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豊作願う「おしろい祭り」 杷木町

 新米の粉を水で練った「おしろい」を顔に塗って翌年の豊作を願う奇祭「おしろい祭り」が二日、福岡県杷木町大山の大山祇(ずみ)神社であった。今年は相次ぐ台風で同町特産のカキも被害を受けており、氏子たちは顔を真っ白にしながら「来年こそは大豊作」と願いをかけた。

 おしろいが顔にたくさん付くほど、豊作になるといわれる。神事に続いて一人ひとりにお神酒や米三合分の大きな押しずしが振る舞われた。おしろいを付けた氏子たちが藁(わら)つとに入れた押しずしを肩にかついで山道を帰ると、のどかな姿に観光客が盛んにシャッターを切った。

 宮司の神坂貞幸さん(61)は「先祖たちも台風などの災害を受け止めながら豊作を願ってきたのだと思います。今年はおしろいがよくついていました」と笑顔で語った。

(2004/12/03)

【写真】「おしろい」を塗られ顔をしかめる男性 =2日午後、福岡県杷木町大山の大山祇神社

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