■闘志沸騰(6)エール 長崎南山剣道部(2002/07/21付)
■闘志沸騰(5)兄妹 宮崎日大高柔道部・石井一行監督、石井さやか(2002/07/20付)
■闘志沸騰(4)正剣 鹿児島実剣道部・志水祐一郎(2002/07/19付)
■闘志沸騰(3)ルーキー 熊本西柔道部・立山真衣(2002/07/18付)
■闘志沸騰(2)跳躍 中村学園剣道部・大里文野(2002/07/17付)
■闘志沸騰(1)暗示 嘉穂柔道部(2002/07/16付)
■大会展望(2002/07/16付)
■史上最多1349校出場(2002/07/16付)
■歴代優勝校(2002/07/16付)
■シード80校決まる(2002/07/03付)
■史上最多1349校出場 21日開幕(2002/07/03付)
(6)エール〜再び目指す全国制覇〜 長崎南山剣道部(2002/07/21付)
先輩と後輩が同じ言葉を響かせた。「また一緒に全国の頂点を目指せるなんてうれしい」。長崎南山(長崎)の藤山光治主将(3年)と山本健太(2年)が交える竹刀は、日ごとに激しさを増している。

小学生のときに道場で腕を磨いた藤山(左)と山本は再び同じチームで頂点を目指す
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2人は小学生のとき、佐世保市の「不二剣道錬成館」で練習を重ねた。今から5年前の春に熊本で開かれた小学生の全国大会。中学入学を間近に控えた藤山が大将、6年生になる直前の山本が次鋒を務めた同館は、日本各地から集まった道場の頂点に立った。その後、藤山は早岐中で得意のメンを磨き、長崎南山中に進んだ山本は全国中学大会を制すなど、別々の場所で汗を流し、2人は再び同じチームの一員となった。
懐が深くどっしりした構えで相手を追い込む藤山と勝負強い山本。部の練習が終わった後も、藤山が率先して足を運ぶ学校近くの武道場で、山本ら部員の多くは警察官や教師など社会人の胸を借りる。
長崎県大会を3年ぶりに制し、九州大会では優勝は逃したものの、島原(長崎)との決勝は代表戦にもつれ込む大接戦を演じた。小学生のときに味わった感激を励みに、厳しい練習に打ち込む2人を中心に、チームはひとつにまとまっている。
長崎では来年、インターハイが開催される。来春卒業する藤山は、その晴れ舞台に挑むことができない。「山本がうらやましいですよ。同じチームで戦うのも玉竜旗とインターハイを残すのみ。自分の持っているものを出し切り、後を託します」。山本も「先輩と一緒に日本一になりたい。来年は応援席で安心して観戦できる、と言ってもらえるように頑張る」と口元を引き締める。
長崎南山にとって6年ぶりの優勝を目指す玉竜旗。藤山と山本は互いの剣でエールを交換する。その先には、小学生のときとはまた違った、大きな感激が待っている。(手島 基) =終わり
(5)兄妹〜直伝の背負い投げ〜 宮崎日大高柔道部 石井一行監督 石井さやか
(2002/07/20付)
兄の背中を見て育った。宮崎日大高(宮崎)柔道部の石井さやか(2年)が、柔道を始めたのは3歳。3人の兄がいる4兄妹。すぐ上の兄2人が宮崎市内の柔道道場に通い、けいこする姿を見て、さやかは「柔道をやりたい」と自分から言ったそうだ。

兄妹で力を合わせ金鷲旗の頂点を目指す石井さやかと石井一行監督(左)
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年齢が8つ離れた三番目の兄が現在、同校の保健体育教諭で柔道部の石井一行監督(24)。現役時代は全国中学校柔道大会で55キロ級、高校総体は60キロ級を制覇し、日体大では日本学生選手権2位などの実績を誇る。
