| ■アビスパ関連記事・2001年8月-2 | |
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若手奮起へ中払ゲキ 得点力向上も守備課題 山下・松原 早く復帰した〜い 司令塔・盧、柏戦OK 右足大丈夫 シビれた第2Sホーム開幕快勝
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小島伸 守乱アビスパ救うぞ 病気の子供にエール ピッコリ監督 七変化 GK陣にバーチャル特訓 |
2001年8月31日付 西日本スポーツ小島伸 守乱アビスパ救うぞ 正GKの座奪回に手ごたえ
福大と練習試合 好セーブ連発
左ひざ半月板損傷の手術から、本格的に調子を取り戻してきたGK・小島
今年4月に左ひざを手術したアビスパ福岡のGK小島伸幸(35)の復帰が近づいてきた。小島伸は30日、雁の巣球技場(福岡市東区)でのサテライトチームと福岡大との練習試合に先発出場し好セーブを連発、コーチ陣を納得させた。前節の柏戦では守備体系の破たんから、ピッコリ体制初の5失点を喫したアビスパ。正GK争いに本格参戦した小島伸がアビスパDF陣を引き締める。「ラインを上げろ」。どしゃぶりの雨の中、小島伸が的確なコーチングでDF陣を統率する。雨に滑って鋭いゴロのシュートも体の正面で止め、正確なゴールキックで攻撃の第一歩を築いた。1点を奪われたが抜群の安定感。本人も「納得のいくプレーができてきた」と満足そうだ。
4月に左ひざ半月板を手術して以来、リハビリを続行。その間、正GKの座も尾崎や塚本に譲った。6月中旬のカップ戦(横浜F・M戦)に復帰するも「ボールに反応できなかった」と本来の動きには程遠い内容だった。
第2ステージもベンチを温め続けた。しかし、リーグ通算234試合を誇るベテランは“外野”から冷静に試合を分析。「柏戦は相手の3点目で流れが変わった。あの点で選手の集中力が切れ、足が止まってしまった」
ピッコリ監督はこの日の練習後、小島伸に「非常によくなっている」と評価。次節の札幌戦(9月8日)に向け「(GK陣の)4人のうち最高のものを使う」と明言し、正GK争いを歓迎の様子だ。
「9月は大事な試合が続く。監督から『行け』といわれたら行く」。年間順位が14位に転落したアビスパ。守備再建になくてはならない男が帰ってきた。(小田健太)
ボランチ米田攻撃陣リード 3点目を演出
アビスパ・サテライトチームが福岡大と対戦し、4―1(前半1―1)で勝った。ボランチのMF米田兼一郎(19)が細かいパス交換で攻撃陣をリード。後半30分すぎには、FWアレホに絶妙な浮き球を通し、試合を決定づける3点目を奪った。それでも米田は「まだまだ駄目です」と反省しきりだった。
2001年8月31日付 西日本スポーツ病気の子供にエール
「元気になったら博多の森に応援に来てね」―。アビスパ福岡のGK尾崎勇史ら8選手らが福岡市中央区の福岡市立子ども病院・感染症センターを訪れ、入院する約80人の子供たちに励ましのエールとともに、サイン入りのノートなどを贈った。選手の施設・病院訪問は、ピッコリ監督が勧め、今回が3回目。同センター職員の岸本文子さんは「子供たちにも大変励みになりました。今後もまた来ていただきたい」と感謝していた。
2001年8月29日付 西日本スポーツピッコリ監督 七変化 GK陣にバーチャル特訓
俊輔、ビスマルク、黄善洪…自ら敵のキーマン演じシュート役
「シミュレーションしろ」とGK陣にゲキをとばすピッコリ監督(左)
ディフェンス改革に着手だ。前節の柏戦で屈辱的な大敗を喫したアビスパ福岡は、徹底的な守備力強化に乗り出した。雁の巣球技場(福岡市)で練習を再開した28日は、ピッコリ監督自身がシュート役となって、GK陣に“特守”を敢行。「敵がどう動くかシミュレーションして、もっと考えろ」と、自らを対戦相手のFWに見立てた“バーチャル特訓”を行った。キーワードは「シミュレーション」だ。
