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耐震強度偽造問題 九州・山口関連

「『安さは美徳』再考」 九州の関係者

 木村建設社長の木村盛好容疑者(74)らが詐欺容疑で逮捕された十七日、同社が施工し、耐震強度偽装が判明した九州のホテルやマンション関係者からは「いよいよ疑惑の核心。真相究明を」と、捜査の進展を望む声が相次いだ。

 「黒幕は誰なのか。捜査であぶり出してほしい」。強度不足判明後、昨年十二月末から休業が続く「サンホテル国分」(鹿児島県霧島市)の源島新太郎副支配人(31)は語気を強める。補強工事に伴う約五カ月の休業を経て、四月中旬に再開したホテル「アルクイン黒崎」(北九州市)でも、経営会社の菅原康夫社長が「真実を明らかにしてほしい」と注文した。

 耐震偽装が明らかとなった福岡市内のマンション販売会社の男性社員は、ヒューザー社長の小嶋進容疑者(52)の逮捕について、「同業者として襟を正す思い」と話す。一方で「この半年間、対応に追われ仕事にならなかった。もう忘れたいのが本音」とも打ち明けた。

 木村建設の地元にも波紋が広がった。熊本県建設業協会の幹部は「業界に広がる『安く建てれば美徳』という風潮を考え直す機会にしたい」。木村容疑者がかつて代表幹事を務めた八代経済開発同友会は「コメントは差し控えたい」と複雑な立場をのぞかせた。

[2006/05/18]

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2006年5月18日