ソフトB工藤監督やきもき 東浜に続きバンデンまでも… 先発投手に曇天続き

5回無死一、三塁、マウンドを降りるバンデンハーク
5回無死一、三塁、マウンドを降りるバンデンハーク
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 ◆オープン戦 ソフトバンク3-4中日(21日・ヤフオクドーム)

 雨が降りやまない福岡の天気同様、なんともスッキリしない。バンデンハークだ。前日グランドスラムのアルモンテを最速154キロの快速球で空振り三振に切って取るなど抜群の立ち上がりだっただけに、2回以降の“変調”に工藤監督も「(フォームの)バランスがうまく取れていないように見えた」と首をかしげた。結局3人で終わったイニングは初回だけだった。

 走者を背負うと、制球がばらついた。変化球が浮き、釣られるように真っすぐも抜けた。甲斐とのサイン交換が決まらず、マウンド上でいら立つ姿も見せた。先頭の大島に三塁打を打たれた5回は、続く京田にチェンジアップを右前へ運ばれた。さらにアルモンテを歩かせたところで降板した。この時点で球数は88球。この日は100球がめどだったが、走者を置いたときの田中の投球を見る意図もあり、首脳陣は交代を決定した。4回3失点だった前回14日の巨人戦に続き、不安を残す結果となった。

 調子が上がらないのは昨季13勝のバンデンハークだけではない。前日20日は昨季最多勝の東浜が2本塁打を含む6回5失点。開幕投手の千賀も16日のウエスタン・阪神戦で5回1失点も被安打5の3与四球。武田も18日のヤクルト戦で2発を食らうなど、登板後に先発陣から納得の声が聞かれることはない。

 東浜とバンデンハークのオープン戦登板は終了。「もう少し変化球の精度を上げたい。しっかりアウトを取れる、いい球を投げられるようにしたい」と口にしたバンデンハークは27日の東浜に続き、翌28日のウエスタン・広島戦(由宇)での調整登板が決まった。

 工藤監督が「5人は決まっている」と明言して臨んだ春季キャンプ。開幕ローテーションの“席”を確保された状態でオープン戦も最終盤を迎えたが、この日のバンデンハークをはじめ、開幕までの準備が整ったとは言い難い。サファテ、岩崎ら自慢の救援陣に昨季のようなフル回転を強いないためにも、長いイニングを投げることを含めて今季の先発陣が求められたハードルは高い。他球団がうらやむ陣容を誇りながらも、まだ一抹の不安を抱えている。 (鎌田真一郎)

=2018/03/22付 西日本スポーツ=

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