
☆データはすべて掲載日時点のものです。ご利用の際はお手数ですが、お店にご確認ください。
(C)西日本新聞社
20010515
釜出し千鳥饅頭 …のようで…でない?
千鳥屋
福岡市・天神
092(721)6876
千鳥の焼き印のあるきつね色の饅頭(まんじゅう)を割ると、北海道・十勝産手亡(てぼ)豆の乳白色のあん。おなじみの千鳥饅頭のようだが、微妙に違う。水気があって柔らかな皮に、焼き芋のようなホクホクのあんが包まれている。
作りたてを食べたいという要望にこたえて、昨年夏から福岡市・天神の本社工場で売りだした。「全国展開する千鳥屋グループのなかでも、釜(かま)出しはここだけ」と原田光博社長(62)。都心に工場がある利点を生かしたという。
できたての味わいは1時間ほど。名菓は居住まいを正させるが、釜出しは歩きながらでもすぐにかぶりつくのが作法だろう。
【メモ】福岡市中央区天神2丁目。新天町側の本店の店舗ではなく、岩田屋Zサイド側の工場事務所で販売。1個85円。5個430円(箱代込み)。午前10時−午後3時。水、日曜休み。
20010510
タコス 沖縄好きがギュッ
ゆいまーる
福岡市中央区六本松
092(732)4462
暑い気候の中で独自の食文化を持つ沖縄。清水茂紀さん(30)・勢津子さん夫妻がとりこになったのはタコスだった。のんびりした風土に魅せられて7年ほど前から現地へ通い、「二人の店ができたらタコスを出そう」と数十軒の店を食べ歩いた。インドカレー店で働いていた茂紀さんは昨年2月に独立し、カレーとタコスの店「ゆいまーる」を福岡市中央区六本松に構えた。
具はキャベツとチェダーチーズ、11種類のスパイスで味付けした牛ミンチをやわやわトルティーヤ(皮)で挟む。具をこぼれにくくしたやわやわトルティーヤは揚げるため作り置きはしない。冷めると油でキャベツのシャキシャキ感がなくなったりする。だから、持ち帰りは店で食べて味を知っている人に限定。二人のタコスには、沖縄へのあこがれがギュッと詰まっている。
【メモ】180円。正午から午後11時。月曜定休(月曜が祭日のときは営業)。
20010503
こいのぼりクッキー おやつの大河で遊ぼうよ
る・せるくる
福岡市中央区浄水通
092(523)8868
5月の空に泳ぐこいのぼり。洋菓子店「る・せるくる」に泳ぐのは、手のひらサイズのちょっとカワイイ味なヤツ。人気の「こいのぼりクッキー」は、毎年4月から5月5日の「こどもの日」まで発売の限定品。職人として12年のキャリアを持つ、同店チーフの加野文美さんによると、厳選したバターや粉を使い「子供さん用に卵黄を増やし、口どけよく仕上げた」という。
ピンクのうろこの白いコイは、バターを生かしたプレーンな味。白いうろこの黒いコイは、ココア入りでほろ苦い。目やうろこはホワイトチョコがベース。「手がきだから1匹1匹表情がちがいます」と加野さん。1個50円なので、お母さんと来た子供が、自分のお小遣いで買っていくという。小さなコイはおやつの水先案内人。「洋菓子の大河で遊ぼうよ」と誘う。
【メモ】午前10時―午後8時。
20010426
クリームパン 空気のようにスカスカ
博多・今宿 治七(じひち)のクリームパン
福岡市西区今宿
092(806)4229
普通、パン屋さんには朝のイメージがある。OLや学生が通勤・通学前に買っていく姿を想像してしまう。ところが、「博多・今宿 治七(じひち)のクリームパン」(福岡市西区今宿)のお客の大半は午後からだ。主人の野坂弘一さん(29)は言う。「焼き上がりが昼ごろなので」
