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人工島ケヤキ・庭石問題の経緯
人工島の概要
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20030224付 朝刊
◎ケヤキ・庭石 きょう百条委 提出資料と矛盾次々 価格・妥当性揺らぐ 運搬費・帳簿上消える 出所・200本なお不明
福岡市の第三セクター「博多港開発」による約十億円のケヤキ・庭石購入問題を調査する市議会百条委(大神研裕委員長)は二十四日、証人喚問を行う。西田藤二・元市議(51)の関係会社などが提出した資料では、転売益が四億円を超すことが判明。ケヤキ・庭石の価格の妥当性が根底から大きく揺らいでおり、委員会の調査とともに、市側もあらためて真相解明の努力を迫られている。
ケヤキは一本約百万円で、六百本合計で約六億二千万円。庭石は一万トンで約三億六千万円だった。博多港開発は問題発覚後、業界団体などに鑑定を依頼。その結果、価格は「妥当だった」との主張を続けてきた。
しかし、千二百ページを超す百条委の資料から、転売益は予想を上回る四億円超であることが判明。委員からは「四割が中間で抜かれており、まともな商取引ではない」との声が強まっており、刑事告発や損害賠償など法的措置を求める市民団体の動きも活発化しそうだ。
ケヤキ六百本のうち、まだ鹿児島県内のほ場に植えられたままの五百四十三本の運搬費も問題だ。博多港開発は人工島までの運搬費を含む代金を、宮崎市の木材業者に支払い済み。複数の造園関係者の試算では、一億円程度とみられる。
木材業者は「運搬費は預かり金として会計処理している」と説明していたが、業者の貸借対照表には、預かり金は約八万九千円(昨年四月末現在)しか記載されていない。預かり金のほかに未払い金、未払い費用などを含めた流動負債の総額も、約三千百万円(同)にとどまり、帳簿上は運搬費が消えたことになる。
ケヤキの出所に関しても、市側の調査と実際との食い違いが表面化。
博多港開発の調査に対し、宮崎市の木材業者は三百五十本を国有林から採取し、二百五十本を宮崎県串間市の造園業者から買い付けたと説明。しかし、少なくとも計四百本が造園業者から直接、西田氏の関係会社にわたっており、残る二百本の出所はなお不明だ。
証人は西田氏のほか、志岐真一・博多港開発前社長(65)、大庭樹・同社元常務(63)の三人。転売益の使途と三氏の関与が最大の焦点となる。
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