五ケ瀬川漁協(宮崎県延岡市北方町)は三十日、同市内を流れる五ケ瀬川の三カ所で、二〇〇六年度の稚アユ約千キロ(約二十万匹)の放流を行った。六月一日のアユ漁解禁前の恒例行事で、今後、来月までに計約三千五百キロ(約七十万匹)を放流する予定だ。
放流は、同市内の細見、北方町川水流、岡元の三地区で行われた。このうち、岡元地区では、同漁協が養魚場(同市三須町)からトラックで運んできた体長八センチ前後の稚アユ約六百キロ(約十二万匹)を、組合員六人がポンプでくみ上げ、ホースを使って川に流すなどした。
同日の五ケ瀬川の水温は一四・二度(午前九時半)で、放流には絶好の水温。放された稚アユは元気よく泳いでいた。
菊池直一組合長(78)によると、稚アユの放流は例年四月に入って行うが、養魚場での成長が早く、今年は前倒して行ったという。同漁協では、県内に昨秋来襲した台風14号の影響で、川の濁りやえさのこけが流された影響から、今年のアユの遡(そ)上(じょう)は二週間程度遅れて五月初めを予想しているという。