2001年2月1日付 西日本スポーツアビスパ福岡がU―10の選手募集
アビスパ福岡はU―10(10歳以下)の選手を募集する。第1次セレクションは24日午前9時半から福岡県粕屋町の同町総合体育館で行う。対象と募集数は小学生の新3、4年生で、15人程度。選考内容はミニゲーム、トレーニング、面接。合格者には2、3次選考の日時を連絡する。申し込みは往復はがきで、19日必着。問い合わせはアビスパ福岡粕屋クラブハウスへ=092(939)5688。
2001年2月2日付 西日本スポーツ山下開幕絶望 右足復帰遅れ…エース不在
福岡市内でリハビリ中
福岡市内でリハビリを続けることになった山下
アビスパ福岡のエースストライカー、FW山下芳輝(23)の今季開幕戦の出場が絶望的であることが1日、明らかになった。山下は昨季第1ステージのG大阪戦(4月22日)で相手選手と接触し、右膝蓋(がい)骨下極骨折で全治1カ月半と診断されて手術を受けたが、大幅に回復が遅れている。キャンプには同行せず、現在は福岡市内の病院でリハビリ中だが、復帰には時間がかかりそうだ。山下は昨年11月に福岡市内の病院で手術を受け、1月30日には東京の病院でMRI(核磁気共鳴診断装置)の検査で、医師からは「もしキャンプに合流するとしても、後半の日程から」と指示されていた。時期的にも3月10日の開幕戦(対G大阪)出場の可能性はなくなり、早くてもリーグ戦への復帰は4月以降になるという。
現在、福岡市内の病院でウエートトレーニングや水中歩行などのリハビリに励んでいる。当初は宮崎キャンプ中盤でのチーム合流を目指していたが、清田祥之アスレチックトレーナーは「(宮崎では)リハビリの施設の確保が難しい。こちらに来て無理にやるより福岡でリハビリに専念した方がいいので宮崎には来ないことになった」という。
山下開幕絶望の知らせに渋い表情のピッコリ監督(右)
ケガをしてからすでに約10カ月が経過した。エース不在にピッコリ監督は「1年近く試合に出ていない選手のことを聞かないでくれ」といら立ちを隠せない。山下は昨季第1ステージでは負傷するまでチーム最高の3得点を挙げ、「2けた得点を狙う」と宣言していた。しかし、けがで目標だった9月のシドニー五輪代表も逃した。「折れた骨はすでに完治したが、患部の周囲が炎症を起こしているため回復が長引いている」と清田トレーナーは説明する。
アビスパは今季、補強がうまくいかず、FWの即戦力として獲得したのはヴィラジョンガ(アルゼンチン)だけ。山下の完全復帰が、チームの最高の補強になるのは言うまでもない。(松尾正和)
2001年2月2日付 西日本スポーツ3月セレクション 福岡U―13を募集
アビスパ福岡はU―13(13歳以下)のセレクションを行う。今回の募集対象は新中学1年生で、若干名を募集する。期日は1次選考が3月5日、2次選考が3月13―15日、3次選考が3月21―23日。会場はともに粕屋町の江辻グラウンド。
希望者は、往復はがきに(1)住所、氏名(ふりがな)、生年月日、電話番号(2)保護者氏名(3)現所属チーム名(4)経験年数(5)利き足(6)身長、体重を明記し、返信用はがきの表面には返送先を記入のうえ、〒812=0011福岡市博多区博多駅前1の4の1、福岡ブルックス株式会社、U―13セレクション係まで郵送する。参加費は3000円(記念品、保険料を含む)。セレクションを受けるには、現所属チームの了解が必要。
応募締め切りは2月23日(必着)。問い合わせは、アビスパ福岡粕屋クラブハウス092(939)5688。
2001年2月7日付 西日本スポーツJ新人研修始まる
2001年度Jリーグ新人研修会が6日、福島県Jヴィレジで始まった。初日はJ1、2部の新人全員と昨年研修不参加選手が集合、Jリーグ木之元興三専務が次の時代を担うプロ選手の心構えをスピーチ。4日間の日程には元Jリーガーの体験談も織り込まれる。
2001年2月9日付 朝刊福岡県/中央区・サンセルコビル アビスパ核に再生
事務所7月入居 アビスパタウン作りへ