さやかの得意技は背負い投げ。石井監督の決め技でもあった。「小さいころから教えてもらい、身についている技です。スピードやキレのある兄のレベルに届くまで、まだまだですね」と、今後も背負い投げにこだわり続ける。石井監督は「自分がイメージする理想の背負い投げには、ほど遠い。技の入り方、投げ方など課題も多い」と妹に対する評価は厳しい。
6月の九州大会は団体が準決勝、個人は決勝で敗れた。さやか自身、波に乗れなかった。理由は右ひざの持病。昨年7月、痛めていた右ひざじん帯を手術した。順調に回復したが、疲労などがたまると痛みが走る。「九州大会は試合前から痛かった。でもこれから金鷲旗、高校総体と続くし、痛いとは言ってられない」
全中で63キロ級を制覇した、さやかが昨春高校に入学と同時に、兄の一行も新任教師として母校に採用された。「いい技やテクニックなどあったら、すべて教えてやりたい」と石井監督。さやかは「練習中、厳しくて怖いけど、普段は優しい兄です」と信頼する。
昨年の金鷲旗女子決勝、副将のさやかは一人抜いたが、次の中堅に敗れた。チームは準優勝。兄妹が挑む2度目の夏は、雪辱に燃える夏になる。(山下浩二)
(4)正剣〜不動心で初V狙う〜 鹿児島実剣道部・志水祐一郎
(2002/07/19付)
頭にかぶる手ぬぐいには「不動心」という言葉が書いてある。雨や雪が降ろうが、場所や環境が変わろうが、日々コツコツとした努力を貫く。そんな意味が言葉に込められている。鹿児島の鹿児島実業剣道部の志水祐一郎主将(3年)は、言葉の精神を受け継ぐ。

悲願の玉竜旗初制覇へ無欲で挑む鹿実の大将・志水祐一郎
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今年、全日本剣道連盟の強化訓練選手として全国から社会人4人、大学生5人が選ばれ、高校生では10人中ただ1人、九州から志水が指名された。剣道の技術、精神面など含め総合的に優れた将来性のある選手が4月、千葉県内の合宿所に集まった。「強い選手の中で、けいこができて勉強になった。メンが思い切り打てるようになりました」。自信もついた。
同じ剣道部に最大のライバルがいる。同級生で副主将の鵜木雄太郎(3年)だ。お互い小学校から知っていた。同じように鍛錬してきた。「性格、癖、お互いの弱点などすべて分かっている。(鵜木の)存在が励みになっています」
鹿実の武道場には、これまで全国、九州大会などで優勝、入賞した表彰状、トロフィーなどが飾られている。剣道部の長い伝統の中で欠けているものがある。今年75回目を迎える玉竜旗の「優勝」だ。「どうしても玉竜旗が取れない。今回は志水と鵜木の二枚看板がおり、狙えるチャンス」と大口昭三監督は期待する。
剣聖の宮本武蔵のことを本で知った。剣の腕前はもちろん、強い精神力などを持つ人間性に興味を覚えた。「自分に出番が回ってきたら絶対に勝ちます。そして、優勝に導きたい」。高校総体の県予選では団体、個人と敗れ、玉竜旗にかける思いは強い。「負けられない」。志水が正剣のメンで悲願奪取。鹿実剣道部の歴史に、新たに優勝という2文字を刻むつもりだ。(山下浩二)
(3)ルーキー〜初優勝に猛ダッシュ〜 熊本西柔道部・立山真衣
(2002/07/18付)
圧倒的な強さを見せつけながら熊本西(熊本)は金鷲旗に乗り込んでくる。
6月の九州大会を5年ぶりに制すなど、今季の団体戦(3人制)でメンバーが喫した黒星は1つのみ。金鷲旗2連覇中の福岡工大城東(福岡)との九州大会決勝で先鋒が敗れただけで突っ走る。けん引役は1年生の立山真衣だ。最も多くの白星をチームに届け、県大会と九州大会の計9試合はすべて一本勝ち。171センチ、114キロの恵まれた体格とともに、存在感が際立つ。

九州大会に続き金鷲旗初Vへチームを引っ張る立山真衣
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男子との乱取りでも力負けしない。パワーに加え、キレのある技を連発。村上憲博監督は「体が大きいだけでなく、足腰のバネの強さが持ち味」と目を細める。体育の授業では50メートルを8秒台で走り、小柄なクラスメートにも引けを取らない。「長距離はダメでも短距離ならついていけます」と笑った。
