”クレオパトラ宮殿現る!?”    
11月4日、世界中の考古学ファンを驚愕させるニュースが伝えられた。古代エジプト王国プトレマイオス王朝最後の女王、クレオパトラの宮殿跡と思われる遺跡が発見されたというのだ。場所はエジプトのアレクサンドリア沖の海底で、今回のフランス人考古学者の発見によって,数奇な運命を生きた女王を見守った宮殿は約二千年の長い眠りから目をさますこととなった。海岸近くにあったと思われるこの宮殿は当時市内にいくつかあったものの一つとみられ、恋人でもあったローマの勇者アントニウスとともに過ごした「離宮」であったと思われる。
 古代エジプト文明といえばだれもが真っ先にその名を思い浮かべるであろう女王クレオパトラ(在位紀元前51〜30年)は、古代エジプトの最後の、そして悲劇の女王として知られている。彼女は「彼女の鼻がもう少し低ければ世界の歴史は変わっただろう」(パスカル)といわれた絶世の美女。落日のプトレマイオス王朝を守るため、その美しい姿に贅をつくしたエジプト美004.gif術最高の宝飾品を身につけて勇者アントニウスを迎えたという。謎に満ちたピラミッド、永遠の生命を信じて埋葬された幾多のミイラ、生前同様の生活を彩るためのさまざまな副葬品、幾重にも守られた墓の主を守る神々の像…。彼女の生きた古代エジプト王国とはいったいどんな時代だったのだろうか。また人々は肥沃なナイルの恵みのもとでどのように暮らしていたのだろうか…。



                                           写真は「金の腕輪」(紀元前1450年頃)
              
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