2000年サミットのロゴマーク決定 九州・沖縄の海イメージ
2000年1月1日朝刊掲載

 真ん中の青は九州・沖縄の海、周りの赤い円は主要八カ国の情熱―政府は三十一日、七月に開催する主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)の公式ロゴマークを発表した。

 一般公募に五千五百七十件の応募があり、沖縄県沖縄市のグラフィックデザイナー、知念秀幸さん(46)の作品=イラスト=が最優秀賞に選ばれた。サミットや関連イベントで案内板、書類などに使われる。

 知念さんは「明るさ、優しさ、おおらかさ、親しみやすさなど九州・沖縄のイメージを太陽のモチーフとして表現しました」と話している。

 また、大分県別府市の会社員、山田俊司さん(44)の作品が優秀賞に、小学生以下の作品二百二十四件から宮崎県清武町の黒木英梨子さん(12)の作品が奨励賞に、それぞれ選ばれた。

↑TOP

サミット蔵相会合 歓迎ムード盛り上げへ 関連のイベントを募集 きょうから推進委
2000年1月20日朝刊掲載

 県内の官民でつくる九州・沖縄サミット福岡蔵相会合推進委員会(会長・麻生渡知事)は二十日から、七月八日に福岡市博物館で開かれる蔵相会合に向けて歓迎ムードを盛り上げる県民の関連行事を募集する。認定されれば、政府の公式ロゴマークをチラシなどに使用できるほか、推進委が四月ごろに作製するPR用冊子にも掲載され、イベントの宣伝もできる。

 推進委は、原則として四月から七月に開催され(1)サミットを周知できる(2)国際的なテーマである(3)福岡をPRできる(4)福岡蔵相会合の歓迎機運醸成に効果的である―のいずれかに該当する行事を想定。宗教的、政治的行事や営利目的、特定企業宣伝の事業は対象にしない。

 ただ、事業運営費などに資金援助はなく、事業終了後、実施報告書を推進委に提出する必要がある。申し込み締め切りは三月十五日。首脳会議が開かれる沖縄県、外相会合がある宮崎県でも同様の取り組みが行われている。申し込み、問い合わせは推進委事務局歓迎行事課=092(711)6856。

↑TOP

週末…ボーナス・山笠商戦と重なった渋滞パニック回避せよ 7月のサミット福岡蔵相会合 県警と市など  連絡協設置、対策検討へ
2000年1月21日朝刊掲載

 福岡市で七月八日にある主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)の福岡蔵相会合で、通行止めや検問に伴う交通渋滞対策に、福岡県警や福岡市などが頭を痛めている。八カ国の蔵相らが滞在する三日間(七―九日)は週末にあたり、福博の街は、VIP警護のための交通規制とボーナス・山笠商戦のピークが重なるからだ。県警は「普段の日曜の朝ぐらいの通行量にできないか」と、民間を含めた連絡協議会を二十六日に発足させ、協力を呼びかけることにしている。

 福岡蔵相会合は、福岡市博物館(早良区)であり、会議後は大濠公園の日本庭園(中央区)で夕食会。前日の七日夜も、市内で歓迎レセプションが計画されている。

 八カ国の蔵相ら一行は都心の複数のホテルに二泊三日の予定で滞在するとみられ、県警は蔵相らが各会場へ移動する際は、福岡都市高速道を含め一般車両の通行を規制するほか、検問も行う。

 連絡協は、規制や検問を受ける車を少なくして市民生活への影響を抑えるのが目的で、九州運輸局、九州通産局、福岡食糧事務所などの官公庁や九州・山口経済連合会、福岡商工会議所、県中小企業経営者協会など二十二団体で組織。業務や通勤で車の使用を減らすよう申し合わせる。マイカーをはじめバス、タクシーにも協力を求めるなどの具体策を話し合うという。  県警によると、土、日曜の晴れた午後、福岡市の都心に向かう車はピーク時で約二十五万台。雨天や大売り出し期間はさらに増えるといい、梅雨末期のボーナス直後で、ちょうど山笠の見物客が増える蔵相会合期間は「車の総量が減らない限り、街全体がパニックになる恐れがある」という。