朝寝坊な店なのではない。朝6時に作業を始めても出来上がりは正午すぎ。膨張剤などを使ってないうえ、パン粉も膨らみにくい国産のうどん用小麦粉だからだ。食べると、舌は自家製クリームに反応する。でも、それは「スカスカで空気と一緒にクリームを食べる感じ」(野坂さん)の存在感の薄いパンがあってこそ。ちなみに、クリームパン8種の見た目は同じ。アーモンドスライス(カスタード)、クルミ(ココア)などパン中央部の付着物で見分ける。
【メモ】1個120円。午前9時―午後7時、水曜定休。
20010419
おおはしシュークリーム 条件反射しそうな香り
お菓子のいちりゅう大橋店
福岡市南区大橋3丁目
092(562)8686
「過激な形の大橋限定のシュークリームがある」と聞き、福岡市南区大橋3丁目の「お菓子のいちりゅう大橋店」をのぞく。トゲトゲのついた、ハードボイルドな面もちの「おおはしシュークリーム」。同店の職人藤川誠一さん(23)によると、1996年の開店時に「記念に地名入りのお菓子をという先輩の思い」で創作された。
表面の突起はアーモンド。歯を立てるとシューのサックリ感、続いてカスタードクリームのとろりとした甘みが舌に広がる。アーモンドをかみ砕くと香ばしさが加わり、最後の一粒まで舌で探りたくなる。
若いスタッフが多い同店は新製品の開発にも積極的。「現在“大橋”ブランドのプリンを試作中です」と藤川さん。これからは、大橋と聞くと条件反射で甘い香りを感じてしまいそう。【メモ】1個120円。営業は午前10時―午後9時。無休。
20010412
パウンドケーキ シナモン風味 生地に詰まった夢
珈琲フッコ
福岡市中央区大名
袋から出すと、ブランデーと混ざり合ったシナモンの大人びた香りが漂う。生地はぎっしり重ためで、フォークを刺す手にも力が入る。「今風の軽い食感じゃない。ちょっと古風」と、「珈琲フッコ」マスターの市原道生さん(46)。焼いているのは、かつて店の常連だった柳本久子さん(34)だ。高校時代からケーキ作りは好きだったが、ケーキ店への就職は考えなかった。「友達に作って喜ばれたのが原点。目が届く小さい規模が性に合ってるんです」。
約8年前、店にケーキが欲しかった市原さんとともに検討し、シナモンやレーズンなどパウンドケーキ9種類を用意した。コーヒーに次ぐ人気商品に育ったのは、ごくシンプルな夢が生地とともに、ぎっしり詰まっているからかもしれない。【メモ】持ち帰り250円。正午―午前0時。
20010405
ソフト&ヨーグルト 夢の一里塚として
ミルン
福岡県那珂川町中原
092(953)2652
「ここでならあの味ができるかもしれない」と白水聡さん(40)は直感した。脊振山の山腹、標高600メートルの緩斜面に広がる緑のまきば。かつて訪れたスイスで食べた熟成チーズの深い味が脳裏に蘇った。5年前、妻の親類が経営する会社「ヨコオ牧場」の脊振牧場(佐賀県脊振村)を初めて訪れたときのこと。まもなく菓子メーカーの研究者の職を辞し、同社で働きはじめた。
昨年、実家のそばに牧場直送の乳製品の店「ミルン」(福岡県那珂川町中原)を出した。オリジナルの「ソフト&ヨーグルト」は、酸味の利いたドリンクタイプのヨーグルトに、香り高いジャージー牛乳のソフトクリームが浮かぶ。ヨーグルトは白水さんの手製。「チーズと同じ発酵食品なので手慣らしに作ってみました」。いわば夢の一里塚だ。【メモ】300円。午前11時-午後7時。月曜定休。
20010329
コーヒー大福 父譲りの「一日もん」人気
深江だんご屋
福岡県二丈町深江
092(325)3307
芦田弘子さん(54)の実家は佐賀県唐津市のもち屋さん。亡き父は休日嫌いの働きものだった。口癖は「もちは一日もんやけん」。毎日、作業してその日に売り切った。添加物を混ぜて日持ちさせるのを頑として嫌ったのだ。
弘子さんは小さいころから、家業を手伝っていたが、会社員の夫と結婚してからは二十数年来、専業主婦だ。子育てが一段落したことなどから三年半前、福岡県二丈町深江で「深江だんご屋」を始めた。「退屈なので、時間つぶしのつもりだった」