70キロ超級で2年連続して全国3位になった八代七中時代と比べ、目の輝きが増した。2歳上の兄、晋太郎さんの影響で5歳から柔道を始めて以来、同年代のけいこ相手に恵まれなかった。同中では顧問の先生らと他の中学を訪ねては指導を受けた。「中学のチームメートは男女とも軽量級の選手ばかり。今は重量級の先輩に毎日胸を借りることができるのでうれしい」
畳の上のけいこに加え、ウエートトレーニングも意欲的に取り組む。「相手を崩して得意の払い腰に入るためには、肩と腕の筋力アップが欠かせない。春先に着ていたブラウスやTシャツが入らなくなっちゃって…」と太い腕をさすった。立山とともにチームを支える尾方智穂子(3年)は「力強さとスピードが増した」とビッグルーキーの成長ぶりを驚く。
初めて挑む抜き勝負の金鷲旗。「払い腰をたくさん決めて優勝したい」。短距離走で見せる猛ダッシュで、立山が目指すゴールは熊本西初の金鷲旗制覇だ。(手島 基)
(2)跳躍〜体格差補う大将〜 中村学園剣道部・大里文野
(2002/07/17付)
身長152センチの大里が頭一つ高い相手に一気に竹刀を振り下ろす。ジャンプ・メンだ。静から動へ、一気に視界から消えるため「5キロもある防具をつけて、30センチ近く一瞬で跳ぶなんて信じられない」と、ともにけいこをする同級生も驚きを隠さない。

「狙うは優勝」と力を込める大里文野
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体格差を補う“飛び道具”に大里は「決まらなくても、技が単調にならなくてすむので、1試合で1回は必ず使う」と話す。
高校総体出場をかけた福岡県予選決勝でも有効に使った。ポイントにはならなかったが、相手に恐怖の残像が残り、威力を発揮。試合で出ゴテを決め、同県大会を制した。
剣道を始めたのは小学2年のとき、自宅近くの道場だった。「母は空手を習わせたかったのですが、なかったので剣道にしたそうです」。剣道だけに満足せず、柔道も習った。その柔道がジャンプ・メンに一役買っている。
中学3年のときだ。速さに定評あった大里も「コテだけでは勝てない」とメンの練習に励んだ。だが、打っても防具の金具に当たるだけ。「背が低いなら高く跳ぼう」。柔道で足腰の鍛錬を積み跳躍力を向上させたのだ。
昨年の玉竜旗大会では1年生ながら先鋒を務めた。大会直前に左足じん帯を損傷しながらも、2、3回戦で7人抜きを達成。だが、チームは準々決勝で敗退した。「7人抜きが頭のどこかに残っていた。私の油断だった」と今も悔しさを忘れない。
今大会は大将として挑む。「目を見張るのは技のスピード。だが、一瞬先の試合を読む勘が鋭い」と岩城規彦監督の信頼も厚い。「もし最悪のケースになっても、後は任せとけというのが大将。やるしかないです」。チームの目標「初優勝」に向け、より高く跳躍するときが来た。 (小田健太)
(1)暗示〜「看板」にV誓う〜 嘉穂柔道部
(2002/07/16付)
柔道場の壁にズラリと並ぶ縦1メートルほどの木の札。全国大会と九州大会は3位以上、福岡県大会は優勝した場合にのみ、大会名と選手名を墨書して掲げるこの札を、選手たちは「看板」と呼ぶ。最も古いものは1933年の「全国大会優勝」。6月、新たな1枚が加わった。「九州大会優勝」。それは21年ぶりの文字だった。

嘉穂の金鷲旗初優勝のときのメンバーでもある坂口睦後援会長(右)から激励される選手たち
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昨年、創立100周年を迎えた嘉穂(福岡)は、74年のインターハイで柔道部と剣道部がアベック優勝するなど、武道でその名をとどろかせた。金鷲旗は戦前の37年に初優勝。「看板を見ると伝統に身が引き締まる思いがする」。江口隆太郎主将(3年)とポイントゲッターの浦辺正洋(同)は口をそろえる。