選手との交流スペースも/ふくおか都市圏
アビスパ福岡事務所の移転予定地。右と奥には喫茶店があったが今は空き家に
福岡市初の市街地再開発事業で一九七九年三月にオープンした同市中央区渡辺通一丁目のサンセルコビルは、景気低迷で入居店舗が減り、空きスペースが目立っている。同ビルの管理会社が店舗離れをくい止めるため、サッカーJリーグ一部のアビスパ福岡を運営する福岡ブルックスの事務所を誘致し、七月末にも入居する見通しになった。スポーツ店誘致などにも力を入れ「アビスパタウン」として売り出し、活性化を図る考えだ。同ビルの百四十一区画のうち、二割を超える三十二区画が空き店舗。アビスパの事務所が入るのは、ビルを管理する市の第三セクター「サンセルコビル管理会社」が所有する地下一階の二四七・五平方メートル。かつてスーパーが入っていたが、ここ十年近く空き状態となっていた。
管理会社は「事務所とは別に、ポスターなどを張り出す情報コーナーを提供する」。賃料も抑える構え。飲食店中心の地下一階は三十九区画あり、事務所が入ってもまだ十五区画が空いていることから、「アビスパ選手OB選手が経営し、サポーターが集まっているアルゼンチン料理店やスポーツ店などに、出店や移転を申し入れたりして、アビスパタウンを作りたい」としている。
アビスパ側は「グッズ売り場や試合のビデオが見られるスペースを設け、選手もなるべく足を運ばせ、サポーターが常に集まれる場所にしたい」と話している。
アビスパの事務所は現在、同市博多区博多駅前一丁目のビル内にあり、広さは百九十八平方メートル。経費節減で二年前、同じビル内で移ったが、それでも経営が苦しく事務所移転が迫られていた。これを知った管理会社が昨年末、誘致に乗り出した。「今の家賃より安く、広さは同じかそれ以上。営業活動やサポーターが集まりやすいように市内中心部」というアビスパ側の条件がほぼクリアされ、移転が固まった。
起爆剤として期待
岡節郎・サンセルコビル管理会社社長の話 アビスパがきてくれることで、ビル全体の集客力が増し、現在閉めている店舗が再び開いたり、新たな店舗が入居するようなきっかけになってほしい。活性化の起爆剤として期待している。
2001年2月13日付 西日本スポーツけが人続出…“試運転”不能 開幕危機 アビスパ
「ベストの布陣」ほど遠く…ピッコリ嘆き節
故障者続出で、チーム練習も満足にできず、頭が痛いピッコリ監督
アビスパ福岡は12日、福岡市東区の雁の巣球技場で練習を再開した。しかし、けが人は宮崎キャンプから引き続き別メニューで、チーム練習も思うようにできない状態が続く。開幕前にJとの練習試合を3試合予定しているが、「リーグ戦で考えているベストメンバーはまだ組めそうにない」とピッコリ監督の嘆き節は止まらない。選手層も薄く開幕直後から危機的状況に陥る可能性も出てきた。福岡地方は雨。どんよりとした空模様と同じく、ピッコリ監督の表情も晴れない。
現在、主力級の選手では、開幕が絶望視されるFW山下をはじめ、FW服部、MFのビスコンティ、バデア、野田、DFの藤崎、前田がそろってひざや足首、太ももなどに故障を抱えている。野田以外の故障者は、この日もボールを使ったシステム練習から完全に離れ、ランニングやジムなどの別メニューで調整を続けている。ピッコリ監督は「バデアや服部は近日中に練習に合流できそうだが、ビスコンティはまだ時間がかかりそう」と心配する。一番試したいのが、FWヴィラジョンガとビスコンティの2トップ。現在の状況では、開幕前の試運転は難しそうだ。
昨季、第2ステージ6位と好調な成績を残したアビスパだが、シーズン終了時には、けがや累積警告でベストの布陣を組めず、最後は3連敗となった。このままだと、開幕から危機的状況に立たされる。
キャンプが終了後、MF野田は「まだ強いボールには不安があるし、自分の思い描いていたキャンプと違った」と表情を曇らせていた。「持ちゴマの中で最高の布陣を組むしかない」と強気の姿勢を崩さない指揮官だが、けが人の回復状況が気になって仕方ないのが本音だ。
