ソフトB今秋ドラ1候補 大阪桐蔭・根尾、報徳学園・小園、天理・太田 今宮の後継

昨秋の明治神宮大会で力投する大阪桐蔭高の根尾
昨秋の明治神宮大会で力投する大阪桐蔭高の根尾
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ホークス内野の要・今宮
ホークス内野の要・今宮
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 「ポスト今宮」トリオを密着マーク! 福岡ソフトバンクが今秋のドラフト1位指名候補として、大阪桐蔭の根尾昂、兵庫・報徳学園の小園海斗、奈良・天理の太田椋と3人の高校生内野手(いずれも2年)をリストアップしていることが3日、分かった。他球団も最上位指名候補として注目する根尾は投手、遊撃、外野をこなす逸材。小園、太田もセンスあふれる遊撃手だ。豊作といわれる今秋へ向け、球団は次世代の内野の要となり得る「近畿三羽がらす」に注視していく。

■川崎から続く系譜

 「怪物」の清宮幸太郎(東京・早実高-日本ハム)一人に注目が集まった昨秋とは一変、今秋のドラフトは全世代で豊作といわれる。中でも、2000年度生まれの「ミレニアム世代」と呼ばれる高校生は逸材ぞろい。好投手もひしめくが、王者ホークスはいずれも近畿の強豪校で中心を担う野手3人を狙う。

 その中でも筆頭となるのが、根尾だ。中学硬式の「飛騨高山ボーイズ」時代から投げては最速146キロをマークするなどスーパー中学生と注目されて大阪桐蔭へ入学。超強豪校で1年夏からベンチ入りすると、新チームでは4番を務めている。中学時代は野球だけでなくスキーのアルペン競技、スラロームでも全国大会で優勝。抜群の身体能力を誇り、高校入学後は投手、遊撃手、外野手とあらゆるポジションでそのセンスを見せつけている。

 投手としての能力も高いが、ホークスは左打席から繰り出す打撃力と高い守備力を評価し、遊撃手として注目している。その根尾と並び、球界関係者が「センスの塊」と評するのが報徳学園の小園だ。根尾と同じ左打者で、昨春の選抜大会では4試合で打率5割(18打数9安打)、1本塁打。2年生ながらU-18(18歳以下)ワールドカップにも出場した。2選手ほど注目度は高くないものの右打ちの遊撃手、天理の太田にも熱視線を送る。強豪校で1年夏から遊撃のレギュラーを務める太田を含めた「近畿三羽がらす」に対する密着マークを続けていく。

 早い段階から高校生野手を1位候補としてリストアップする背景には、チームの根幹といえるセンターラインを長期的に揺るぎないものにしたいという考えがある。球団は09年秋のドラフトで6球団が競合した菊池雄星(岩手・花巻東高-西武)の指名を回避し、大分・明豊高で甲子園に出場した今宮の「一本釣り」に成功。当時不動の遊撃手だった川崎が10年に国内フリーエージェント(FA)、11年には海外FA権を取得見込みだったことも見据え、次世代の内野の要と踏んでの指名だった。その今宮は12年にレギュラーに定着。いまやチームに絶対不可欠な存在となっている。

 その今宮も順調なら19年に国内FA、20年には海外FA権を取得する。九州出身でチームに愛着を持っているとはいえ、次世代の内野の要を獲得しておくことは、常勝軍団を目指す球団にとって自然な流れだ。11年ドラフトから7年連続で投手を1位で獲得しているが、将来を見据えて今秋のドラフトでは「シフトチェンジ」することになりそうだ。

=2018/01/04付 西日本スポーツ=

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