久々の優勝を飾った九州大会。3週間前の県大会決勝で東海大五に敗れ、インターハイ出場を逃した悔しさをぶつけた。新たな歴史を刻んだ選手たちに大会後、21年前のV戦士・小茂田敦監督は“暗示”をかける。「オレたちも県大会決勝で東海大五に負け、九州大会と金鷲旗は優勝した。おまえたちもいけるぞ」
金鷲旗優勝は6度目だった、その81年が最後。「あのときより今の選手たちの方が力がある」と小茂田監督。「21年前の先輩たちに追いつきたい」。暗示にかけられた教え子たちの気合は日ごとに高まっている。
「ムードがよくなってきた」。柔道部の後援会長、坂口睦さんは目を細める。82歳の今も連日、道場に足を運ぶ坂口会長は、65年前の金鷲旗初優勝時のメンバーだ。本年度から体育の授業や部活とは別に設けられた武道の時間でも腕を磨く「武道・日本文化コース」が普通科内に新設され、村瀬孝平校長も「古豪復活」に期待を寄せる。
活気にあふれる道場。汗を流す選手たちを、前回の「九州大会優勝」の隣に並ぶ「金鷲旗優勝」の看板が静かに見守っている。(手島 基)
◇ ◇
高校柔剣道日本一の座を争う平成14年度の金鷲旗高校柔道・玉竜旗高校剣道大会は21日から始まる。ことしは史上最多の1349校が、福岡市のマリンメッセ福岡に集結。29日まで全国最大規模の抜き勝負で熱戦を繰り広げる。目指せ、伝統の大旗―。開幕を間近に控えた高校生たちの熱気を紹介する。
大会展望
(2002/07/16付別刷り特集)
■金鷲旗展望 男子・本州4強が軸 女子・熊本西に勢い
▼男子=嘉穂など飛躍誓う
2年ぶりの頂点を目指す国士館(東京)、昨年優勝の世田谷学園(同)、東海大相模(神奈川)、天理(奈良)と、春の全国高校選手権で準決勝に進んだ4校を中心に、優勝争いは展開されそうだ。
国士館は体重無差別で争う同選手権個人戦を制した鈴木龍(3年)と寺島秀則(同)を中心にまとまりがある。天理のエース、大分県出身の穴井隆将(同)は、キレのある内またや大外刈りを武器に、2年生だった昨年のインターハイ100キロ級で優勝した。大旗奪還を狙う九州勢にとって手ごわい相手だ。
21年ぶりに九州で頂点に立ち、昨年のベスト8からの飛躍を誓う嘉穂(福岡)と大牟田(同)は序盤で勢いに乗りたい。嘉穂は浦辺正洋(3年)と江口隆太郎(同)の体重120キロコンビの出来がカギを握る。大牟田は爆発力がある立山広喜と高橋和彦の2年生が力をつけている。
東海大五(福岡)や鹿児島商(鹿児島)、東海大二(熊本)も上位をうかがう構えだ。
▼女子=雪辱期す宮崎日大
大型選手3人を擁し、九州女王に輝いた熊本西(熊本)が初優勝に意気込む。昨年の全国中学70キロ超級3位でチームを引っ張る1年生の立山真衣は県大会、九州大会と団体戦ではオール一本勝ちと波に乗る。171センチ、114キロの恵まれた体で得意技の払い腰に磨きをかけている。
決勝で涙をのんだ昨年の雪辱に燃える宮崎日大(宮崎)は、エースの八幡香織(3年)と石井さやか(2年)が軸。九州大会では決勝で熊本西に逆転負けを喫した福岡工大城東(福岡)は、やや戦力ダウンか。3連覇達成にはチームでただ1人の3年生、63キロ級の九州女王・佐伯真弓の奮闘が欠かせない。
全国高校選手権で活躍した東陽子(2年)や青沼史野(3年)、山崎飛鳥(同)と粒ぞろいの湊川女子(兵庫)、全国高校選手権78キロ超級優勝の杉本美香(3年)がチームを支える汎愛(大阪)、関東大会優勝の国学院栃木(栃木)、土浦日大(茨城)も力があり、実力伯仲の好勝負が期待される。
× ×
■玉竜旗展望 男子・九学V2射程 玉竜女子・阿蘇が最有力
▼男子=鹿実は初制覇狙う