「もし中村(俊輔)だったら」、「もしビスマルクだったら」…。ピッコリ監督は、自らを他のJチームの司令塔やストライカーに例えて、塚本、小島伸、尾崎、水谷の4人のGK陣に対し、絶え間なくシュートを放った。「サッカーはいつも正しい動きじゃない。その時の状況と、シュートを打つ選手の特徴をとらえて守るんだ」。指示の言葉にも力が入る。柏戦では2―5。昨年、ピッコリ体制となってから、ワースト失点の惨敗だった。フィジカル強化で昨年第2ステージ6位と浮上もしたアビスパながら、ここにきて、指揮官には選手のヘッドワークに不満が募る。相手の顔を頭にたたき込み、一歩先を読むデリケートなプレーだ。いつもは過去の敗戦を振り返らない指揮官だが、バーチャル特守では柏戦で2点を許したFW黄善洪の名前を連呼し、繰り返しGK陣の動きを修正した。
特訓を受けた塚本は「読みが必要なのはあらためて感じた」、尾崎も「DFがシュートコースを切ってくれたときは、ポジショニングを少しずらしたりとか、状況に応じてのシミュレーションが大事」と話した。
今後、DF陣の“シミュレーション特守”を実施する計画。幸い、次の試合まであと10日あり、課題修正の時間的余裕はある。現在、年間総合順位で14位。J1残留争いを繰り広げた99年をほうふつとさせる。しかし決定的に違うのは、呂比須、盧の加入で確実に得点力を強化したこと。後は守備陣がきっちりと抑えれば、下位から抜け出すことは可能なのだ。 (山口智子)
2001年8月28日付 西日本スポーツ若手奮起へ中払ゲキ 低迷打開へ「プレーで引っ張る」
先発メンバーの中で唯一の20歳代として活躍する中払
アビスパ福岡に忍び寄る「高齢化問題」を打開しようと先発組で唯一の20代のフィールドプレーヤーMF中払大介(24)が若手に奮起を促した。ベテラン主体のアビスパは前節25日の柏戦では前半を2―2の同点で折り返しながら、後半は「高齢選手」が息切れして2―5と惨敗。「このままだといけない。若手に頑張ってもらうため、ボクも頑張る」と自らの攻撃的なプレーで若手を刺激することを誓った。
真夏の柏戦。後半に入るとベテラン選手の足が止まった。DF陣は簡単に両サイドを突破され失点を重ねた。攻撃も単調となり、柏防御網を崩せなかった。年齢からくる肉体的な疲労度は隠しようもなかった。
先発組の平均年齢は他チームより5歳前後も高い31・64歳。Jリーグ関係者も「記憶にない」というほどの高齢化チームだ。しかしピッコリ監督は「ベテランのほうがパフォーマンスがいいから使うんだ」と話すように、若手の力不足は歴然。J2降格の危機が迫る中、スタミナ切れの不安があってもベテランの力に頼らざるを得ないのだ。
そんな現状を打破しようと中払が「ボクが引っ張ってやらないと」と気を引き締めた。中払、山下、久永の3人は1977年生まれの24歳。本来ならば、チームの中核を担う選手だ。山下、久永が故障のため、思うようにプレーに集中できないが、最近ではチームの危機を救おうと、以前から開いている懇親会の「77年会」を頻繁に行って、チーム再建に向けて意見を交換している。クラブ関係者も「彼らにもリーダーシップが芽生えてきたようだ」と話す。
中払は柏戦で今季初ゴールをマーク。新司令塔・盧の加入に刺激され「攻撃面で自分のいいところを出せるようになってきた」とプレー面で自信をつけ始めている。若手の意識革命には、中払のピッチでの活躍が一番だ。(山口智子)
2001年8月27日付 西日本スポーツ得点力向上も守備課題
前半19分、福岡FW・ビアージョへのパスをヘディングでクリアする柏GK・南
就任以来初の5失点大敗に、アビスパのピッコリ監督は「われわれのミスが失点につながった。選手だけでなく、私にも責任があった」と肩を落とした。前半を2―2と折り返したハーフタイム。ピッコリ監督は両サイドバックに「攻撃参加をするように」と指示。逆に柏は後半、DF洪明甫を欠いた急造4バックから従来の3バックに戻し3―5―2の陣形で、アビスパのサイドバックが攻め上がったスペースを突いてきた。
後半12分には、柏の左サイドバック平山にDF内藤が攻め上がったスペースに走り込まれ、勝ち越しゴールを決められた。さらに同22分、同23分と連続失点し勝負はあった。「みんな足が止まってしまった。悪い部分を修正できなかった」とDF前田は唇をかんだ。攻撃陣は前節と合わせ2試合で6ゴール。ピッコリ監督も「確実に伸びている」と得点力に一筋の光を見いだした。中心はFW呂比須だ。「ゴールが見えたら打つだけ」。前半21分、ゴール正面からドリブルで仕掛けシュート。ボールはポストをたたいたが、MF中払が押し込んだ。同38分にもFW呂比須はゴール前でMF盧からパスを受けると、右足を振り抜き2点目を決めた。