 県警サミット対策課は「都心へ流れる車は、日曜でも、午前は午後より約三割少ない。日曜の朝を目標に、車を減らす呼びかけを進めたい」と話している。

↑TOP

九州・沖縄サミットまで半年 準備作業急ピッチ 台風、普天間…なお課題も
2000年1月22日朝刊掲載

 七月二十一日から沖縄県名護市で開かれる主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)まで、あと半年となった。わが国では四度目のサミットだが、東京以外の地方開催は初めて。同市での会場建設など準備作業が急ピッチで進んでいる。蔵相、外相会合が開かれる福岡、宮崎両県も含め、地元の受け入れ態勢づくりも余念がないが、名護市では米軍普天間飛行場移設で反対運動が続いており、基地問題の影響を懸念する声もある。

 「サミット会場の整備などは、天候が非常に良かったため、予想よりはるかに早いペースで進んでおります」

 青木幹雄官房長官は、サミット開催までちょうど半年の節目にあたる二十一日の記者会見でこう強調。この日、小渕恵三首相が音楽プロデューサーの小室哲哉氏にサミットのイメージソング作製を依頼する電話をしたエピソードも披露した。

 名護市部瀬名岬に建設中の主会場施設「万国津梁(しんりょう)館」は、サミットの沖縄開催が決まった約一カ月後に着工。「この種の建物としては異例のスピード工事」(関係者)となっていたが、予定の三月完成も可能という状況。全国から二万人の応援を受ける警察の警備体制も固まり、受け入れ準備は着実に進行している。

 サミットの討議テーマは、年明け早々の外遊で東南アジア三カ国を歴訪した首相が「サミットにアジアの声を」と意気込んでいるが、具体的には「これからの問題」(青木官房長官)。二十二、二十三日に京都で開く参加各国の首脳個人代表(シェルパ)の初準備会合で調整が本格化する。

 一方、懸念材料もある。七月は台風シーズンとあって、台風直撃で各国代表団が沖縄入りできない恐れもあり、政府はその場合に備えて会場を東京に移す用意も怠っていない。悪天候は不可抗力としても、サミットに影を落としかねないのが、普天間飛行場の移設問題。サミット会場となる名護市が移設受け入れ先となり、反対派住民が市長のリコール(解職請求)に動きだしている。

 この問題をめぐって混乱が続けば、開催地に沖縄を選んだことが逆効果ともなりかねない。政府は、沖縄振興策のてこ入れで軟着陸を図る意向だが、政局の動向次第で小渕政権そのものが揺らぐ懸念もあり、円滑な開催に至るまでにはなお曲折もありそうだ。

↑TOP

中国経済など論議 福岡会合へ作業開始 宮沢蔵相
2000年1月23日朝刊掲載

 先進七カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G7)は二十二日、今年七月に開催される主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)の一部として福岡市で開催される福岡蔵相会合での主要テーマなどについて議論し、共同声明に「われわれは福岡会合のための準備作業を開始する」と明記した。宮沢喜一蔵相は会見で「中国やインド経済もテーマにしてよい」との認識も表明し、今後、各国の事務レベルで協議する。

 共同声明には、福岡蔵相会合でのテーマとして(1)アジア金融危機の再発を防止することなどを目的にした国際金融システム改革(2)重債務貧困国に対する債務救済問題―について引き続き討議することを明記。さらに、新しいテーマとして電子商取引など情報技術(IT)とグローバル経済のさらなる進展が二十一世紀の各国経済に与える影響などを問題提起した。

 また宮沢蔵相は、同日の会合で「中国やインド経済が議論されていない」との問題提起があったことを披露。地域的テーマはなじまないとの意見もある一方で、ロシアがG7に招かれていることを踏まえ「今度のサミットで議論されてよいと思う」と述べ、今後の課題と考えていることを明らかにした。

↑TOP

河野外相、サミット施設視察 宮崎と福岡を訪問
2000年1月24日朝刊掲載

 河野洋平外相は二十三日、七月に主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)外相会合がある宮崎市と、蔵相会合がある福岡市を訪れた。宮崎市では、会合の会場となるシーガイア国際会議場やホテルオーシャン45などを視察し、施設の充実ぶりに満足していた。

 河野外相は、宮崎市で松形祐堯・宮崎県知事や津村重光・宮崎市長らと会談した後、シーガイアなどに足を運び「会議を運営する上で非常に機能的。設備面では申し分ない」と強調した。

 この後、福岡空港では、麻生渡・福岡県知事、山崎広太郎・福岡市長と会談。河野外相が「蔵相会合はサミットの最初の会議。経済問題は世界の関心が高く、注目を集める会議になるだろう」と述べると、麻生知事は「最初の会議なので勢いをつけ、サミット全体が大成功するようにしたい」と意欲を語った。会談を終え、河野外相は空路、沖縄に向かった。に招かれていることを踏まえ「今度のサミットで議論されてよいと思う」と述べ、今後の課題と考えていることを明らかにした。