熊本、鹿児島、福岡など九州勢を中心に優勝が争われそう。春の全国高校剣道選抜で準優勝の九州学院(熊本)が、大会2連覇に挑戦する。大将の〆(しめ)一司ら3年生を軸に、チーム全体にまとまりがある。鹿児島実(鹿児島)は大将の志水祐一郎(3年)を筆頭に、悲願の初制覇を狙う。
福岡勢の福大大濠は穴のない布陣で安定、福岡第一は勝負強さが魅力。正攻法剣道で挑む鎮西(熊本)、鹿児島商(鹿児島)も力は十分ある。前回準Vの三養基(佐賀)は粘り強さで雪辱を誓う。大分勢の日田、大分は一人ひとりのレベルが高く、個々に特徴のある長崎南山(長崎)はステップアップを目指す。日章学園、高千穂など宮崎勢も地力がありチャンスはある。
その九州勢に対抗するのが関東勢。全国高校剣道選抜で優勝した桐蔭学園(神奈川)は、メンバー全員が全国トップクラスの力を持つ。同選抜3位の高輪(東京)もチーム一丸で強力。ほかに育英(兵庫)、市立沼田(広島)など脅威だ。
▼女子=福岡南、連覇へ照準
試合巧者の阿蘇(熊本)が総合力で、優勝争いを一歩リードする。主将の谷芙美(3年)をはじめ、経験豊かなメンバー。今春の全国高校選抜剣道を制覇し、今大会4年ぶりのVを目指す。昨年の覇者・福岡南女子(福岡)は大会2連覇を照準に置き、全員の力で挑む。博多女子(福岡)は正剣を信条に、バランスの良い選手が多く期待される。
白石(佐賀)は大将の鶴丸なつき(2年生)をチームの柱に、安定。鹿児島(鹿児島)は松木田美幸(3年)、有村春香(同)の2枚看板が、どこまで踏ん張るか。文武両道を目標に置く島原(長崎)は、穴のないメンバー構成で楽しみ。高校選抜3位の日章学園(宮崎)も力を備え進撃を誓う。
遠来組は昨年、大会準優勝の左沢(山形)のメンバーが充実。今年こそ念願の日本一に挑戦。チームワークの良い守谷(茨城)は、持ち前の粘り強さで立ち向かう。川崎市立橘(神奈川)、富岡東(徳島)など波に乗って上位進出を狙う。
金鷲旗・玉竜旗高校柔剣道大会 史上最多1349校出場
(2002/07/16付別刷り特集)
高校日本一を目指す帯と竹刀の熱闘ドラマが間もなく幕を開ける。21日から始まる平成14年度金鷲旗高校柔道・玉竜旗高校剣道大会には、史上最多の1349校が福岡に集結。29日までの9日間、全国最大規模の抜き勝負で腕を競い合う。
熱戦の舞台は、昨年の福岡国際センター(福岡市博多区)から、前年に水泳の世界選手権が開かれたマリンメッセ福岡(同)に戻り、大会期間も前年の10日間から1日短縮される。通算76回目の金鷲旗大会と同75回目の玉竜旗大会。汗と涙に彩られた伝統の大旗に、ことしも新たな歴史が刻まれる。
金鷲旗大会には474校が出場。341校が争う男子は、21年ぶりに九州チャンピオンとなった嘉穂(福岡)や春の全国高校選手権ベスト8の大牟田(同)を中心とする九州勢が巻き返しを誓う。同選手権で3連覇を飾った国士館(東京)、大会2連覇のかかる世田谷学園(同)、東海大相模(神奈川)、天理(奈良)の「4強」の壁を突き破ることができるか。133校が参加する女子は実力伯仲。九州女王の熊本西(熊本)、3連覇に挑む福岡工大城東(福岡)、湊川女子(兵庫)、昨年準優勝の宮崎日大(宮崎)などが熱く華麗な戦いを繰り広げる。
875校が参加する玉竜旗大会は九州勢の層が厚い。524校が競う男子は、2連覇を目指す九州学院(熊本)や鹿児島実(鹿児島)、福大大濠(福岡)、昨年準優勝の三養基(佐賀)などが、春の全国高校選抜で優勝した桐蔭学園(神奈川)や高輪(東京)といった強豪を迎え撃つ。女子は351校が出場。同選抜を制して総合力で一歩リードする阿蘇(熊本)、昨年優勝の福岡南女子(福岡)、博多女子(同)、日章学園(宮崎)など、郷土勢の剣が会場を沸かせてくれそうだ。
× ×
●日程
〈金鷲旗女子柔道〉
▽21日午後5時から開会式(男女合同)。
▽22日午前8時、試合開始。1回戦から5回戦。