だが、得点力はアップしても守備力が課題として浮上してきた。アビスパは「(第1ステージ6位の)柏戦が第2ステージで上位を狙う試金石」(クラブ関係者)とみていたが、横浜に抜かれて年間順位は14位に転落、J2降格ゾーン目前となった。 (小田健太)川淵チェアマン観戦 〇…Jリーグの川淵三郎チェアマンが福岡―柏戦を観戦した。川淵チェアマンは試合が柏の一方的展開になっても最後までしっかり観戦。福岡の1部サポーターは、川淵チェアマンの来場に対し過激な横断幕を張ったが、同チェアマンは「面白いゲームで、お客さんも喜んだだろう」と満足そうに球技場を後にした。
2001年8月22日付 西日本スポーツ山下・松原 早く復帰した〜い
呂比須、の加入刺激にリハビリ急ピッチ
復帰に意欲を見せる山下(右)と松原
アビスパ福岡のFW陣の中で、軽度のヘルニアで戦列を離れている山下芳輝(23)と右ひざ故障でリハビリ中の松原良香(27)が、急ピッチで回復に努めている。山下は早ければ9月8日のコンサドーレ札幌戦(札幌厚別)、松原は10月13日のジェフ市原戦(市原)での復帰に照準を絞る。チームは19日のホーム開幕戦でC大阪に快勝しただけに、2人は「早く試合に出たい」と意気込んでいる。レギュラー組は21日、いつもの雁の巣球技場(福岡市東区)から博多の森補助陸上競技場(同市博多区)に場所を移して練習をした。だが、山下と松原は雁の巣の“居残り組”だった。山下は第1ステージ終了後、疲労などが原因の軽度のヘルニアと診断され、約1カ月間、先発組と別メニューで練習。松原は右ひざ半月板損傷のため7月下旬に東京都内の病院で手術。現在はボールに触らず、軽めのジョギングをこなしている。
FW陣は呂比須が加入し、司令塔の盧が狙い通りの働きをしていることで、第1ステージ15試合で6ゴールという決定力不足解消の兆しが見え始めた。だから、山下、松原ともにうかうかしてはいられない。
1週間前にボールを触り始めたばかりの山下は「新しい選手が活躍している。あせりはないけど、早く一緒にピッチに立ちたい」と話し、松原も「盧の加入は大きい。FW陣はもっと競争して活性化すればいい。もちろん早く試合には出たい」と意気込む。
両選手が復帰すれば、FWは一転し激戦区となる。呂比須、ビアージョの2トップに加え、服部、江口、山下、松原。FWのレギュラー争いが、チームの得点力アップにつながることを期待したい。 (山口智子)
2001年8月21日付 西日本スポーツ司令塔・盧、柏戦OK 右足大丈夫
降格ゾーンから脱出だ
右足の故障は軽度で柏戦は出場可能なMF盧
前節のセレッソ大阪戦(18日・博多の森)で右足を痛めたMF盧廷潤(30)は20日、福岡市東区の雁の巣球技場で特別メニューの練習を行った。けがは軽傷と分かり、25日の柏レイソル戦(同)に出場できる見込みで、盧は「痛みは試合直後よりずいぶんやわらいだ。大丈夫」と笑顔を見せた。盧はC大阪戦で右足を地面に打ちつけて、前半42分で交代。試合直後は足を引きずり、19日には市内の病院で精密検査をする予定だったが、痛みが引き病院にはいかなかった。
20日は、レギュラー組がランニングやミニゲームの回復トレーニングを行ったが、盧は室内で軽めのウエートトレーニングや自転車こぎなどをこなした。盧の右足は目立ったはれもなく、湿布をしているだけで、「今週後半にならないと、試合に出るかどうか分からないけど、今のところ病院に行く予定はない」と話した。
ピッコリ監督は「様子を見る」と柏戦出場の明言は避けたが、クラブ関係者は「けがは軽そうだし、(柏戦は)大丈夫じゃないか」と話した。
盧は、古巣のC大阪相手にDF内藤との連係で右サイドを何度も崩し、司令塔としての役割もきっちり果たして4―0の圧勝劇の原動力となった。「アビスパはあの試合で完ぺきだったし、チームは今、すごくいい雰囲気」と盧。アビスパとしてはこの勢いで柏戦に勝ち、J2降格ゾーンからの脱出に弾みをつけたい。(山口智子)
