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| ピッコリ新監督 「鬼神」スパルタで | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
Jリーグ一部(J1)のアビスパ福岡が今年こそ、“万年降格争い”から抜け出し上位進出を目指す。昨年、アシスタントコーチを務めたネストール・オマール・ピッコリ氏(アルゼンチン出身)が二〇〇〇年、新監督に就任。アビスパの前身、藤枝ブルックス時代から選手として活躍したいわば生え抜きで、「鬼神」と恐れられたストライカーが、ムチをふるって立て直す。
「強い気持ちのない選手はいらない。技術的にうまい選手もほしいが、それだけではよいサッカーはできない」。いっさいの妥協を許さない、ピッコリ新監督のスパルタ指導が始まる。 「アビスパは四年間結果を出していないが、そのことは忘れて強いチームをつくる。このチームを心から愛している」。“生え抜き”ピッコリ新監督の言葉は熱い。「基本的なシステム変更もある」と、より攻撃的なスタイルに変ぼうさせることも示唆。システムも、選手のハートも、ピッコリ新監督がアビスパを戦う集団に変えていく。 写真/強い気持ちのない選手はいらない―。アビスパ“生え抜き”のピッコリ新監督 |
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| 「未完の大器」返上目指すFW・山下芳輝 | * | 経験は豊富、チームの柱MF・三浦泰年 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
「未完の大器」の称号返上を目指すのがFW山下芳輝。プロ入り四年目の昨年はレギュラー定着を果たしたが、リーグ戦6得点。まだまだ不完全燃焼だ。「ゴールを決めないと、周りにいろいろ言われますが、それを糧にしたい。自分はとにかく点を決めて周りにアピールするしかないから」。技術はもちろん精神面でも成長を誓う。アビスパの課題は得点力の低さ。FW陣のコマも手薄で、それだけに山下の担う役割は大きい。一昨年のJ1参入決定戦の1回戦、ロスタイムで同点ゴールを決め、降格のがけっぷちからチームを救った。「チームでの活躍はもちろん、その先には五輪、日本代表も見据えています」。二〇〇〇年。山下の本当の真価を問われる年になる。 写真/エースとして真価を問われる山下。五輪、日本代表入りも目指す |
アビスパの精神的柱としてベテランMF三浦泰年は今年もフィールドで“指揮”を執る。昨年はチームが連敗するたびに自ら先頭に立ってイレブンを鼓舞してきた。「ピッチで実際にプレーするのは選手自身。当然プレーの責任も選手個人にかかってくるんだ」。練習後に全選手に声をかけて自主ミーティングを開くこともあった。
清水エスパルス、ヴェルディ川崎とビッグクラブを渡り歩き、日本代表選手として日の丸も背負った。アビスパの生え抜き選手にはない豊富な経験がチームに着実に影響を及ぼしているのは確かだ。 写真/選手からの信頼も厚い三浦。チーム浮上のカギを握る |
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| 観客動員は16チーム中7位と健闘 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績よりひと足お先に、初の一ケタ台の順位を達成したのが、観客動員数だ。昨季の総数は十七万二千七人、一試合平均で一万千四百六十七人。Jリーグ昇格四年間で最高の数字を残し、J1全16チーム中7位に入った。しかも、第2ステージに限れば総数でなんと4位。人気の鹿島アントラーズやジュビロ磐田にだって負けてはいない。とはいえ、昨年の成績はJ1残留最低ラインの14位。観客増の原因についてチーム関係者は「試合に敗れはするものの強豪チームを相手に接戦を演じられるようになったから」と分析しているが、今年こそ、成績でも一ケタを。声援を送るファンの願いだ。
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アビスパ福岡年度別入場者数
★96年は1ステージ制 |
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2000年1月1日 西日本新聞 朝刊掲載