▽23日午後3時から準々決勝。決勝戦は同4時30分。閉会式は同5時25分。
〈金鷲旗男子柔道〉
▽21日午後5時から開会式(男女合同)。
▽22日午後1時、試合開始。1回戦と2回戦の一部。
▽23日午前8時から2回戦の残りと同11時45分から3回戦。
▽24日午前8時から4回戦開始。決勝戦は午後1時55分。閉会式は同2時45分。
〈玉竜旗女子剣道〉
▽25日午前8時から開会式。同8時40分、試合開始。1回戦から3回戦。
▽26日午前8時から4回戦。決勝戦は午後2時5分。閉会式は同3時。
〈玉竜旗男子剣道〉
▽27日午前8時から開会式。同午前8時40分、試合開始。1回戦から2回戦の1部。
▽28日午前8時、試合開始。2回戦の残りから4回戦。
▽29日午前8時から5回戦。決勝戦は午後2時20分。閉会式は同3時15分。
× ×
●会場
<会場>
【マリンメッセ福岡】 福岡市博多区沖浜町。西鉄バスで天神から55番、151番、152番、209番、JR博多駅から11番、19番路線でマリンメッセ前下車、徒歩1分。福岡市営地下鉄では呉服町駅で下車、徒歩15分。
【入場料】金鷲旗、玉竜旗とも、一般が前売り800円、当日券1000円、高校生以下は無料。前売り券はチケットぴあ、ローソンチケットで発売中。
× ×
●テレビ放送
【金鷲旗大会】▽決勝戦 24日午後4時から同5時24分
【玉竜旗大会】
▽女子 26日午後4時から同4時54分
▽男子 29日午後4時から同4時54分
=ともに以上の時間帯で、テレビ西日本(TNC)、サガテレビ(STS)、テレビ長崎(KTN)、テレビ熊本(TKU)、テレビ大分(TOS)、テレビ宮崎(UMK)、鹿児島テレビ(KTS)、沖縄テレビ(OTV)の8局ネットで放送。
× ×
●速報
◆今年も大会期間中の22日から29日まで、全試合の成績をインターネットで速報します。またインターネットによる選手への応援メッセージや、試合会場への激励メッセージを受け付けます。
【インターネット】大会のホームページアドレスは、http://www.nishinippon.co.jp/jigyou/kg/2002kg
◆また、大会結果のテレホンサービス(ファクスも)も例年通り行います。
【テレホンサービス】092(669)1313※当日の午後6時まで
【携帯電話情報サービス】▽NTTドコモ=#7243▽J−フォン=*8488※当日の午後6時まで
【ファクスサービス】092(282)9597
金鷲旗・玉竜旗高校柔剣道大会 歴代優勝校
(2002/07/16付別刷り特集)
●金鷲旗男子
大正5年 修 猷 館(福 岡)
6年 久留米商 ( 〃 )
7年 修 猷 館( 〃 )
8年 〃 ( 〃 )
9年 〃 ( 〃 )
10年 〃 ( 〃 )
11年 〃 ( 〃 )
12年 〃 ( 〃 )
13年 鹿児島商 (鹿児島)
14年 修 猷 館(福 岡)
15年 福 岡 商( 〃 )
昭和2年 鹿児島商 (鹿児島)
3年 鹿児島二師( 〃 )
4年 福 岡 工(福 岡)
5年 鹿児島一師(鹿児島)
6年 東 筑(福 岡)
7年 久留米商 ( 〃 )
8年 福岡師範 ( 〃 )
9年 鎮 西(熊 本)
10年 鹿児島商 (鹿児島)
11年 修 猷 館(福 岡
12年 嘉 穂( 〃 )
13年 鹿児島商 (鹿児島)
14年 豊 国(福 岡)
15年 〃 ( 〃 )
16年 久留米商 ( 〃 )
17年 〃 ( 〃 )
中断(18―28年)
29年 鹿児島商 (鹿児島)
30年 嘉 穂(福 岡)
31年 久留米商 ( 〃 )
32年 嘉 穂( 〃 )
33年 〃 ( 〃 )
34年 南 筑( 〃 )
35年 久留米商 ( 〃 )
36年 山 鹿(熊 本)
37年 南 筑(福 岡)
38年 福岡電波 ( 〃 )
39年 南 筑( 〃 )
40年 〃 ( 〃 )
41年 鎮 西(熊 本)