親しらず「痛い」 呂比須練習休む
〇…軽傷でほっと一息の盧に対し、こちらは相当痛い? C大阪戦で移籍後初ゴールを挙げたFW呂比須がこの日、練習を休んで、福岡市内の歯科医へ。C大阪戦直前に親しらずが痛みだしたため検査を受け、来週にも抜歯することになった。呂比須は「相当痛い」と憂うつな表情。こちらは、かなりこたえたようだ。
2001年8月19日付 西日本スポーツアビスパ新生4発 シビれた第2Sホーム開幕快勝
ビアージョだ呂比須だ…締めたバデア2発
リーグ戦の連敗止めた 司令塔・盧フル回転
【福岡―C大阪】前半23分、ヘディングでゴールを決め喜ぶ呂比須
新戦力が大爆発、今季最多4ゴール。18日、ホーム(博多の森)開幕戦でC大阪と対戦したアビスパ福岡は司令塔盧(元C大阪)を中心に攻撃陣が猛威を振るい、前半17分にFWビアージョが先制の来日初ゴール。続いてFW呂比須(元FC東京)も得意のヘディングで移籍初得点。後半にはDF内藤(同)の効果的パスからMFバデアが2ゴールと圧勝だ。アビスパは連敗を6、連続無得点試合を4で止めた。J2降格ゾーンからの脱出、V戦線参入を目指し進撃開始だ。呂比須だ、バデアだ、ビアージョだ。久々のゴールラッシュ。新司令塔盧も加わり、新旧助っ人の歯車はピッタリ。8試合ぶりの完封勝利で4得点と圧勝、連敗を6で止めた。
ピッコリ監督が「不満は全くない」と満点をつけた。MF盧の加入は大きかった。13日に合流したばかりだが、DF内藤との連係で右サイドを崩し、内藤がゴール前に絶妙のクロス。そのシーンの連続に博多の森はどよめく。
前半17分、呂比須からのパスを受けたビアージョが先制ゴール。来日6試合目で初の得点だ。前半23分には、盧のFKから呂比須の移籍後初ゴールとなる豪快なヘディングシュートも飛び出した。盧は右足を痛め、交代するまでの前半42分間、アビスパが最も必要としていた司令塔の役割をきっちり果たした。「合流してから3日間、毎日10キロ走って体づくりをどうにか間に合わせた」と話した。古巣にリベンジ。結果は出した。
呂比須が「幸せ。今日はどうしても勝ちたかった」と話せば、得点を決めるまでは、ノーコメントを決めこんでいたビアージョも「自分が得点を決めて、勝ったのが信じられない。あせりは感じてなかったけど、ゴールを熱望していたからね」と舌も滑らか。後半はバデアの強烈なミドルシュート2本がさく裂、ともに内藤からのパスだ。
福岡イレブンはJ2降格の不安とサポーターの欲求不満を一掃してくれた。降格の危機が去ったわけではないが、新戦力がかみ合えば降格ゾーンからの脱出、そして優勝争いに絡む可能性も十分にある。(山口智子)
してやったりバデア
〇…「運が良かった」を連発したのはミドルシュート2本を決めたMFバデア。第1ステージは、試合の度に狙ったが、ことごとく相手GKに阻まれた。「呂比須、ビアージョ、盧と新戦力が入ってきたから、マークが弱くなったんじゃないのかな。アビスパはこんなところで下位争いをしているチームじゃないよ」としてやったりの笑顔だ。好パスを供給し2ゴールに貢献したDF内藤も「プロでやってきてよかったと思った。自分をきっちり出せました」と博多の森を後にした。ホーム最多得点勝利 アビスパが本拠地の博多の森で4ゴール差で勝ったのは初めて。チームの最多得点は99年第2ステージの京都戦(西京極)の5ゴール。
第1ステージMVPに前田 西日本新聞社が表彰
〇…西日本新聞社が制定したアビスパ福岡の第1ステージの最優秀選手(MVP)に選出されたDF前田浩二(32)と、最優秀新人選手のDF平島崇(19)の表彰式が18日、C大阪戦の前にあり、西日本新聞社の竹内正昭スポーツ本部長からそれぞれトロフィーと賞金、賞状が贈られた。前田は第1ステージ14試合に出場、横浜M戦では延長Vゴールを挙げるなど、チームを引っ張った。前田は「非常に励みになる」と話し、平島は「チームもレギュラー争いが激しくなってきた。危機感を持ってやりたい」と気を引き締めていた。
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