主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)の主会場となる沖縄県名護市は、政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先でもある。街に「サミット歓迎」のポスターがあふれる一方で、基地反対を掲げる地元の非政府組織(NGO)は十七日から、同市中心部に臨時事務所を開設、各国首脳や報道陣にアピールする多彩な活動を予定している。
事務所を設けるのは名護市を中心に活動する市民団体や労組など約二十団体でつくる「ヤンバル・ピース・ウエーブ」実行委員会。基地問題のほか、沖縄周辺に生息するジュゴンの保護や沖縄戦など、盛りだくさんの資料を英訳付きで準備。サミット取材に訪れるマスコミに情報提供する。
サミット初日の二十一日には「ピース・ウオーク」と題して市内中心部から首脳会議場の万国津梁館(しんりようかん)までを歩き、基地問題を説明するチラシ配布や署名活動を展開する。
十九日には県内外の大学教授やジャーナリストらを招いて、サミット後の本土と沖縄の在り方を考えるシンポジウムを開催。二十三日には米軍基地周辺を案内するプレスツアーも計画している。
沖縄らしく芸能色豊かな活動も盛りだくさんだ。二十二日に名護市のキャンプ・シュワブそばで寸劇や沖縄民踊を交えて基地反対をアピール。二十二、二十三日には、ミュージシャンの喜納昌吉さんら、各国の音楽家が辺野古海岸の特設ステージでコンサートを開く。
同実行委員会の仲村善幸・ヘリ基地反対協議会事務局長は「名護市民の声を世界に発信して、ポスト・サミットに備えたい」と話している。
写真:事務所の看板作りに追われるNGOのメンバーら =16日午後、沖縄県名護市
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