大野功統防衛庁長官は二十八日、イラク南部サマワで人道復興支援活動を実施している部隊を交代させるため、陸上自衛隊の第五次イラク復興支援群(群長・太田清彦一佐、約五百人)に派遣命令を出した。昨年十二月に派遣一年延長を決めてから初の派遣命令で、二月上旬以降、三派に分かれて出発する。任期は約三カ月間。
五次隊は陸自第十師団(司令部・名古屋市)を中心に編成。派遣部隊の総数は、地元との調整に当たる復興業務支援隊約百人と併せて六百人弱となる。イラク国民議会選挙後の治安悪化に備え、約五十人の給水要員のうち約三十人を、警備要員に充てる。
英政府が、サマワの治安維持任務に当たるオランダ軍が三月に撤退した後の後継任務に当たる方針を表明したが、英軍の人員は約六百人とオランダ軍(約千四百人)の半分以下になるため、防衛庁は警備要員の増強に踏み切った。同庁は「政府開発援助(ODA)による給水設備の整備が進み、宿営地外での活動が増加したため警備要員を増やした」と説明している。
復興業務支援隊には、現地の建設技術者に対して助言する防衛施設庁の技官二人が初めて参加する。
[2005/01/29]