九日投開票された衆院選に絡み、熊本県警は十二日、公選法違反(買収)の疑いで、同県五和町二江、五和町議会議長崎本弘訓(ひろのり)(59)と、同、副議長福田忠昭(58)の両容疑者を逮捕した。大筋で容疑を認めているという。
調べでは、両容疑者は衆院選公示前の十月十五日、熊本4区から自民党公認で六選を目指し立候補を予定していた園田博之氏を当選させる目的で同県富合町の飲食店で五和町議十数人に園田氏への投票と票の取りまとめを依頼、報酬としてそれぞれに現金一万円を渡した疑い。ほとんどが数日以内に返したという。
園田氏は、同選挙で次点の社民新人候補に十万票以上の差をつけて当選。買収があったとされる当時も、圧勝が予想されており、県警は動機を調べている。
園田博之事務所は「園田はクリーンな選挙を訴えており、残念で仕方がない。今回の選挙は大勝が予想されていたが、陣営にゆるみがあったとも思わない」としている。
【20031113朝刊】