クラブ側は左サイドバック補強に動いているが、補強に極端に消極的だったクラブ上層部の姿勢のつけが出てきた格好。選手層が薄いうえに現在の状況では白星は遠い存在だ。(山口智子)
アビスパ故障者リスト
選 手 症状 山 下 右ひざ痛 ビスコンティ 右ひざ痛 バデア 左太もも裏痛 服 部 右足首痛 野 田 右ひざ痛 藤 崎 右足首痛 前 田 右太もも裏痛
2001年2月13日付 西日本スポーツ25日に激励のつどい
アビスパ福岡は25日午後1時(受け付けは午後0時半開始)から、福岡市東区の雁の巣球技場で「アビスパ福岡激励のつどい2001」(アビスパ福岡後援会主催)を開く。集いでは、紅白試合や選手との交流ゲーム、選手紹介、激励セレモニーなどを予定。参加費無料。問い合わせは同後援会へ=092(451)7900。
2001年2月14日付 西日本スポーツシーズンシート売れ行き倍増
すでに1200席、急きょ総数増やす
選手も発奮 昨季好成績、企業に認知度アップ3月10日のJリーグ開幕を前に、アビスパ福岡のホームゲームを年間通じて観戦できる「シーズンシート」の売れ行きが好調だ。既に1200席が売れており、これは昨年同時期の2倍のペース。クラブ側は「開幕前に完売しそうです」と鼻息も荒い。
シーズンシートは、アビスパがJ1に昇格した96年度から発売開始。博多の森球技場(福岡市博多区)で行われるリーグ戦年間15試合とカップ戦1試合の合計16試合が対象で、販売価格は席によって、6000円(自由席小・中学生)から24万円(メーンスタンドのアビスパシート)までの8種類がある。
今年、これまでに売れた同シートは1200席。昨年の同時期はまだ600席だったことを考えると雲泥の差だ。これを受けて、クラブ側はシーズンシートの総席数を昨年の1800席から急きょ2000席に増加。昨年の同シート完売はリーグの第1ステージに入ってからだったが、「今年は増席の上に開幕前に売り切れそう」とクラブ側はニンマリだ。
福岡ブルックスのホームタウン推進事業部の山田浩一副部長は「昨季の後半から、購入している企業などから『人気が高くて買った席数では足りない』という電話も多く入り、問い合わせが増えた。第2ステージ6位という好成績で、アビスパの認知度が高まったのが好調の要因では」と分析。昨年から継続して同シートを購入した企業の中には席数を2倍にしたところもあるそうで、「大きな企業だけではなく、中小からも連絡が増えている」と新規購入者数も右肩上がりの状況だという。
もちろん、選手は大歓迎。MF中払大介は「お客さんが1人でも1万人でも気合は変わらないけど、やっぱり、それだけ数多くのお客さんが入いってくれるのはうれしいことですね」と笑顔を見せていた。(山口智子)
2001年2月14日付 西日本スポーツ湘南FW松原、獲得へ
元アトランタ五輪代表FW松原良香(26)=湘南=が福岡に移籍する方向であることが13日、明らかになった。松原は静岡・東海大一高時代はユース代表。阪南大を中退後、磐田、清水、市原の3チームで21得点をマークしたストライカー。松原は昨年、湘南でJ1昇格を目指してプレーしたが、結果が出なかったため、今季はJ1でのプレーを希望。決定力不足解消のためFWを探していた福岡と、思惑が一致した。
2001年2月14日付 西日本スポーツバデア合流 動きにキレ 「開幕前に100パーセント」
左太ももを痛め宮崎キャンプ中から別メニューで調整を続けていたMFバデアが、13日午前の練習からチームに合流した。キャンプ終盤には「あと何日かたったらバリバリできるよ。開幕前に100パーセントの状況に持っていく」と話していたバデア。その言葉通り、グラウンドではキレのある動きを見せていた。きょう14日午後2時から、博多の森球技場(福岡市博多区)で行う、柏レイソルとの練習試合にも出場予定だ。
2001年2月15日付 西日本スポーツ福岡―柏練習マッチ 乱闘“没収試合” 博多の森球技場
ラフプレーでキレた ピッコリ監督“失言”殴りかかられ騒然
開幕まで待てん 両軍ヒートアップ 平島ら“光る”プレー