↑TOP

交通量抑制策を協議 サミット準備会合
2000年1月26日朝刊掲載

 七月に開かれる主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)の首脳会議と閣僚会合の開催地となる沖縄、福岡、宮崎三県の連絡会議が二十五日、宮崎市のシーガイアであり、今年五月に福岡市で開かれる「博多どんたく港まつり」で「九州・沖縄サミット隊」(仮称)を編成するなど、三県合同でサミット関連事業を展開することを決めた。

 連絡会議は三県のほか、名護市や福岡市、宮崎市などのサミット担当者が受け入れ態勢などについて意見や情報を交換する。昨年七月の沖縄県での会合に次いで二回目。

 今回は、サミット関連事業の合同展開やイベントの企画、報道関係者へのPRなど七点について協議した。その結果、これまで沖縄、宮崎両県が「博多どんたく」に独自に出していたパレード隊の統合を福岡県が提案。主要八カ国(G8)各国の留学生なども加え、百―百五十人規模の「九州・沖縄サミット隊」を結成する方針を決めた。

 また、沖縄県が五月中旬、全国の子供たち約七十人を集めて地球環境問題を話し合う「小中学生サミット」にも福岡、宮崎両県から参加することを申し合わせた。

↑TOP

サミットの福岡蔵相会合期間 渋滞対策協が発足
2000年1月27日朝刊掲載

 福岡市で七月に開かれる主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)蔵相会合で、行政と民間が協力して期間中の交通渋滞の回避を図ることを目的とした交通総量抑制連絡協議会(会長・小島隆雄福岡県警交通部長)が二十六日、発足した。

 県警、九州運輸局、九州通産局などのほか、九州・山口経済連合会、福岡商工会議所、県中小企業経営者協会など計二十二の機関・団体で組織。市内で開かれた発足式で、小島部長は「十分な対策で開催の万全を期すとともに、市民生活への影響も最小限にとどめたい」とあいさつした。

 同協議会は、博多祇園山笠などと重なる期間中、業務での車利用やマイカー通勤を減らすよう呼びかけるなどして、市内の交通量を「通常の約三割減となる正月の午前中並みに抑えたい」としている。

↑TOP

ボランティアを募集 九州・沖縄サミット福岡蔵相会合推進委
2000年1月28日朝刊掲載

 九州・沖縄サミット福岡蔵相会合推進委員会(会長・麻生渡福岡県知事)は二十八日から、七月八日に福岡市博物館である蔵相会合の関連行事に協力するボランティアを募集する。同県内各地に張り出すPR用ポスターも作製しており、国内初のサミット地方開催の幕開けを告げる蔵相会合成功に向けて、ムード盛り上げに全力を挙げる。

 ボランティアは、英検二級以上程度の英会話能力がある日本人か、日本語と英語が話せる外国人が対象。研修などを経て、七月四―十一日ごろ、福岡空港やレセプション会場で案内、誘導などを担当する。募集人員は約三百五十人、申し込み締め切りは二月二十九日。  ボランティア応募の問い合わせは同推進委事務局=092(737)2415。

↑TOP

蔵相会合場に飾り山
2000年1月29日朝刊掲載

 今年七月八日に開かれる主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)蔵相会合の会場となる福岡市博物館(早良区百道浜)に、博多祇園山笠の飾り山が展示されることが決まった。博多祇園山笠振興会(石橋清助会長)の新年総会で二十八日、報告された。

 七月八日は山笠の期間中(同月一日―十五日)にあたり、同振興会は「フクオカ」が誇る伝統の祭りの魅力を世界に発信し、山笠と蔵相会合を成功させようと誓い合った。

 飾り山の費用は福岡県や福岡市などでつくる蔵相会合推進委員会が負担し、飾り山に取り付ける山笠人形は博多人形師の置鮎琢磨さん(71)と田中弘さん(62)が共同で制作する。飾り山の高さは約十二メートルで、市博物館一階ロビーに六月下旬から八月末まで置くという。石橋会長は総会で「蔵相会合もあり、今年の山笠は外国からのお客さんも多くなる。よりきらびやかな山笠にしよう」とあいさつした。

↑TOP


西日本新聞社のページに戻る