博多祇園山笠/各流れ総務の決意表明

博多祇園山笠は、九日の「お汐井(しおい)取り」から、舁(か)き山七流(ながれ)の男たちが街を駆ける。フィナーレの「追い山」(十五日)に向けて祭りの熱気が高まる中、七流を率いる総務たちに今年の山笠への意気込みを聞いた。
●立派な祝いめでた歌いたい/一番山笠 千代流/梅津 京助さん(71)
七年に一度の一番山なので流の結束も強まり、熱気も高まっている。櫛田入りでは、立派な「祝いめでた」を歌いたい。全コースでは三年連続のトップになって、来年の流結成五十周年を迎えたい。
●人の和大切に全力を尽くす/二番山笠 恵比須流/矢野 与四郎さん(77)
流の舁き山に、初めて女神の「女(めん)恵比須」を飾った。山笠の台も七年ぶりに新調し、櫛田入りで好タイムを目指す。伝統のある流だけに、人の和を大切にしている。全コースでも全力を尽くしたい。
●魂ひとつに山笠を舁く/三番山笠 土居流/大庭 辰彌さん(70)
町ごとにデザインが異なるかすりの法被が特徴。舁き手に巧者が多く、お互いのきずなが強い。流の仲間たちと魂をひとつに、一年を通じて抱いてきた山笠への「思い」を大切に、祭りに打ち込みたい。
●伝統の力で好成績目指す/四番山笠 大黒流/安倍 正詔さん(54)
狭い通りを舁くのが上手な流。伝統を重んじながら、若手とベテランが息を合わせて、全コースでトップを目指す。博多に袖の湊(そでのみなと)を開いた平清盛を飾り、再開発が進む街を駆け抜けたい。
●巧者が多くトップを狙う/五番山笠 東流/原田 茂俊さん(56)
法被のデザインは流で統一。一年を通じて流の会合も多く、気持ちを一つにしている。舁き手に巧者が多いので、櫛田入り、全コースともトップを狙いたい。舁き山は、若手人形師が初めて手掛けた源義経。
●美しく、無事に奉納したい/六番山笠 中洲流/山下 正士さん(56)
今年、流が五十周年を迎えて意気も上がっている。伝統ある山笠を美しく、無事に奉納したい。舁き山は、来夏に開館する「博多座」のこけら落としで上演される歌舞伎にちなんだ絢爛(けんらん)な山笠。
●勇壮な舁き山を披露/七番山笠 西流/森下 章一さん(61)
流では初めて、舁き山の表と見送り(裏正面)に二体の人形を飾った。今年は記録にこだわらず、櫛田入りで勇壮な舁き山を披露したい。各町では若手が山笠の勉強会を開き、熱心に祭りに取り組んでいる。
●「静」「動」が祭りを演出/博多祇園山笠振興会会長代行/後藤 久義さん(66)
山笠見物では飾り山の「静」と舁き山の「動」が織りなす祭りの演出を味わってほしい。年々、盛んになる博多山笠は全国的にも有名になった。参加者だけでなく、見物客も楽しめる日本一の祭りにしたい。

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