西日本新聞

西日本政経懇話会

福岡 443回 「環境、安全、健康がカギ」 榊原英資早大教授

sakakibara_01.JPG 西日本政経懇話会(松尾新吾会長)の8月例会が10日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、元大蔵省財務官の榊原英資早大教授が「世界経済の行方と日本経済の課題」と題して講演した。榊原氏は「21世紀は環境、安全、健康がキーワード」としたうえで「日本は経済構造転換にかじを切らなければならない」と強調した。

 榊原氏は「景気刺激策でエコカーや省エネ家電が売れているが、景気が回復しても、先進国の消費は以前の水準には戻らないだろう」と予測し、「日本の製造業は大きな構造変化を求められる」との認識を示した。

 一例として「安全で高品質な日本の農水産品は、世界に輸出できる。企業の農業参入促進で、食料自給率向上を進めるべきだ」と述べ、「日本が強みを持つ環境分野と、農業への取り組みを合わせ、『日本版グリーンレボリューション(緑の革命)』で経済活性化を」と提言した。

 総選挙に向け、各党が発表したマニフェストについては「自民、民主とも、この国をどう変えるかという大きな視点が欠けている」と批判した。

=2009/08/11西日本新聞= 

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