博多湾の人工島(アイランドシティ)事業を進めている福岡市の第三セクター「博多港開発」が一本百万円のケヤキを六百本購入していた問題で、共産党市議は十二日、今後、人工島にケヤキを植える際、樹木の購入費とは別に「一本当たり五十五万円の費用が必要」とする独自試算を明らかにした。
同市議によると、博多港開発は今春、総額七千百四十万円で人工島にケヤキなどの樹木四百四本を植える工事を発注。同党の調査では「ケヤキ五十四本分の植栽工事費は二千九百七十万円」との結果が出ており、「ケヤキ一本を植えるのに五十五万円もかかったことになる」と指摘している。
さらに、枯れたケヤキ三本を除く残り五百四十三本を人工島に植えれば約三億円の追加投資が必要になるとして「無駄遣い以外の何物でもない」と批判する。
これに対し、同市港湾局の酒井勇三郎局長は「調査中で一概に言えない」と断った上で、「(博多港開発の発注工事の中には)ケヤキの植栽以外に土壌改良などの工事費が含まれている可能性もあり、それなら高いとはいえない」としている。