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頂点に挑む郷土勢 <12> |
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| 柔道男子100キロ超級 |
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篠原信一(旭化成) |
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「真の王者」を目指す |
昨年のバーミンガム世界選手権では100キロ超級と無差別で2つの金メダルを手にした。「オリンピックでも金メダルを取ります」。八月の五輪代表合宿には、二年前のワールドカップ(W杯=国別対抗団体戦)で敗れたトメノフ(ロシア)も参加した。だがそのライバルは、篠原と試合形式の乱取りをするのを断った。手の内を探られるのを恐れてのことだった。 シドニーでも篠原が金メダル最右翼であることは間違いない。バーミンガムは欠場したが、一九九五年の幕張世界選手権で重量級2階級制覇を果たし、九六年のアトランタ五輪と九七年のパリ世界選手権を制したドイエ(フランス)との決着にも闘争心を燃やす。 一歩一歩、着実に階段を上がってきた。決勝でドイエに負けたパリ、2階級制覇のバーミンガムと、二つの世界選手権のビデオを春の五輪代表合宿でじっくり見た。「パリの方が柔道が雑でしたね。別にターニングポイントとかはないんやけど。同じ柔道をやっているつもりだったが、柔道が変わっていた」。一緒にビデオを見た山下泰裕全日本男子監督からも「以前は荒っぽかったな」と言われたという。 日ごとに高まる金メダルへの期待。合宿での疲れとともに、さすがの篠原も最近はピリピリムードになってきた。持病の腰痛も影を落とす。それでも「自分の柔道をすれば大丈夫でしょう」。体重無差別の全日本選手権、世界選手権、そして五輪の「3冠」達成で、篠原は真の王者となる。 (手島 基)=おわり |
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