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耐震強度偽造問題


■耐震強度偽装(共同)>

30棟で耐震不足か マンション 同じ建築士が関与 札幌市

 札幌市内の北海道電力系のマンション二棟で耐震基準を下回っていたことが発覚した問題で、構造計算を担当した二級建築士がかかわった市内のほかのマンション三十棟近くでも耐震基準を満たしていない可能性があるとして札幌市が調査していることが六日、分かった。今後該当するマンションの管理組合などに通知する。

 札幌市などによると、北電系のマンションなど数棟では再検査した結果、耐震強度の基準である一・〇を下回っていた。札幌市都市局は「震度6程度の地震であれば倒壊する恐れはない」としているが、現在専門機関に依頼している検証の結果が出て、基準を満たしていないことが裏付けられれば、補強工事を命じるなどの是正勧告をする方針。

 建築士は札幌市などに「耐震強度についての見解の相違。結果的に基準は満たしている」と反論しているが、共同通信の取材に対しては「一〇〇%の確証がないまま確認申請したこともある」と話した。

 札幌市によると、建築士はこれまでに約七十棟のマンションの構造計算を担当し、札幌市や指定確認検査機関が建築確認した。

 姉歯秀次元一級建築士による耐震偽装問題が発覚した後の昨年十二月、建築士がかかわった物件について強度不足を指摘する情報提供が札幌市にあった。市などが構造計算書を再計算した結果、約三十の物件で建物に必要な耐震強度を低く見積もっていたケースがあったという。市が検査機関に委託して計算し直すと、耐震強度の基準一・〇に対して〇・八―〇・九しかないマンションが数棟あった。

[2006/03/07]

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