ホークス和田、悔しい4勝 3‐0の8回無死満塁で降板

8回無死満塁のピンチで降板する和田
8回無死満塁のピンチで降板する和田
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7回0/3を6安打2失点で4勝目を挙げた和田
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 日が傾いた幕張で、和田に突如乱れが生じた。3点リードの8回。先頭田村への四球後に連打を許し、あっという間に無死満塁とされた。球数は104。工藤監督に継投を決断させた。悔しそうにベンチに戻った左腕は、左手に持ち替えたグラブを投げるような構えを一瞬見せた。

 「たたきつけようとしたけど、我慢しました」。少し苦笑いを浮かべた。7回までは88球。「サファテが2連投していたし、最後までいこうと思っていた」。自分に与えた課題をクリアできず、珍しく感情的になりかけた。2番手モイネロが代打荻野に2点打。和田の左肘手術から1軍復帰後の連続無失点は20イニング目で止まった。

 最後は実際サファテまで繰り出す展開になった。和田は「自分では疲れを感じていなかったけど、あんな形で降りてしまって申し訳ない。急に(肩を)つくった人もいると思うし、本当に情けない」と嘆く。救援陣の蓄積疲労を感じているだけに、自分の力で休ませたかった。

 手術から復帰後、前回登板まで1軍2試合で、計13イニングを無失点と文句なしの結果を残した。今回、三者凡退は2、6回の2イニングにとどまった。「これまでと違って、ボールがいっている感じはなかった」

 リハビリ期間にはプライドを懸け、体を鍛え直してきた。特に体幹は、自主トレ期間を超える強度。「今の先発陣なら結果を残さないと投げる場所がなくなる」という危機感を36歳は持ち続ける。この日は7回0/3を被安打6、2失点。自らに今季4勝目が付いても満足できるわけがなかった。

 工藤監督は「7回を投げ終えた時に確認したけど、本人が(8回以降も)大丈夫ということだった。疲れもあったのかな。長い回を投げたい気持ちがあったのかもしれない」と心情を察した。和田の安定感、責任感は、日本一奪還に欠かせない。 (谷光太郎)

=2017/09/11付 西日本スポーツ=

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