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20030226付 朝刊
◎福岡県/福岡市ケヤキ問題 山崎市長が刑事告発検討表明 「不透明取引厳正に対処」 3セクの見直しを強調/ふくおか都市圏
 福岡市の第三セクター「博多港開発」の高額ケヤキ・庭石購入問題で、山崎広太郎市長は二十五日午後「市関係者の告発も視野に入れながら、厳正に対処したい」との談話を発表した。取引に深く関与したとみられる同社前社長の志岐真一氏(65)、同社元常務の大庭樹氏(63)、元市議の西田藤二氏(51)の三氏について、市監査委員や市議会百条委員会の調査結果も踏まえて、商法の特別背任容疑での刑事告発に踏み切る考えだ。
 山崎市長は、三氏に対する証人喚問が行われた二十四日の百条委によって「極めて不透明な取引や契約が存在することが明確になった」と指摘した。
 また一九九三年、志岐港湾局長(当時)の名前で博多港開発に出された依頼文が、取引の発端になった点を重視。「市と三セクの在り方の根本が問われている課題であり、早急な対応が必要」と述べた。
 約十億円のケヤキ・庭石の取引をめぐっては、西田氏の関係企業が介在して四億円を超える転売益を得ていたことが、百条委への提出資料から判明。取引額の四割もが中間マージンとして抜かれていたことで、価格の妥当性は大きく揺らいでおり、市幹部は「三氏が三セクに損害を与えたという見方ができるのではないか」としている。
 この日、開会中の定例議会でも、各会派が新年度予算案を審議する議案質疑でケヤキ・庭石問題を取り上げた。「市民の信頼が大きく失墜している」として市側に三セクの抜本的改革を迫り、三氏の刑事告発を目指す方針についても各会派が確認している。
   ◇   ◇
 この日、ケヤキ・庭石購入問題に関連して、西田氏の周辺に新たな問題が浮上した。博多港開発に庭石を納入した古賀市の造園会社「一ツ葉技研」が、西田氏が衆院選福岡1区に立候補した二〇〇〇年に、自民党県1区支部の広告板の製作と取り付けを五百万円で受注していたことが分かった。
 また、西田氏の関係企業が〇〇年と〇一年、自民党福岡市東区第1支部に計四十四万円の政治献金をしていたことも判明。しかし、西田氏は百条委で献金を否定していたことから、来月二十日に再開予定の百条委の新たな焦点が浮上した形だ。

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