ところが、生クリームとコーヒー味のあんを、もちでくるんだこの大福が口コミでヒット。1日400個前後が連日売り切れる。実は味付けのコーヒーはインスタント。それでも人気なのは、父譲りの口触りのいい「一日もん」のもちのおかげなのだ。【メモ】1個80円。午前10時―午後5時、月曜定休。
20010322
アスパラベーコンパン 父娘の「門出」の味
ベジタリ
福岡市中央区黒門
092(741)7472
「野菜のパン屋」と掲げるだけあって、ベジタリ(福岡市中央区黒門)の店先にはさまざまな野菜を使ったパンが並ぶ。ブロッコリーにレンコン、枝豆、ナス、極めつけは、ベーコンを敷いた上にゆでたアスパラを並べたこのパン。「そのアスパラ、熊本県植木町の実家の畑で採れたものです」と店長の早川民さん(33)が自慢する。
元公務員の父は数年前、定年より早めに退職し、農業を始めた。植木特産のスイカより作りやすいアスパラを主に手掛けている。一方、早川さんは会社勤めを経験した後、「おいしいパンを作りたい」と25歳で転職。一昨年秋に独り立ちした。「世間では野菜不足が言われているし、何しろ実家から届く野菜がおいしくて」。奇をてらったようなパンも、実は父娘それぞれの人生の門出に作り出された一品である。【メモ】1個170円。営業は午前7時―午後8時、日祭日は休み。
20010315
クラシック・ショコラ 「王道」のチョコの味
コート・ドール
福岡県太宰府市大佐野
092(918)3500
甘さ、ほろ苦さ、そしてスポンジのしっとり感。この微妙なバランスは日本で味わったことがなかった。オーナーシェフの北島誠太郎さん(30)は約2年間、フランスで修業。そのときに出合ったのが、「ショコラ(チョコレート)」の焼き菓子だ。
店は福岡県太宰府市大佐野の丘陵地にある。「修業中、東部のブルゴーニュ地方にあるコート・ドールと呼ばれる丘が好きだったんです。そこの雰囲気に似ていて」。「コート・ドール」は店名でもある。
豊富な種類の焼き菓子の多くには「合格絵馬」など、地元太宰府ゆかりの名を付けた。が、この「ショコラ」には特にオリジナル名はない。その名も「クラシック・ショコラ」。変に飾らず、「王道」の商品として売ろうという心意気が感じられる。【メモ】1個150円。300円のショートケーキもある。午前10時―午後8時、月曜定休。
20010308
バナナカスタード ひそかに活躍レモン果汁
カナデアンコーヒーショップさわら
福岡市早良区重留1丁目
092(804)6592
生でもなくジャムでもない、甘酸っぱく仕上げたバナナのこま切れが入っている。さくさくした表面のスポンジケーキ、濃厚な味のカスタードクリームとのバランスが絶妙。カナデアンコーヒーショップさわら(福岡市早良区重留1丁目)の「バナナカスタード」だ。ケーキ作りを独学で約20年間続けている高山敬子さん(60)が、昨年考案。桃やリンゴでも試したが、バナナとクリームの相性が抜群だったとか。
子どもも安心して食べられるようにとアルコール類を使わないのがこだわり。バナナの風味を引き立てるために配合したレモン果汁には、すぐ黒くなる果実の色を保つ効果も。「買って1日置き、味がなじんだら食べごろ」という変わり種ケーキは「甘夏カスタード」と入れ替わる5月末までの限定販売。再登場は10月中旬だ。
【メモ】1個380円(持ち帰りは30円引き)。1日10個限り。午前10時―午後10時、月曜定休。092(804)6592。
20010301
黒米おはぎ モチモチでプチプチ
養玄天神店
福岡市中央区天神3丁目
092(741)8552
