りした武田翔太投手(23)が29日、ウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)で日本球界への再適応を済ませた。6回を5安打2失点。WBCとは違うNPB仕様のボールにも再びなじみ、取り組み始めたフォークボールにも一定の手応えをつかんだ。WBC本戦での登板機会は限られたが、ホークスでは3年連続2桁勝利が求められる先発の柱。中6日で4月5日楽天戦(コボパ)に向かう。

 ■2回以降スイスイ

 やっぱり手になじむ。6回2死。武田は土生を直球で二ゴロに打ち取った。予定の90球に迫る88球を投げ終え、マウンドを降りた。テーマは「日本の球に慣れる」こと。クリアできた。「全体的には感じが良かったです」とホッとした様子だった。

 初回無死から野間と桑原に連続単打。それもボールの感触をつかむため直球を続けたから。続くペーニャはフォークで空振り三振を奪った。2013年を最後に、ほぼ封印してきた球種に「シーズンでもいけるかな。制球を良くしたいし、もう少し練習が必要だけど」と手応えをつかんだ。

 1死一、二塁ではカーブをベース手前でワンバウンドする暴投で先制点を許し、さらに1死一、三塁では土生に中犠飛。「変化球、特にカーブはもう少し調整したい」としつつ、2回以降は直球も変化球も精度を上げて三塁を踏ませなかった。

 「向こうよりも投げやすいですね」。ボールもマウンドもしっくりする。その分、WBCで武器にしたツーシームは「このボールだとあまり曲がらない」と使わない方針。WBC開幕後の実戦登板は、10日の1次リーグ中国戦、19日(日本時間20日)のドジャースとの練習試合の2試合、計7イニングだけ。打者との“勝負勘”も心配されていたが「いつもの年と同じような状態」で開幕を迎えられるという。

 ■勝負勘も問題なし

 15年13勝、16年14勝をマークし、エース格に成長したプロ6年目。何の問題もなければ、中6日で4月5日の楽天戦でシーズン初登板を迎える。「慌てずにやるべきことをやっていくだけ」。4月3日に24歳の誕生日を迎える右腕は胸を張った。ヤフオクドームでの全体練習後、工藤監督は「良い球もあるし悪い球もある。時間はそんなにあるわけじゃないけど、しっかり調整してくれれば」と全幅の信頼を寄せた。 (谷光太郎)

=2017/03/30付 西日本スポーツ=

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