間に合うか ホークスの急速なM消化でV記念グッズ担当者ピンチ

リーグ優勝グッズTシャツのサンプルを手にするソフトバンクの球団グッズ担当者=ヤフオクドーム
リーグ優勝グッズTシャツのサンプルを手にするソフトバンクの球団グッズ担当者=ヤフオクドーム
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 【カウントダウンの舞台裏】

 ソフトバンク球団のグッズ担当者によると、グッズの年間売り上げはリーグ優勝で1割、日本一でさらに1割アップが見込めるそうだ。誇らしいチームの優勝は、それだけの商機でもある。ただ、笑ってばかりもいられない。商品企画部の福井徹ディレクター(54)は「優勝記念グッズの納期を日々見直していっています」と苦笑する。

 「マイナスゲーム差」も話題となった楽天とのマッチレース。8月初旬の時点で、優勝グッズの納期は「余裕をもって9月25日ごろ」と考えていた。楽天の残り試合が多いこともあり「10月に決まることも十分考えられました」。

 ここから一気に戦局が動く。8月後半、楽天と西武相手に立て続けの同一カード3連勝。ライバル同様、球団内にも焦りの色が見え始めた。9月1日、ホームでの楽天3連戦の初戦に勝ち、優勝マジック16が初点灯。その時点の「最短での優勝日」は13日で、当初見込みより2週間近く早い。さらに翌日も、翌々日も勝ち、計算上のはずの「最短V」が実際の期日のように映った。

 取りかかり自体は毎年早い。6月末から7月初めには「優勝ロゴ」のデザインを固め、発注へ移る。必要になるのは時間短縮だ。コストをにらみながら、輸送手段を船便から航空便に代えたり、普段は福岡の球団事務所へ送ってもらうサンプルを東京の業者のもとに出張して確認したりした。

 慌ただしい中で、しっかり売ることも考える。同じようなものになりがちな優勝記念グッズだが、同部の緒方直司主任(41)は「飽きられないようなデザイン、バリエーションを心掛けています」と言う。選手個々を前面に押し出した物や、人気キャラクターとのコラボ物を仕込んだ。

 快進撃で一時「史上初の6月中マジック点灯」の可能性すらあった昨季は優勝記念グッズが8月中に用意できていたが、チームが日本ハムに歴史的な逆転Vを許した。グッズは世に出せぬまま、眠らせることに。昨季の無念も晴らすべく? 担当者は今もヒリヒリした時間を過ごしている。

=2017/09/09 西日本スポーツ=

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