外観は小豆色だが小豆ではない。よく見ると黒や茶色の粒々がまだらに光っている。実は黒米。自然食レストラン「養玄」のおはぎは小豆あんを黒米のもち米でくるんでいる。「黒米は白米より栄養が豊富なので」とスタッフの高畑友喜さん(32)。あんに使うのも黒砂糖。穀物も砂糖も精製していない黒いものの方が体にいいという考えからだ。黒米は表皮が硬いため、ハトムギ酵素を入れて軟らかく炊く。モチモチ感の中にある黒米のプチプチ感が小気味いい。
おはぎの真ん中にはウコン粉で染めたハスの実と赤い枸杞子(くこのみ)。黒米は生産者が限られているため入手も一苦労で一時、店頭に出せなかったことも。「大事なお米。すべて注文を受けて作ります」
【メモ】2個500円など。午前11時―午後9時(午後5時以降は要確認)。
20010222
プリンブランシェ 「白」に込めたロマン
浄水浪漫
福岡市中央区浄水通
092(526)4656
ブランシェはフランス語で「白」の意味。その名の通り、薄くかけられた生クリームの白があざやか。生地も生クリーム入りだが、スプーンですくうと形が崩れる流行の生クリーム入りプリンより固い。「別名“半熟プリン”。火加減を研究してプリプリの食感を出した」と「浄水浪漫(ろまん)」のオーナー、梅原誠さん(69)。
梅原さんは和洋菓子チェーンの元経営者。1960年代から製造の機械化・合理化を徹底し、1軒のお菓子店を九州有数のチェーンに育てた。その一方で12年前に開いたのがこの店。「事業を拡大するのもおもしろいが、お客さん1人ひとりと話せる規模の商売のほうが本当は楽しい」。お菓子はすべて店内での手作り。チェーン店では果たせない梅原さんのロマンが、店とお菓子に込められている。
【メモ】200円。福岡市中央区浄水通。午前10時―午後8時。092(526)4656。
20010215
チーズレーズンパイ ソムリエ作 大人のパイ
カントリー焼菓子家
福岡市城南区別府
092(845)8833
夕方になると、背広姿のお父さんが並ぶ福岡市城南区別府のパイ専門店「カントリー焼菓子家」。人気商品は「チーズレーズンパイ」だ。パイ生地の間にカスタードクリームとクリームチーズの2層をはさむ。お父さんにも人気なのは、煮詰めたリキュールで甘みを出しているためだろう。
3年半前に店を継いだ中村和久店主(36)の本業はソムリエ。夜は同市内のイタリア料理店でワインを注ぐ。クリームチーズには「本来の味を楽しんでほしい」と一切砂糖を入れない。カスタードに入れた卵リキュールの甘みがほのかにするだけ。このほかアップルパイにはリンゴのブランデー、マロンパイにはマロンリキュール と、材料に合わせお酒を使い分ける。酒とチーズへのこだわりがソムリエらしい。
【メモ】1個380円。1日9個限定。午前10時30分―午後7時。第2、第4日曜定休。
20010201
丸長飴 歴史遺産?のあめ
黒門飴板谷商店
福岡市中央区荒戸3丁目
092(741)8878
マンションが並ぶ通りで、明治創業以来の店構えを保つ「黒門飴(あめ)板谷商店」(福岡市中央区荒戸3丁目)は異色の存在だ。店主の板谷ミサホさん(77)によると、ここのあめを食べると母乳に恵まれるという言い伝えがあり「おばあさんが、お産が近い孫の嫁に、と買っていきます」。
自慢の「丸長飴」の製法も昔ながらだ。水あめを煮て、冷やしながらかき混ぜる。透明なあめは、空気と混ざり合いながら濃い乳白色に変わっていく。のばしたあめを包丁で切り、包装する。口に含むと、懐かしい甘さが広がった。
同店は毎年付近の小学生が社会の授業で訪れる、地域の「歴史遺産」的な存在。あめを配ると、子供には新鮮な味らしく、リピーターも多い。ミサホさんが「のれんを守り続けてよかった」と感じる瞬間だ。
【メモ】1袋300円。営業は午前9時半―午後7時。不定休。
20010125
ショコバナナ 洋の東西で好まれる
サイラー
福岡市南区長丘
092(551)7077
