ホークス5年ぶり防御率2点台の壁突き破る

次の登板に備えキャッチボールで調整するバンデンハーク
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東浜
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バンデンハーク
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 「2点台の壁」を突き破れ! 工藤ホークスがチーム5年ぶりとなるシーズン防御率2点台に接近している。ここまで12球団トップの3・06。抜群の安定感を誇る投手陣でロースコアの接戦を制し、9月は3試合で1点しか奪われていない。5日のオリックス戦(京セラドーム大阪)の先発はリック・バンデンハーク投手(32)。このカード来日全勝の「猛牛キラー」が2点台突入へ弾みをつける。

 猛牛相手に無類の強さを誇っても、自然体を崩すことはない。4日はヤフオクドームでの投手練習に参加して調整。2015年の来日以来、オリックス戦で9戦9勝のバンデンハークは「相手がどこであろうと関係ない。ストライク先行でボールを低めに集めるだけ」と自信をのぞかせた。

 現在12勝を挙げる右腕の防御率は3・05。くしくもチーム防御率3・06とほぼ同じ成績だ。バンデンハークはオリックス戦で今季3戦3勝、防御率1・80。自身の、そしてチームの防御率2点台を実現させる上で弾みをつける意味でも、格好の相手といえそうだ。

 チーム防御率2点台でシーズンを終えるには、残り21試合がすべて9イニングとした場合、1試合平均の自責点は2・64未満が条件。高いハードルに見えるが、直近10試合で1試合平均の自責点は2・2。これには8月24日のロッテ戦で10失点した試合も含まれており、可能性は十分にある。

■監督「今でも合格点」

 遠征先の大阪に移動する工藤監督はチーム防御率に言及。「今の時代は3・1か3・2なら十分。今でも合格点。予想以上だね」と高く評価した。「夏場は普通、(数字が)上がっていくのにね」と抜群の安定感を保ち続ける投手陣への賛辞を惜しみなく並べた。

 シーズン防御率2点台を達成した球団は、パ・リーグでは2014年のオリックス(2・89)が最後。ホークスは11年に2・32、12年に2・56でいずれもリーグ1位の成績を残しているが、この2シーズンは反発係数が低い「統一球」が使用されたこともあり、5年ぶりに2点台を達成すればその価値は一層高まる。

 工藤監督1年目の15年から投手陣を預かる佐藤投手コーチは「なかなか(2点台には)いかない。いつでも打線が点を取れるわけではないから、2点台で抑えられると勝てるチームになる」と強調する。現在の貯金は42で、福岡移転後最多の90勝を記録した15年をも上回る96勝ペース。防御率2点台で白星を量産し、名実ともに「投手王国」として頂点に君臨する。 (鎌田真一郎)

=2017/09/05付 西日本スポーツ=

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