【練習試合・福岡―柏】試合終了間際、ラフプレーでもみ合う両軍選手 (撮影 矢吹尚元)
開幕を前にJ爆発! 練習マッチで乱闘騒ぎ、異例の“没収試合”―。14日、福岡市博多区の博多の森球技場で行われたアビスパ福岡と柏レイソルの練習試合で、試合終了間際のラフプレーをきっかけに両軍選手が入り乱れての乱闘に発展。柏のマリオ・GKコーチが福岡のピッコリ監督に殴りかかるなど騒然となった。ピッコリ監督は「没収試合にしてくれ!」と叫び、両チームの選手は、そのままグラウンドを立ち去り、ゲームは1―1のまま異例の没収試合となった。
真っ赤なカードがハチ戦士の闘争本能をかき立てた。後半終了間際の44分。柏・北島に対するラフプレーで前田がレッドカード退場させられたのが乱闘の引き金だった。柏陣のエンドライン付近でぼっ発した乱闘にピッコリ監督が乱入した。
「(GK)小島伸幸が相手GKコーチに後ろから殴られていたんだ。レフェリーに対してこの試合を中断してもらおうと思って、駆け寄ったとき、相手GKコーチが自分に殴りかかってきたんだ。うまくかわしたけどね」。苦笑いのピッコリ監督だが、その前に“先制パンチ”を放っていた。乱入直前に柏のマリオGKコーチ(ブラジル出身)に対して、スペイン語を母国語とするピッコリ監督が、わざわざポルトガル語で動物の「サル」を意味する「マッカロ」という言葉を浴びせていたのだ。これで乱闘はヒートアップ。もはや収拾がつかず、試合終了のホイッスルもないまま、両チームはピッチを立ち去ってしまい、1―1のまま“没収試合”となった。
伏線はあった。後半27分だった。プレー中にヤジを飛ばす北島に対して、DF小島光顕が北島の下唇にひじ打ちを見舞った。ピッチに倒れ込んだ北島の堪忍袋が切れ、アビスパ選手に対する“口撃”が勢いを増すと、ワンプレーごとに一触即発ムードが漂いはじめていた。そして、前田が退場処分になった直後、今度は福岡のDF河口真一の右手が、マークしていた柏の選手の顔に当たり、大乱闘の火ぶたは切られた。
「自分は普通にプレーしていただけなんですけど…。偶然当たっただけなんです」。普段温厚な性格で知られる河口は困惑の表情をみせたが、アビスパイレブンには、試合前から「公式戦のつもりでいけ。絶対に負けるな」と、ピッコリ監督の激しいゲキが飛ばされていた。
福岡は資金難から補強が思うに任せず、リーグ戦は昨年とほとんど変わらない戦力で戦わねばならない。開幕まで1カ月を切り、戦力不足の不安を補うアビスパの気迫が、今季初のJ1同士で爆発したようだ。
試合後、柏の西野監督が、マリオGKコーチが殴りかかったことをアビスパ側に謝罪し、話し合いで和解。両チームともおとがめなしで、一件落着となったが、本番並みのエキサイトシーンに、約1000人のスタンドもどよめいていた。(松尾正和)
西野朗・柏監督 「まさか、あそこまでいくとは思わなかった。われわれは基本的に正当なプレーをしていた。相手監督まで出てきたので、あんな形になった」
平島ら“光る”プレー
U―20(20歳以下)代表候補に選ばれたDF平島崇と今年A代表入りをねらうMF久永辰徳、MF中払大介が乱闘騒ぎの柏戦で光った。右サイドを久永が果敢なドリブル突破で仕掛けると、左サイドの中払も負けじと、ドリブルやスルーパスでチャンスを築いた。「リーグ前には互いに神経質になる」と、乱闘について語った久永だが、自分のプレーを見せつけた。平島も右サイドバックから再三のオーバーラップを披露し、メーンスタンドの3分の2を埋め尽くしたサポーターから声援を受けていた。平島とともにU―20の招集を受けたMF小森田友明も後半途中出場ながら切れのある動きで、開幕スタメンをアピールした。
totoでは? 今年3月のJリーグ開幕から本格的に販売が始まるサッカーくじtoto。没収試合のケースはどうなるのか。totoを管理運営する「日本体育・学校健康センター」の説明によると、販売前に対象13試合に満たないと原則として販売を中止する。また、販売後は、いかなる理由でも試合が中止になった場合(1)中止が4試合以下(実施9試合以上)で、totoは成立。中止になった試合は「勝ち」「引き分け」「負け」のどれをマークしても「当たり」として計算される(2)中止が5試合以上(実施8試合以下)の場合はtotoは不成立で払い戻し―となる。
