
2月1日から、森栗丸さんの朝刊漫画「おーい 栗之助(くりのすけ)」が始まりました。
「読むと心があったかくなる」と漫画雑誌読者から20年以上にわたって愛されてきた「あじさいの唄」の登場人物が、はじめて4コマ漫画になって新聞に登場します。
栗之助とは、傘張り浪人の父親と息子の2人暮らしの家庭に飼われている雑種の犬の名前。生まれて間もなく捨てられ、雨で、びしょぬれになっているところを、息子の栗太郎に拾われました。今では兄弟同様で、いつも「おーい 栗之助」と呼ばれています。
金はないけど、やさしさだけはあふれている一家を中心に、愉快な登場人物たちが繰り広げる、心ほっこり、時にはチョッピリ泣ける家族漫画--。ご期待ください。

ホッと一息、楽しめる漫画になるように、心をこめて描きます。どうぞよろしくお願いします。
▼森 栗丸(もり・くりまる)
鹿児島県生まれ、静岡県育ち。国学院大法学部卒。投稿作品「あじさいの唄」が1990年、「ビッグコミックオリジナル」増刊号に採用されデビュー。93年にオリジナル本誌に移り、現在も連載中。98年、日本漫画家協会賞優秀賞。神奈川県在住。

森栗丸さんの4コマ漫画「おーい 栗之助(くりのすけ)」は、20年以上前から、漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で親しまれてきた「あじさいの唄」がベース。その登場人物たちが、そのまま4コマ漫画で活躍する。作者の森さんが「今では家族同様」という主な登場人物を、森さんの言葉も交えながら、ご紹介しよう。
- ◆栗之助
- シバイヌ系のオスの雑種。生まれて間もなく捨てられ、アジサイの花の下で、びしょぬれになっているところを栗太郎少年に拾われた。作者の森さんは「雨の中でびしょぬれになってたたずんでいる犬の写真を見たのが、この物語を思いついたきっかけです」と振り返る。飼い主の栗太郎少年が大好き。人間の言葉が分かる。
- ◆栗太郎
- 金の無い傘張り浪人の一人息子。幼いころに母を亡くし、犬の栗之助が兄弟代わり。いつも「おーい 栗之助」と呼んで遊んでいる。素直で明るく元気な少年だが、学業、剣術とも「ごく普通」。友達の母親を見る度、死んだ母上を思い出す。
- ◆父上
- 傘張りをして糊口(ここう)をしのいでいる浪人だが、実は剣の達人。亡くなった妻を今でも愛していて、再婚できないでいる。口は悪いが、根はやさしい。結構ハンサム。森さんは「昔から時代劇が好き。とくにテレビの『子連れ狼(おおかみ)』や、映画の『用心棒』(黒澤明監督)とか」と話す。
- ◆母上
- 病気で亡くなった、アジサイが大好きだった美しい人。天国から夫と、息子を見守っている。
- ◆殿
- 家老の目を盗んでは町中に抜けだし、身分を隠して町人と過ごすのが大好き。栗太郎の父とは親友だが、父は、相手が殿様とは知らない。
- ◆ごんちゃん
- 栗太郎の寺子屋仲間で親友。時蔵という弟がいる。
- ◆竹村君
- 栗太郎の寺子屋仲間。理屈屋、いやみな面もあり、時々ケンカするが、最後は仲良しに。
- ◆みくちゃん
- 栗太郎の寺子屋の仲間。栗太郎が好きな子だが、みくちゃんの方は「良いお友達」程度か。
- ◆高村先生
- 栗太郎が通う寺子屋の先生。熱心で涙もろい。