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大分県/’04参院選・おおいた=演説で対決色鮮明に 自民現職 民主新人 二大政党が火花

大分市の公園で自民現職候補の応援演説をする安倍晋三幹事長(右端)
 「年金」と「自衛隊の多国籍軍参加」を二大争点に、自民、民主の「二大政党」の論戦が熱を帯びてきた参院選。勝敗の行方は二十七の「一人区」が握るとされる中、自民現職と民主新人が激しく競り合う大分選挙区が全国的に注目されている。両党とも「大分の勝敗が全体を占う試金石」とみており、来援した党幹部の演説内容も対決色が鮮明になってきた。

 「民主党は年金改革に向けた『三党合意』を選挙に勝つために反古(ほご)にした。党と党の約束を守れない政党が国民に約束できるのか」

 二日、自民党の安倍晋三幹事長はJR中津駅前に集まった約三千人(主催者発表)を前に声を張り上げた。この日、安倍幹事長は、東京から空路大分入りし、半日で中津―日田―別府―大分―佐伯の五市を駆け抜ける強行日程だが、各市で民主批判を展開した。

 日田市中心部の公園では「小泉政権が誕生した際に民主党は『改革はできるはずもない』と言った。自民が汗を流して改革を実行している間、野党は悪口ばかり言っていたが、景気は着実に明るい兆しを見せている」と強調。人気格闘家の小川直也氏と一緒に流行中の「ハッスルポーズ」を演じると歓声が上がった。

 安倍幹事長の“強行軍”について、自民県連のある幹部は「党の選挙責任者がこれだけ汗をかいてる姿を見れば、組織も引き締まる」(自民党県連幹部)と期待感を込めた。民主側は四日に大分市内で「一万人集会」を開き、岡田克也党代表が来援。全国注視の「サバイバル」はますますヒートアップしそうだ。

【20040703朝刊】