Artium Creator Support Project
For Rent! For Talent! 〜 ジャンルフリーの公募展
2005.11.5(Sat) → 2005.11.20(Sun)
「For Rent! For Talent!」はあらゆるジャンルのクリエイターに展示スペースを開放し、その創作活動と可能性を支援することを目的として企画された公募展です。約70件の応募の中からファイル審査によって選ばれた8組の作家により、展覧会が開催されました。ここでは入選者の展示作品、および審査員のコメントをご紹介いたします。
※審査員コメントはファイル審査時のものです。
キクタケススム KIKUTAKE Susumu
1972年生まれ
<ラッシュアワーガール2019>
「ロンドンの監視カメラ」、「東京のラッシュアワー」から作者が連想した「監視カメラを携行する近未来の女子高生」像を展示。
【審査員コメント】
発想が大胆で個人的イメージを実施する行動力には敬服いたします。つまらないネタのようでありながら、ある種の現代の恐怖を物語っています。表現の適正な力加減が興味津々。
IAF SHOP*
2004年リニューアルオープン(現代美術ギャラリー)
<Zapping>
zappingとは、他者と共存するお茶の間で、序列のない映像を、鑑賞者が瞬間の感性により掴み取る上映システム。
【審査員コメント】
映像を見せる状況の作り方が絶妙ですよね。鑑賞者同士の微妙な関係を刺激する可能性に期待します。映像を見せるシステムを提案しているという点に共感。畳とちゃぶ台というセットはもっと更新すべきだと思いますが…。
ミヤタチカ MIYATA Chika
1980年生まれ
<明日あたり動物園へ行かないか?>
動物園に行った時のわくわくや楽しさを感じてもらいたい。
【審査員コメント】
イメージ力と色と質感に対する感性に癒されますね。自覚的ではないと思いますが、もろさ、あやうさ、繊細さ、未熟さ、大人には描けない表現力が凄い魅力です。
YURI
1984年生まれ
<ライブペイント絵画>
観客の視線の中、何も考えず、大きな白い紙にぶちまける。YURIの緊張感と観客の緊張感が一体になり、流れるその時間は味わった事のない快感。
【審査員コメント】
ありあまる表現に対するエネルギーのほとばしりが魅力なんでしょうね。応募されたイラストという手法、ペインティングという手法の表現の中で一番未完成の魅力を感じました。
武内貴子 TAKEUCHI Takako
1979年生まれ
<ムスビケース>
10cm×10cmの間隔で結ばれた白いインスタレーション。
【審査員コメント】
手わざの美しさをつむぎ、空間的な魅力を作り出す技術だと思います。結ぶという作業の時間の意味に共感します。自然空間や日常空間への新しいアプローチに繋がるかのよう。
寺江圭一朗 TERAE Keiichiro
1981年生まれ
<結果、空っぽ。>
人間の、象徴的な行為をモチーフにすることで、強いメッセージを含んだ作品になればと思い、試行錯誤した。
【審査員コメント】
感性度、完成度、閑静度ともに抜群ですね。現代美術っぽい表現に頼っているあたりのもろさもまた表現の狙いなのかな? このもろさの感覚は流通しそうですね。
大木千波 OOKI Chinami
1980年生まれ
<面 −オモテ−>
人は人とどうやって間を保つのか。顔は、人間の内面と外側の世界をつなぐパイプみたいなものだ。
【審査員コメント】
絵画と彫刻の狭間のなんともいえないインパクトですよね。「いやだけどいい」…みたいな。「目を覆いたいけどみてしまう」的な妙な感覚を表現していると思います。とにかく凄そう。
桝田さつき MASUDA Satsuki
1977年生まれ
<結合>
カップルの恋が成就するようなPOPな作品。
【審査員コメント】
表現手法が大胆で、表現の素材が新鮮で、おかしくて力強くて切なくて、とてもいいぞー!…って感じですね。生物の進化も歴史も究極は合体ですものね。恋愛といわず合体とやる現代性ですね。