ソフトB打たれすぎ…18戦で22被弾 デビュー戦ドラ2高橋礼を救えず

6回、日本ハム・西川に3ランを浴びたソフトバンク・田中
6回、日本ハム・西川に3ランを浴びたソフトバンク・田中
写真を見る
ベンチで腕組みする工藤監督(左から2人目)
ベンチで腕組みする工藤監督(左から2人目)
写真を見る

 ◆日本ハム11‐2ソフトバンク(22日・札幌ドーム)

 「野球の華」が屈辱の乱れ咲きだ。工藤ホークスが今季初の2桁失点で大敗を喫した。プロ初登板初先発のドラフト2位、高橋礼投手(22)は4回3失点ながら降板時点で1点差。勝機はあったが、3番手の田中正義投手(23)が2本の3ランを浴びた。開幕18試合で22被弾は工藤監督就任4年目で最多。華やかな一発を次々に供給し、首位西武とのゲーム差は今季最大の4・5に広がった。

■工藤監督は若手投手へ親心

 試合を決定づけられる一発を、皮肉にもタカ党が陣取る右翼席の一角にたたき込まれた。4点ビハインドの6回。1死一、三塁で、田中がフルカウントから西川に投じたスライダーが、内寄り高めへと浮いた。迷わず強振されての3ランで、7点差。前日21日に10得点した打線は残り3イニングの攻撃を残していたが、戦意をそがれる痛恨すぎる一発になった。

 「もったいなかった? そうですね……。次、頑張ります…」。試合後の田中は、報道陣の問い掛けに空中の一点を見つめたままそう答えるのが精いっぱいだった。無理もない。「痛恨の一発」は、1発だけではなかった。プロ初登板初先発だった高橋礼が3回までに3失点したものの、味方打線が4回に2点を返し1点差。5回に2番手の飯田が招いた1死一、二塁のピンチで登板した田中は、4番中田に高く浮いた直球を豪快に左翼席へと運ばれ再び点差を広げられた。

 「まあ、ピッチャーは打たれるのが仕事みたいなところもあるし。打たれる分に対して責めるつもりはない。そこを勝負にいったということは、別に悪いことではないので」

 あまりに痛すぎる「3ラン×2」だったが、工藤監督は2年目の右腕をかばった。今後の糧にしてほしいという若手投手への親心ではあるが、チームにまん延する「一発病」は深刻な状況だ。今カード初戦も武田が6回1/3を2失点と先発投手としての仕事は果たしたが、序盤に大田に浴びた一発が最後まで重くのしかかり1点差で敗戦。ここまで18試合で22被弾と、超ハイペースで敵チームに本塁打を供給し続けている。

 1週間前には得意の鹿児島で劇的なサヨナラ勝利を飾ったが、痛恨の2被弾でチームは5カードぶりの負け越しとなった。故障者続出もあり例年のような勢いになかなか乗れない中、明日24日からはリーグ首位を走る西武との3連戦が控える。12球団断トツのチーム打率2割8分9厘を誇る強力獅子打線を、王者の意地で封じなければV2への道は険しくなる。 (倉成孝史)

=2018/04/23付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]