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耐震偽造問題 「安く早く」質問わず 木村建設の下請けが証言
耐震強度偽造問題で、強度不足のマンションやホテルを施工し、破たんした木村建設(熊本県八代市)の工事をめぐり、下請け業者(57)が五日までの共同通信の取材に対し「工期が短く完成が早いのが特徴。質は問わない体質があった」などと証言した。
この業者は、木村建設が手掛けた九件のビジネスホテル建設工事で部屋の内装を請け負った。このうち東京都や静岡県などの四件では姉歯秀次一級建築士(48)による構造計算書の偽造が判明している。 証言によると、木村建設は工事を「早く安く」との姿勢を徹底。通常、完成まで少なくとも一年半程度かかる十一階建てビルをわずか半年で完成させたこともあった。 一方、あるホテルの工事では、仕上がりに粗さが目立ち、壁が波打っていたため「工事ができない」と現場を監督する幹部社員に訴えたが、「何でもいいから、とにかく工事をしてくれ」と命じられたという。 姉歯建築士による構造計算書の偽造について、この業者は「一切知らなかった」と話している。 姉歯建築士は国交省の聴聞で、木村建設側から「鉄筋の量を減らすよう指示された」と偽造の経緯を説明。これに対し、木村建設の篠塚明元東京支店長は衆院国土交通委員会で「(鉄筋を減らせと)言ったかもしれないが、法令順守の範囲内で減らせということ」と述べている。
[2005/12/05]
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