ソフトB柳田 日本Sでも1番あるぞ!! 工藤監督「いい形」

 あるぞ「1番柳田」! 2年ぶりのCS突破を決めた工藤公康監督(54)が23日、日本シリーズでも「1番柳田」を採用する可能性があることを明かした。22日のCS第5戦では右脇腹痛で離脱していた柳田悠岐外野手(29)を1番中堅で電撃スタメン起用。初回の安打が先制点につながるなど采配がピタリと的中した。2014年の阪神との日本シリーズでは全試合1番で優秀選手賞も獲得。帰ってきたギータが最強打線をけん引する。

 けがの功名とも言うべきか。CS突破を決めた5戦目に日本シリーズでの形が見えてきた。電撃復帰した柳田をリードオフマンに起用。初回にいきなり先制の起点となり、得意の先行逃げ切りに持ち込んだ。日本一を狙う短期決戦でも「1番柳田」構想が浮上した。

 工藤監督は「いい形ができたというのは(打撃)コーチの中にもこれでいけるんじゃないかというのがあるかもしれない」とうなずいた。CSでは1カ月ぶりのぶっつけ本番となった柳田を今季初めて1番に起用。故障明けの柳田に重圧をかけない配慮があった。

■得意先行逃げ切り

 一方で「1番柳田」は相手先発投手にプレッシャーをかける効果がある。リーグトップ4割2分6厘の出塁率を誇り、長打力や走力も兼ね備える。指揮官は「確かに1番に柳田君が入ると(相手は)すごく嫌で、3番デスパイネより嫌でしょ。1人出たら4番まで回る。内川君の調子がすごくいいので、打線的には嫌なところだと思う」とみる。

 5戦目は大歓声の中で初回に先頭の柳田が遊撃内野安打で出塁。今宮が送り、デスパイネは四球を選んだ。一、三塁から内川がきっちりと中犠飛で先制点を奪った。好調の中村晃、さらに松田と続く打線は破壊力抜群だ。工藤監督は「休み明け(24日以降)にコーチ陣と話します」とした上で「ある程度このまま(CS第5戦のオーダー)で、というコーチもいるかもしれない」とした。

 柳田にとって日本シリーズの1番は好相性だ。秋山監督時代の2014年の阪神とのシリーズには全5試合で1番に起用され、20打数8安打の打率4割と大暴れした。出塁率は4割5分5厘で優秀選手賞を獲得。もし相手が故郷の広島となれば、燃えないわけがない。「日本一を目指してやっているんで」と頂上決戦をにらんでいる。

 チームの休養日は1日のみで、きょう24日に全体練習を再開。今後の状況次第だが、1番柳田の可能性は十分にありそうだ。工藤監督は「みんなそろっているだけでも安心材料だと思う」。復活した柳田を船頭に日本一奪還へ最後の旅に出る。 (小畑大悟)

◆工藤ホークスの日本S1番

 工藤監督がホークスを率いて初めて臨んだ2015年の日本シリーズはヤクルトに4勝1敗で快勝。1番は川島と福田を併用した(カッコ内は相手先発)。

 第1戦川島4打数1安打1打点(石川)

 第2戦福田5打数2安打1打点(小川)

 第3戦福田3打数1安打1打点(杉浦)

 第4戦福田3打数1安打(館山)

 第5戦川島4打数1安打(石川)

=2017/10/24付 西日本スポーツ=

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