42年 〃 ( 〃 )
43年 福大大濠 (福 岡)
44年 嘉 穂( 〃 )
45年 鎮 西(熊 本)
46年 鹿児島実 (鹿児島)
47年 〃 ( 〃 )
48年 〃 ( 〃 )
49年 九州学院 (熊 本)
50年 東海大相模(神奈川)
51年 九州学院 (熊 本)
52年 〃 ( 〃 )
53年 熊本第一工( 〃 )
54年 東海大四 (北海道)
55年 東海大五 (福 岡)
56年 嘉 穂( 〃 )
57年 世田谷学園(東 京)
58年 近大福山 (広 島)
59年 世田谷学園(東 京)
60年 〃 ( 〃 )
61年 〃 ( 〃 )
62年 〃 ( 〃 )
63年 東海高輪台( 〃 )
平成元年 世田谷学園( 〃 )
2年 東海大相模(神奈川)
3年 〃 ( 〃 )
4年 世田谷学園(東 京)
5年 〃 ( 〃 )
6年 〃 ( 〃 )
7年 〃 ( 〃 )
8年 〃 ( 〃 )
9年 国 士 館( 〃 )
10年 世田谷学園( 〃 )
11年 東海大二 (熊 本)
12年 国 士 館(東 京)
13年 世田谷学園( 〃 )
●金鷲旗女子
昭和62年 鈴木 香(松戸馬橋)
63年 松永真里子(柳 川)
平成元年 赤堀和子(夙川学院)
……以後団体戦……
2年 柳 川(福 岡)
3年 〃 ( 〃 )
4年 〃 ( 〃 )
5年 〃 ( 〃 )
6年 〃 ( 〃 )
7年 〃 ( 〃 )
8年 福岡工大付( 〃 )
9年 柳 川( 〃 )
10年 〃 ( 〃 )
11年 土浦日大 (茨 城)
12年 福岡工大付(福 岡)
13年 福工大城東( 〃 )
※福工大城東は福岡工大付から福工大城東に校名変更
× ×
■玉竜旗歴代優勝校
●玉竜旗男子
大正5年 福岡師範 (福 岡)
6年 朝 倉( 〃 )
7年 修 猷 館( 〃 )
8年 〃 ( 〃 )
9年 〃 ( 〃 )
10年 小 倉 商( 〃 )
11年 福岡師範 ( 〃 )
12年 小 倉 商( 〃 )
13年 修 猷 館( 〃 )
14年 福 岡 商( 〃 )
15年 鹿児島二師(鹿児島)
昭和2年 京城師範 (朝 鮮)
3年 鹿児島一師(鹿児島)
4年 福 岡(福 岡)
5年 糸 島( 〃 )
6年 福 岡( 〃 )
7年 〃 ( 〃 )
8年 修 猷 館( 〃 )
9年 福岡師範 ( 〃 )
10年 若 松( 〃 )
11年 福 岡( 〃 )
12年 三 池( 〃 )
13年 修 猷 館( 〃 )
14年 小倉師範 ( 〃 )
15年 鎮 西(熊 本)
16年 筑 紫(福 岡)
17年 福 岡 商( 〃 )
中断(18―29年)
30年 福 岡 商(福 岡)
31年 〃 ( 〃 )
32年 高 千 穂(宮 崎)
33年 福 岡 商(福 岡)
34年 〃 ( 〃 )
35年 〃 ( 〃 )
36年 若 松( 〃 )
37年 〃 ( 〃 )
38年 糸 島( 〃 )
39年 明 善( 〃 )
40年 東 筑( 〃 )
41年 安 岐(大 分)
42年 八 代 東(熊 本)
43年 糸 島(福 岡)
44年 〃 ( 〃 )
45年 長 崎 東(長 崎)
46年 鹿児島商 (鹿児島)
47年 長 崎 東(長 崎)
48年 福大大濠 (福 岡)
49年 鹿児島商工(鹿児島)
50年 福 岡 商(福 岡)
51年 〃 ( 〃 )
52年 八 代 東(熊 本)
53年 鹿児島商工(鹿児島)
54年 八 代 東(熊 本)
55年 長 崎 東(長 崎)
56年 八 代 東(熊 本)
57年 PL学園 (大 阪)
58年 八 代 東(熊 本)
59年 〃 ( 〃 )
60年 常 磐(福 岡)
61年 PL学園 (大 阪)
62年 高 千 穂(宮 崎)
63年 〃 ( 〃 )
平成元年 福大大濠 (福 岡)
2年 佐伯鶴城 (大 分)
3年 高 千 穂(宮 崎)
4年 南 筑(福 岡)
