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今回のゲスト

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軽妙なトークを披露する作家の佐木隆三さん(右)=22日夜、福岡市中央区大名

 多彩な文化人が「愛する5曲」を紹介し、音楽と創作活動とのかかわりを語る第15回「ペリカン・カフェ」(西日本新聞社文化部主催、「文學の森」共催)が22日、ゲストに北九州市在住の作家、佐木隆三さんを迎え、福岡市中央区大名の「文學の森」小ホールで開かれた。 もっぱらくつろいでいるときに音楽を聞くと話す佐木さんは、カラオケのレパートリーという美空ひばりの「越後獅子の唄」や村田英雄の「無法松の一生」などを選んだ。

 佐木さんは特に美空ひばりの歌に「戦中、戦後の貧しさを知る同じ世代だから共感できた。あこがれの存在だった」。

  また著述の道を志したのは「子どものころから本を読むことや作文の時間が大好き」で、八幡製鉄所(新日鉄)で働いていた当時は、勤務時間に会社の便せんに小説の下書きを書いていたそう。「当時は1日三交代制の勤務で、友だちに会うこともなかなかできない。心の潤いを求め短歌や俳句などを作り始める人も周囲に多かった」などと振り返った。

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▽ペリカン・カフェは今回を持って第1期を終了します。


ペリカン通信 知的興奮の場に、思い届いた

 第1期ペリカン・カフェは今回の第15回で「閉店」した。会場に15回分のポスターを並べてみた。よく続いたなというのが、運営責任者としての実感である▼昨年10月、カフェがスタートする告知記事で「ゲルボアを目指したい」と書いた。19世紀末のパリ、若き画家のたまり場となったカフェの名で、そこから美術運動、印象派はスタートした。音楽と創作との関係を軸に、そんな知的興奮を感じられる場所を、福岡にも作りたいとの大それた思いを込めたつもりだった▼15回を無事に終え、関係者の方々にお礼を言いたい。まずは15人のゲストの皆さん。別表を見て分かるように、多分野にわたる顔ぶれは、ほとんどが在住・出身など九州にゆかりがある。九州の文化的な層の厚さをあらためて痛感した▼続いて1回目から聞き手を務めた梁木靖弘さん。ゲストの本を熟読するなど準備しながら、あえて事前打ち合わせはせずに本番に臨んだ。周到な準備とぶっつけ本番の絶妙なバランスが熱いライブ感を生んだ。「文學の森」社に提供いただいた会場も、70人が入れば満席という手狭さが逆に、一体感を醸成した▼最後に、毎回足を運んでいただいた来場者の皆さん。最終回の締めくくりで「閉店」を告げたとき、会場から惜しむ声が上がった。それを聞き、私たちの最初の思いをわずかでも届けることができたと実感した。ご支援ありがとうございました。 (西山)

緑の線
 

これまでのゲスト
12月27日朝刊掲載 第15回
佐木 隆三 さん
11月30日朝刊掲載 第14回
黛 まどか さん
10月25日朝刊掲載 第13回
高樹 のぶ子 さん
10月4日朝刊掲載 第12回
石井 聰亙 さん
8月30日朝刊掲載 第11回
杉本 章子 さん
7月27日朝刊掲載 第10回
藤原 新也 さん
6月28日朝刊掲載 第9回
つかこうへい さん
5月31日朝刊掲載 第8回
村田 喜代子 さん
4月26日朝刊掲載 第7回
菊畑 茂久馬 さん
3月23日朝刊掲載 第6回
畑中 純 さん
3月1日朝刊掲載 第5回
絲山 秋子 さん
2月1日朝刊掲載 第4回
河北 秀也 さん
12月28日朝刊掲載 第3回
大道 珠貴 さん
11月30日朝刊掲載 第2回
原 リョウ さん
11月2日朝刊掲載 第1回
伊藤 比呂美 さん