写真=ぶ然とした表情で引き揚げるピッコリ監督
2001年2月15日付 西日本スポーツ「U―20日本代表」発表
日本サッカー協会は14日、世界ユース選手権(6、7月・アルゼンチン)を目指すU―20日本代表候補の35人を発表した。初の候補入りは、今年の高校選手権で長崎・国見高の一員として活躍したJ2大分トリニータFW松橋章太(18)ら6人で、昨年のアジアユース選手権に出場した横浜M・FW田原豊(18)=鹿児島実高=、選手権の得点王、C大阪MF大久保嘉人(18)=国見高=らが選出された。一行は16日から静岡県内で合宿を開始、19日に発表される23人のメンバーが23、25日に香港で行われる「香港ユーストーナメント2001」(ブラジル、アルゼンチン、中国)に出場。日本はブラジルと23日に対戦する。(共同)
アビスパ福岡・DF平島「6月のワールドユース大会に出場するために、まずは国内合宿でアピールして香港遠征のメンバーに選ばれるように頑張ります」
同・MF小森田「候補に選ばれて大変うれしい。最終メンバーに残れるように精いっぱい頑張ります」
2001年2月16日付 西日本スポーツアビスパFW不足解消へ 元五輪代表 松原練習合流
動きに切れ レンタル移籍近く契約
アビスパの選手と練習する松原。入団の意思を固めており、FW不足解消につながりそうだ
アビスパ福岡が獲得に乗り出しているアトランタ五輪代表の元湘南のFW松原良香(26)=ウルグアイ1部リーグ、アトレチコ・プログレソ=が15日、福岡市東区の雁の巣球技場で行われた福岡の練習に初合流した。松原本人は入団の意思を固めており、しばらくアビスパの練習に参加後、クラブ側と契約を結ぶ予定。1年間のレンタル移籍での契約となる。現在、アビスパは慢性的なFW不足に陥っているだけに、救世主としての期待が膨らむ。アビスパのFW不足解消の期待を担う男がやってきた。「チームの雰囲気もいいし、その(入団)方向で考えています」。チームに合流したばかりの松原は笑顔を見せた。
経歴は申し分ない。1996年のアトランタ五輪代表。昨年所属したJ2の湘南時代はリーグ戦35試合に出場して12得点をたたき出し、得点争い6位タイの成績を残した。さらにJ1では磐田、清水、市原を渡り歩き、海外チームもプログレソを含めると3チームを経験している。
この日、松原は午前中の練習から参加し、午後からはボールを使ったゲームで、切れのある動きを披露した。「アビスパは選手も監督も熱いものを持っている。自分にぴったりですよ」。松原は1日ですっかりチームに溶け込んだ格好。アルゼンチン人スタッフを5人もそろえるアビスパにいて、アルゼンチンの公用語であるスペイン語を使いこなせることも、コミュニケーションをとる上で強い武器となるはずだ。
松原が加入すれば、今季、資金難から補強が思うに任せないアビスパにとって、この上ない戦力アップをもたらしそう。FW陣は現在、エースストライカー、山下芳輝のケガの回復が遅れ、服部浩紀も万全な体調ではない。実質戦力として考えられるのはヴィラジョンガと江口倫司だけという状況で、得点力のある松原の加入は心強い。
森孝慈・管理強化部統括部長も「獲得の方向で考えている」と話し、松原の選手寮の手配も済んでいる。練習後、ピッコリ監督は「自分の構想にある選手。うちにはいないFWのタイプだよ」と早速、活躍に太鼓判を押した。アビスパの飛躍に大きな期待がかかる新戦力だ。(松尾正和)
2001年2月16日付 西日本スポーツJ事務局に報告書 乱闘問題で福岡と柏
アビスパ福岡は15日、前日に博多の森球技場で起こった柏との乱闘事件について、Jリーグ事務局から報告書の提出を求められた。試合後、マスコミ各社から事件についての問い合わせが同事務局に殺到したことから、柏とともに報告書の提出をしなければならなくなった。アビスパ福岡の森孝慈・管理強化部統括部長は「報告書はきょう提出した。柏サイドとはもう話すことはありません」と話した。