5年 福大大濠 ( 〃 )
6年 福岡工大付( 〃 )
7年 三 養 基(佐 賀)
8年 長崎南山 (長 崎)
9年 PL学園 (大 阪)
10年 九州学院 (熊 本)
11年 阿 蘇 (熊 本)
12年 倉 敷 (岡 山)
13年 九州学院 (熊 本)
●玉竜旗女子
昭和47年 佐 賀 商(佐 賀)
48年 南 筑(福 岡)
49年 〃 ( 〃 )
50年 野 津(大 分)
51年 八 代 東(熊 本)
52年 〃 ( 〃 )
53年 阿 蘇( 〃 )
54年 高 千 穂(宮 崎)
55年 多 良 木(熊 本)
56年 野 津(大 分)
57年 鹿 児 島(鹿児島)
58年 安 岐(大 分)
59年 阿 蘇(熊 本)
60年 野 津(大 分)
61年 串木野女子(鹿児島)
62年 小倉女子商(福 岡)
63年 〃 ( 〃 )
平成元年 鹿 児 島(鹿児島)
2年 阿 蘇(熊 本)
3年 〃 ( 〃 )
4年 〃 ( 〃 )
5年 〃 ( 〃 )
6年 〃 ( 〃 )
7年 筑陽学園 (福 岡)
8年 阿 蘇(熊 本)
9年 〃 ( 〃 )
10年 〃 ( 〃 )
11年 八代白百合( 〃 )
12年 高 千 穂(宮 崎)
13年 福岡南女子(福 岡)
金鷲旗・玉竜旗 シード80校決まる
(2002/07/03付)
21日から29日まで福岡市のマリンメッセ福岡で開催される平成14年度の金鷲旗・玉竜旗高校柔剣道大会のシード校と組み合わせが2日、決定した。今大会は史上最多の1349校が出場。昨年の本大会、今春の全国高校柔道選手権、全国高校剣道選抜大会などの主要大会の成績を参考に計80のシード校が選出された。頂点を目指した高校生の熱闘ドラマが間もなく幕を開ける。
金鷲旗のシード校は、男子が全国高校選手権で3連覇を果たした国士館(東京)、昨年優勝の世田谷学園(同)、同選手権2位の東海大相模(神奈川)、天理(奈良)、21年ぶりに九州チャンピオンになった嘉穂(福岡)、大牟田(同)など16校。女子は、大型選手がそろい5年ぶりに九州大会を制した熊本西(熊本)、大会3連覇を目指す福岡工大城東(福岡)、安定した力を持つ湊川女子(兵庫)、昨年準優勝の宮崎日大(宮崎)など16校に決まった。
玉竜旗では、男子が昨年の優勝校でことしも全国選抜大会で2位に入った九州学院(熊本)、準優勝の三養基(佐賀)、全国選抜優勝の桐蔭学園(神奈川)、福大大濠(福岡)、福岡第一(同)など32校をシード。
女子は昨年初優勝を飾った福岡南女子(同)と準優勝の左沢(山形)、全国選抜優勝の阿蘇(熊本)、同3位の日章学園(宮崎)など16校が選ばれた。
金鷲旗・玉竜旗高校剣道大会
史上最多1349校出場 21日開幕
(2002/07/03付)
全国最大規模の抜き勝負で高校柔剣道日本一の座を争う平成14年度金鷲旗高校柔道大会と玉竜旗高校剣道大会(九州柔道協会、九州剣道連盟、西日本新聞社主催)の参加校が出そろい、計80のシード校と組み合わせが2日、決まった。金鷲旗が第76回、玉竜旗が第75回と歴史を重ねる今大会は21日に開幕。史上最多の1349校が全国から集い、29日まで熱戦を繰り広げる。
大会は21日の金鷲旗の男女合同開会式で始まり、決勝は女子が23日、男子は24日。玉竜旗は25日の女子開会式でスタートし、決勝は女子が26日、男子は29日。会場は、福岡国際センター(福岡市博多区)から、前年に水泳の世界選手権が開催されたマリンメッセ福岡(同)に戻る。大会期間は前年の10日間から9日間に短縮される。
出場校数は金鷲旗が男子341校と女子133校。玉竜旗はこれまでで最多の男子524校と女子351校。若い力が激突する。
◇
組み合わせは16日付の西日本新聞別刷り特集、19日付西日本スポーツ紙上に掲載。
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