■九州国立博物館 since’05■
九州国立博物館(福岡県太宰府市)は27日、来年1月1日から開催する特別展「プライスコレクション−若(じゃく)冲(ちゅう)と江戸絵画」(西日本新聞社など主催)の概要を公表した。鮮やかな色彩と精密な描写で知られる江戸時代の画家、伊藤若冲(1716−1800)の作品を中心に日本画109件を展示、江戸絵画の新たな魅力を紹介する。
展示作品はすべて、米国の実業家で絵画収集家のジョー・プライス氏の所蔵品。観察眼と想像力を駆使して幻想的な世界を描き出した「紫陽花双鶏図(あじさいそうけいず)」、約8万6000個の升目を色鮮やかな絵の具が埋める「鳥獣花木図屏風(ちょうじゅうかぼくずびょうぶ)」など若冲の代表作をはじめ、長沢芦雪(ろせつ)「白象黒牛図屏風(はくぞうこくぎゅうず)」、円山応挙「懸崖飛泉図(けんがいひせんず)屏風」といった作品が並ぶ。
「細部まで間近に見てほしい」というプライス氏の希望で、作品の一部はガラスケースに納めずに展示する方針。同館は「色や形が明快で、デザイン性が高い作品ばかり。これまでの江戸絵画観を変える展覧会にしたい」としている。
会期は3月11日まで。月曜休館だが1月1、8日と2月12日は開館し、2月13日(火)は休館。前売り券は一般1100円、高校・大学生800円(当日各200円増)。問い合わせは西日本新聞社企画事業部=092(711)5550。