ソフトB中村晃 3年連続全試合出場へ 球団史上65年ぶり快挙狙う 宮古島自主トレ公開

沖縄県宮古島市の砂浜でジャンプを繰り返す中村晃
沖縄県宮古島市の砂浜でジャンプを繰り返す中村晃
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 福岡ソフトバンクの中村晃外野手(28)が、球団史上65年ぶりの快挙に狙いを定めた。22日、沖縄・宮古島での自主トレを公開。今季の目標に3年連続全試合出場を掲げた。達成すれば、ホークスの外野手では南海時代に堀井数男が記録した5年連続(1951年から55年)以来、2人目。昨年8月から個人契約する島袋裕二氏(44)のトレーニング指導も受け、高いハードルを自らに課した。

■きっかけは15年最終戦

 自身3年ぶりの打率3割でもなければ、売りの一つでもある出塁率を追い求めるわけでもない。南国・宮古島で日々、鍛錬に励む中村晃が掲げた今季の目標は、実にシンプルだった。

 「チームとしては優勝、連続日本一というのが当然の目標だけど、個人的には全試合出場。それだけですね。他にクリアしたい数字は、特にありません」

 2016、17年シーズンと過去2年、中村晃はホークスのスタメンに名を連ねてきた。かつては胃腸炎などの体調不良で先発落ち、あるいは欠場が目立ったが、それももう過去の話。ここ2年はレギュラーシーズンに加え、クライマックスシリーズ、日本シリーズと全304試合に先発出場を続けるなど、全試合出場にかける思いは、人一倍だ。

 きっかけは15年シーズンにあった。その年、3割ジャストでシーズンを終え、3年連続打率3割をクリアする一方、首脳陣の配慮もあってシーズン最終戦は欠場。“他力”で打率3割を守ったことが、ずっと心に引っ掛かっていた。

 「15年の最終戦、試合に出ずに(打率)3割をクリアした。それをすごく後悔していて。やっぱりレギュラーはグラウンドに立たないと。試合を休むことで他の人にチャンスを与えることになるし、その試合しか見に来られない人もいる。だから個人記録よりも、全試合出場の方が大事」

 球界を見渡せば、外野手で3年以上全試合出場を続けるのは丸(広島)の4年、秋山(西武)の3年と2人だけ。ホークスでは51年から5年連続の記録を持つ堀井だけで、至難の業であることが理解できる。「そのために、いま、しっかり土台をつくらないと」。今年で3年目となった宮古島自主トレでは、昨季途中から個人契約を結ぶ島袋氏指導の下、インターバル走にタイム走、追い抜き走と連日、1時間以上に及ぶランニングメニューをこなしている。

■「すべては自分のため」

 また、ランニングメニュー間の休憩時間が短いのも特徴的で、体力の回復機能を向上させる狙いがある。シーズン全試合出場を目指す中村晃に見合った練習法だ。「今年の自主トレは今までで一番きついけど、すべては自分のためですから」。ホークスで半世紀以上も閉ざされた重く、分厚い“扉”をこじ開けるため、地道に準備を進める。(石田泰隆)

=2018/01/23付 西日本スポーツ=

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