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 パリを愛し、描き、パリに燃えつきた天才画家
タイトル3 佐伯写真  佐伯祐三が大阪に生まれて今年で100年を迎えます。わずか30年の燃えるような生涯でしたが、その芸術は今日ますます高く評価されています。

 東京美術学校を卒業した1923年、パリに渡った佐伯を待ち受けていたのは、野獣派(フォーヴィズム)の巨匠ヴラマンクの「このアカデミック!」という一喝でした。以後パリ郊外に激しい心情表現を求めて彷徨し、やがてユトリロの影響も受け、佐伯が見い出すのはパリの古い街並みやパリ庶民の生活でした。

 短い一時帰国もそこそこに、1927年、再びパリに戻った佐伯は、残されたわずかな時間を製作に熱中し、半年余りの間に魂の底から噴き上げるような、内面的な作品を多数制作します。
 ポスターの文字が躍る街頭風景やカフェテラス、人間の真実を見据えるような人々の肖像、そしてパリ郊外モランの永遠を思わせる田園風景。いずれも、激しい筆致の中に画家佐伯祐三の真実があり、日本近代洋画の香気が伝わってきます。

 このたびの展覧会では、「ガス灯と広告」(1927年)「広告(ヴェルダン)」(1927年)「郵便配達夫」(1928年)「ロシアの少女」(1928年)などの代表作を中心に、初公開を含む油彩画約110点で佐伯祐三の生涯をだとります。不世出の天才画家の芸術をこころゆくまでご鑑賞ください。

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「佐伯祐三展」作品の一部ご紹介
※色など実物とは多少異なっている点はご了承下さい。

gas kokoku
ガス灯と広告 1927年
東京国立近代美術館所蔵

広告(ヴェルダン) 1927年
大原美術館所蔵

yubin rosia
郵便配達夫 1928年
大阪市立近代美術館建設準備室所蔵

ロシアの少女 1928年
大阪市立近代美術館建設準備室所蔵

moran jigazou
モランの寺 1928年
大阪市立近代美術館建設準備室所蔵
立てる自画像 1924年
大阪市立近代美術館建設準備室所蔵

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