バナナとチョコレート。この食べ合わせは国を越えて好まれているようだ。福岡市南区長丘のオーストリア菓子店「サイラー」に並ぶショコバナナは、バナナ形の土台は卵黄と卵白を別に立てて作ったやや硬めのスポンジに、バニラカスタードを塗ってバナナを乗せ、チョコでコーティングしている。「気軽に家で作るおやつ」と店主のアドルフ・サイラーさん(37)。
「サイラー」の本家はザルツブルク近郊で1913年に創業。サイラーさんは83年に技術指導で福岡へ。94年に独立したが、ショコバナナは「形がシンプルで日本人に合わないかも」と出さなかった。一昨年、帰郷した折、息子さんがとりこに。「なぜ日本で作らないの」という一言で作り始めた。「ザッハトルテだけでなく、オーストリアのいろんなおやつを味わってほしい」
【メモ】180円。営業は午前7時―午後8時。元旦のみ休業。
20010118
カスタードたい焼き 「野間」はブランド名
野間名物鯛焼本舗
福岡市中央区草香江
092(752)8582
「中央区なのに『野間』と名乗っているたい焼き屋がある」と聞き、福岡市中央区草香江に行った。垂れ幕には「野間名物鯛焼(たいやき)本舗」の文字。野間といえば同市南区のはずだが…。店長 の古閑芳孝さん(50)に聞くと、40年以上続いた野間の店を3年前にこの場所に移転したが、店名はそのままにしているのだという。
移転後の新メニューの「カスタードたい焼き」は、薄い外皮のカリカリした食感が絶妙。持ち帰りの場合は箱に吸湿紙を入れてくれる。濃厚な香りのクリームは、以外とサッパリした味だ。あんこに比べると流れやすいので、穴を作らないように焼くのが、職人芸だという。
昨年西区豊浜に支店を出した。福岡市内の各所で「野間名物」の名を見かける日がくるのかも。
【メモ】150円。営業は午前10時―午後7時。火曜日定休
20010111
海を眺めて食べる ミックスサンド
今屋
福岡市中央区西公園
092(733)0410
博多湾を見渡せる西公園(福岡市中央区)の展望台に、30年近く車でホットドッグを作り続ける「今屋」がある。そのミックスサンドは、パンにひき肉といためたキャベツを敷き、手作りハンバーグとウインナーをはさむ。特にハンバーグはニンニクと赤ワインを入れた独特の味で人気だ。
開店当時はまだ外食が一般的ではなく、「真夜中でもジュースを買う人が並ぶほどだった」と店主今崎勝美さん(55)は回想する。その後、方々に低価格のファストフード店やコンビニができた影響で、客は減少し、終業時間を繰り上げた。それでも味を懐かしんで訪ねてくる人は多い。「ここは夏、カブトムシがいるし、自然が残っているのがいい」。車が走るのは車検のときだけ。あとはずっとここで営業している。
【メモ】1個350円。営業は午前10時―午後7時。不定休。雨の強い日は休業。
20001228
モモ おおらかな味が魅力
マイティガル
福岡市中央区桜坂
092(751)5363
ネパールの蒸しギョーザだ。が、同国出身の主人、クマール・コダカさん(38)は「ネパールでも民族によっては宗教上食べないし、貧しい層もめったに食べられない。おいしんだけどね」と説明する。
福岡市中央区桜坂に雑貨店「マイティガル」が開店したのは2年前。お客からの強い要望で、ネパールの家庭料理も作るようになった。人気のモモは肉やタマネギなどの具のほか、シナモン、コリアンダーなどの10種類近いスパイス入り。それを特製トマトソースにつけて食べるが、何もつけずにそのままでもいける。「ただ…」とコダカさんは笑う。「毎回、味が違うみたいなんだ」。気分で材料も味付けも微妙に変わるのだ。指摘する客も、怒っているわけではない。おおらかさが魅力なのだろう。
【メモ】6個入り500円。営業は午前11時半―午後9時。水曜定休。30日―1月3日まで休み。