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福岡県西方沖地震


■NTTドコモ 緊急携帯 優先されず 福岡沖地震直後 揺れで装置故障

 福岡沖地震の発生直後、官公庁や消防機関がNTTドコモ九州と契約し、災害発生時に優先して回線を利用できる「優先携帯電話」が九州全域で約二時間にわたり、一般の携帯電話と同じようにつながりにくくなっていたことが二十四日、分かった。同社は「地震の振動で、一般の携帯電話の利用を規制する通話コントロール装置が故障したのが原因」と説明している。
 「優先携帯電話」は電気通信事業法で官公庁などに使用が許可されている特別回線。災害発生時や年末年始に殺到する一般携帯の利用を自動的に制限し優先携帯につながりやすくする仕組みで、九州全体では約二千百三十回線、福岡県内では約千百回線が契約している。契約料は無料。
 NTTドコモ九州によると、福岡沖地震では発生直後の二十日午前十時五十三分、福岡市内に設置している通話コントロール装置が故障。予備の装置も故障した。このため一般携帯の制限が効かず、優先携帯も一般携帯も同じ扱いとなってしまった。復旧する午後零時四十分まで優先携帯も通話しにくい状態が続いたという。
 福岡県では、麻生渡知事ら県幹部や防災担当者に優先携帯十九台を配備。地震発生直後、消防防災安全課の当直職員が麻生知事らに優先携帯で連絡を取ろうとしたがつながらず、結局自宅の固定電話などを使ったという。
 この日、県外にいた同課の男性職員(43)は「県庁に連絡しようと十回はかけたが通話できず、一時間後にやっとつながった。いざというときに役に立たないなんて…」とあきれ顔。

[2005/3/24]




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