宗像大社(福岡県宗像市)の秋季大祭が一日朝、大漁船団による海上神幸「みあれ祭」で幕を開け、大漁旗などをはためかせた約四百隻が、玄界灘に浮かぶ大島から対岸の同市神湊まで、勇壮にパレードした。
みあれ祭は、沖津宮(同市・沖ノ島)、中津宮(同・大島)、辺津宮(同市)の宗像大社三女神が年に一度、辺津宮にそろい、海の安全や豊漁、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願する神事。
宗像、粕屋、遠賀の各地区から集まった漁船団は午前九時半、花火を合図に大島港を出港。沖津宮、中津宮のみこしを載せた二隻の「御座船」を中心に進み、約一時間後、神湊港に着いた。
同港の沖では、今回初めて辺津宮のみこしを載せた「御座船」が出迎え。三隻の周囲を漁船団が円を描くように航行し、それぞれの母港へ戻っていった。
秋季大祭は三日まで。二日は流鏑馬(やぶさめ)神事(午前八時)、三日は翁舞(おきなまい)(同十一時)があり、六百三十年ぶりに復活する神事「高宮神奈備祭(たかみやかんなびさい)」(午後六時)で締めくくる。