2001年2月17日付 西日本スポーツGK特訓 頼りは35歳小島だけ… ピッコリ監督
サブ育成へ居残り指導
GK・小島伸は「けがは禁物」と話しながら調整を続けている
アビスパ福岡のGK3選手が、16日のチーム練習後に居残り特訓を行った。福岡にはGKが3選手しかおらず、FWと並んで最も選手層の薄いポジション。レギュラーの小島伸幸(35)以外はアビスパで試合経験がなく、ピッコリ監督は残る2選手のレベルアップを狙い1時間つきっきりで指導した。GKは小島伸のほか、昨季途中、磐田から加入した尾崎勇史(31)、塚本秀樹(27)だが、塚本は体調不良でチームを離脱中。宮崎キャンプからテスト参加している水谷雄一(20)=湘南―清水商高=が入団濃厚で練習参加しているが、選手層の薄さは変わらない。
昨季のリーグ戦では小島伸が守護神としてフル出場したが、ベテランだけに今季も同様の活躍ができるとは限らない。尾崎は昨年まで磐田で23試合出場、シドニー五輪代表合宿に参加した水谷は湘南で21試合出場したが、アビスパでは試合経験がなく緊迫した中でのDFとの連係プレーなどは未知数だ。
これらの不安を解消するために、昨季は開幕直前までフィジカル練習だけだったのを、今季は技術的な練習も取り入れた。ピッコリ監督は自らゴールの左右にボールをほうり込んだり、障害物を飛び越えた後にキャッチングをさせたりして、機敏性アップを図った。
昨季、ファインプレーを連発しアビスパ躍進の立役者になった大黒柱の小島伸は「選手が少ないのでけがは禁物。開幕までにいい調整をしたい」と責任を感じている口ぶり。尾崎も「コンディションはいい。いつでも出れるような状態にしたい」と話した。3月10日のJリーグ開幕まであと20日あまり。アビスパ戦士の必死の調整が続く。(松尾正和)
2001年2月17日付 朝刊アビスパの“故郷” 松野・藤枝市長が福岡市役所訪問
サッカーJ1のアビスパ福岡の前のホームタウンだった静岡県藤枝市の松野輝洋市長が十六日、福岡市役所を訪れ、山崎広太郎市長と歓談した。松野市長は昨年六月に就任、初めての福岡市訪問で「アビスパ福岡を大きく育てていただいてありがとうございます」などと話した。
福岡市と藤枝市は、一九九五年二月にホームタウンが移ったのを機に「スポーツ・文化交流都市」を締結。少年サッカーの交流などを行っている。
2001年2月20日付 西日本スポーツ蒲原、片山、徳永、徳重ら… “金の卵”に熱視線
アビスパ福岡が国見の選手に熱視線を送った。九州の高校サッカー界はダイヤの原石の宝庫だが、最近では国見のMF大久保嘉人(C大阪)、FW松橋章太(大分)、鹿児島実の田原豊(横浜)など大物選手を逃しているだけに、地元選手発掘に早くも積極姿勢をみせた。
19日の九州高校サッカー新人大会決勝、国見―筑陽学園戦には花岡英光スカウト部長と河内勝幸強化担当部長が駆けつけた。お目当ての選手は、国見のMF蒲原達也(同)、MF片山奨典(2年)、DF徳永悠平(2年)、GK徳重健太(1年)ら。「いずれの選手もまだ未完成だが、潜在能力が高い」と花岡スカウトは評価する。
蒲原は小嶺総監督に「素材は大久保以上だ」と言わせたほどの選手で、キレのあるドリブルを武器に持つ。片山はサイド攻撃を得意とし、すでにアビスパ以外の関東のJ1クラブからも誘いが来ているという。徳永については大学進学の可能性が大きいが、DF不足に悩むアビスパは即戦力としてリストアップの構え。U―17日本代表の徳重は精度の高いセービングに加え、身長186センチの恵まれた体格が魅力。小嶺総監督も「いまのチームに絶対不可欠の選手。いるだけで影響力が大きい」と期待を寄せるホープだ。ことしも豊富な人材を前に、地元・九州のタレントを望むアビスパが、スカウト先行の目を光らせた。
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