工藤ホークス初の9連勝、M5 サファテ50S

50セーブ目を挙げたサファテ
50セーブ目を挙げたサファテ
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9回途中から登板したサファテ
9回途中から登板したサファテ
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工藤監督(左)にねぎらわれ、笑顔をみせるサファテ
工藤監督(左)にねぎらわれ、笑顔をみせるサファテ
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 2年ぶりのリーグ制覇へ加速するソフトバンクが厚い壁を突き破った。粘るロッテをねじ伏せて工藤ホークス最長となる連勝を9に更新だ。9連勝への挑戦6度目でついに成功。過去の失敗のうち3度がロッテ戦という因縁の数字と相手を乗り越えた。先発の和田は8回途中2失点で4勝目。9回無死一、二塁で緊急登板となったサファテは前人未到の50セーブに到達した。マジックは5。優勝の歓喜は目の前だ。

■9回無死一、二塁で

 頼もしい守護神がリリーフカーに乗って登場すると、左翼席のタカ党から大歓声が湧いた。4点差で迎えた最終回。4番手の森が3連打で1点を返され、なおも無死一、二塁のピンチを招くと、指揮官がたまらずベンチを出た。「ピッチャー、サファテ」。助手席に腰かけブルペンを出た守護神は、公私ともにかわいがる森に対して愛情のこもった?複雑な表情を浮かべたが、マウンドでは完璧な仕事を果たした。

 「今宮が打って一度は(ブルペンの椅子に)座ったけど、いつでもいける準備はしていた。三つアウトを取ることだけを考えた」

 “スクランブル”登板だった。8回に1点差まで詰め寄られ、一度は9回裏の登板へ気持ちを高めたが、表の味方の攻撃で今宮の2ランなどが飛び出し3得点。4点差となりセーブシチュエーションでなくなったことで、最終回の登板は“回避”されたように見えたが、森がわずか5球で3連打を浴びて3点差。メンタル的にも難しい登場の仕方となったが「史上最強ストッパー」が、そんなことで動じるはずもない。

■いきなり重盗何の

 いきなり重盗で無死二、三塁とされたが、そんなことはお構いなしとばかりに、まずは平沢を156キロの直球で空振り三振に切った。続く高浜も鋭いフォークで空振り三振。そして最後もフォークで荻野のバットに空を切らせた。圧巻の3連続三振で、今季50セーブ目。「(50は)響きがいい数字だね」。すでに前人未到の域に達している右腕が、またその数を伸ばした。

 サファテの頼もしすぎる投球は、工藤ホークスも「未到」の地へ導いた。工藤政権下でのこれまでの最長連勝は「8」。ここまで5度も阻まれ続けてきた「9連勝の壁」を、6度目にしてついに突き破った。「出したくはなかったが、ああいう状況になったので。あらためて、岩崎君の投球とサファテの投球が、いかにチームを救ってきたかと思わされた。本当に頼りになる」。工藤監督は、V奪回に向けた最大の原動力と言える救援陣へ惜しみない感謝を口にした。優勝マジックはついに「5」。歓喜は、すぐそこだ。 (倉成孝史)

=2017/09/11付 西日本スポーツ=

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