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 | | 「優しい子」暴走なぜ
幼い子と遊ぶ姿度々 成績優秀 事件後も通学 |
信じられない「結末」を迎えた。長崎市の幼稚園児、種元駿(しゅん)ちゃん(4つ)誘拐殺人事件で、長崎県警捜査本部は九日、同市内に住む十二歳の男子中学一年生を補導した。県警の事情聴取に対して素直に事件への関与を認め、謝罪をも口にした男子生徒。ただ、駿ちゃんの衣服を脱がせ、駐車場ビルから突き落としたとされる残忍な行動の背景に何があったのか。その素顔は…。教育現場、地域、そして社会に波紋を広げた「12歳」の衝撃を追う。
長崎市教委や知人などによると、男子生徒はおとなしい性格で、人見知りをするタイプだった。事件発生後も学校では特に変わった様子はなく、一日も休んでいなかった。
「身長が高く、体格もがっちりしているが、動作が緩慢なところがあった。友人らにからかわれたりすると、突然、叫んだり、大声を出すなどパニック状態になることもあった」。学校関係者は男子生徒の「素顔」の一端をそう説明した。
同じクラスのある女子生徒は「感情的になることもあったけど、けんかをして勝つようなタイプではなく、事件を起こすような男の子ではない」と驚く。
学力は学級でトップクラス。一学期の期末テストは、五教科五百点満点で四百六十五点の成績を挙げていた。美術や体育は苦手。本を読むのが好きで、愛読書は「三国志」。身の周りの整とんが不得手で、机の引き出しやロッカーの中は整理されていなかった。「いじめ」はなく、非行歴や不登校の経験もないという。
両親と三人暮らし。近所の人によると、両親は授業参観や自治会の総会に出席することは少なく、地域の親子レクリエーションにも、役員らが説得しても参加することはほとんどなかった。また男子生徒は、夜十時ごろまでゲームセンターで遊ぶことが多かった。
男子生徒の自宅近くでは、小学校低学年ぐらいの幼い子と親しそうにしゃべっている姿も何度か目撃されている。同じマンションに住む主婦は「一、二年ほど前、エレベーターで一緒になり『将来は何になるの』と問いかけると、料理人と答えて、にっこりと笑ったのをよく覚えている」という。
別の主婦は「優しい感じの子だった。ベンチでたたずんでいるのをよく見かけたけど、人に危害を加えるような子ではない」と信じられない様子。同じ学年の子どもを持つ母親は「服装の乱れもなく、非行に走るような子ではない。ちゃんとあいさつのできる子だった」と語った。
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