西日本新聞

西日本華道連盟

16流派の紹介(五十音順)

池坊(イケノボウ) http://www.ikenobo.jp/

代表 安川 義之

 華道家家元池坊の歴史は、いけばなの歴史そのものといえます。いけばなは池坊によって創(はじ)められ、育てられました。池坊のたゆまぬ伝承と創造は、永い歴史の中で、あらゆる流派の母胎として、いけばな界をリードしてきました。池坊専応は、花伝書「専応口伝」に「野山、水辺、おのづからなる姿を居上にあらはし、花葉をかざりよろしき面かげをもととし…」といけばなの真髄を示しました。この思想は現在に至るまで変わることなく受けつがれています。

いけばな那能津会(イケバナナノツカイ)

代表 大城 彩芳

 いけばな那能津会は、昭和52年、従来の家元制度とは異なる会員組織として発足いたしました。

 当会の特長は、「花」という自然の素材を用い、「こころ」を表現する現代華の追及にあります。美しい自然をそのまま形にまとめ上げるのではなく、自然を再構築し新たな美を創り出す自然美と造形美の融合は私どもの不変の課題です。自らの思いをモチーフに、型にとらわれることない自由な発想と感性で、どのような空間にも調和する美の創造を目指し、日々研鑽に励んでおります。

一草流瓶花(イッソウリュウヘイカ)

代表 吉開 尚洞

 1935年(昭和10年)創流。吉開筧洞の創流。地元福岡を中心に「詩情を感じる、清楚ないけばな」として親しまれ現在にいたる。

 自然の恵みに育まれた草・花・樹のかもしだす「線の美、色彩の美」を形式にとらわれず、花器と空間に調和させ、四季を通じて一つひとつの作品に季節の風情を、作者の個性を自由に表現できたらと研鑽を重ねている。

小原流(オハラリュウ) http://www.ohararyu.or.jp

代表 山浦 盛人

 小原流は、明治中期、小原雲心が「盛花」を考案したときに始まります。 創流以来、小原流は、二つのいけばなを基本テーマにしてきました。一つは、花の季節や出生を生かして、風景を表現するいけばな、もう一つは、花のもつ色と形の組み合わせの美しさを追求するいけばなです。そして現在の種々さまざまな素材、ライフスタイルの多様化に合わせることを常に心がけております。

花芸安達流(カゲイアダチリュウ)

代表 森松 慶瞳

 始祖・安達潮花は大正初年に「安達式挿花」を興し、昭和48年に主宰 安達 瞳子は「花芸安達流」を創流。代表作「花手前」は観る人と生け手が作品という美の熟して行く時間を共有する独自の創作活動は海外でも演じられ今日まで継続しています。

 一輪の花に同じ生あるものとして共感を持って接する姿勢に始まり、一木一草の本質を見極め花と一体となって自然の心を生ける花芸の道。

 平成18年二代目 主宰 安達瞳 子は創流者の花の道を引き継ぎ歩み続けております。

嵯峨御流(サガゴリュウ) http://www.sagagoryu.gr.jp

代表 諸岡 宏明

 四季折々に豊かな色彩で語りかけてくる京都嵯峨野の自然、この地をこよなく愛された嵯峨天皇によって開かれたのが「嵯峨御流」です。

 京都大覚寺において1200年の伝統を受け継ぎ雅の心によって育まれてきました。「生花、盛花、瓶花等の伝承花から未来感覚にあふれた新鮮な感性でいける花まで」

 単に生ける技術だけでなく、一木一草にも息づいている命の美しさを生き生きと表現する。それが嵯峨御流の願いです。

新池坊(シンイケノボウ) http://www.sinikenobo.com

代表 一ノ瀬 梅岳

 明治43年、一ノ瀬梅蕚によって創流。自由な創造を理念とし、表現形式を幅広く究め、いけばなの真髄を記した「生華紳書」を平易に書き著わし、新池坊の教理とす。この書は明治天皇、皇后天覧の栄に浴し、新池坊の名は女子教育の草分けとして著名な下田歌子女史によって命名されたものである。

 昭和7年二代梅蕾は、初代の志を受継ぎ、芸術ジャンルにおける表現様式を究明し、造形芸術に共通する構成原理、基本形式を確立する。格花(立華、生花、感覚立華、新生花)と自由花(盛花、投入れ花、造形花)いけばな様式全般の指導を特色としている。

 平成5年、梅岳が三代家元を継承現在に至る。

真生流(シンセイリュウ) http://www.age.ne.jp/x/shinsei/

代表 中村 淳華

 昭和2年、山根翠堂によって創流。流祖が得意とした線の美しさや、無駄を廃した厳しい構成で清純・単純・明快・優美な作風を特徴としています。

 昭和53年、山根由美が三代目を襲名され、「あなたの生活、あなたの造形感覚にマッチしたいけばな」「あなたの自然や芸術を見る目と心を養い、あなたの生活のうちに美を作り出す手を養成するいけばな」を実践。最近はナチュラルフラワーにも精力的に取組んで活動しています。

清徳池坊(セイトクイケノボウ)

代表 田崎 幽山

 初代家元永瀬幽谿が大正6年上京し清徳式家元岡本樵雲氏に師事し、盛花、投入、茶花を修得する。昭和初期対馬厳原の婚家にて多数の門弟を作り戦後福岡に居を構え昭和30年岡本氏より清徳式家元を継承する。その間池坊六角堂にて生花を会得したので池坊の名をいただき、昭和35年清徳池坊とする。昭和40年より海外で華展に参加し各国との交流を深める。昭和天皇のアメリカ旅行に随行し華道使節の大任を果した。昭和 61年他界。孫の田崎幽山を代表として福岡をはじめ京都、大阪等の門弟がその発展に全力を尽くしている。

成和御流(セイワゴリュウ)http://seiwagoryu.web.infoseek.co.jp

代表 大嶋 美津圃  

 本流は安土・桃山時代に誕生した秘法としての花を伝承し、天の時、地の利、人の和が整い創流されました。

 花材との一期一会の出会いを大切に、その出生をいかし、その美しさ、一瞬の命の輝きをいとおしんで器に映しだしてまいります。主にお生花(せいか)を中心とし、景色の風情や彩りの美しさを、盛花や投げ入れ、自由花として表現し、四季の移ろいや風の流れ等・・“言外の趣味が漂う心に響く作品”を、と心掛け日々精進致しております。

 近年、さらに“花のある素敵な暮らし”ができるように、インテリアとしてのフラワーアレンジメントをインペリアルスイウィートフラワーアレンジメントとして、多様な素材を使って展開しております。

 和室はいけ花で味わい深く彩り、洋間の壁やテーブルはオリジナルのフラワーインテリアで素敵に彩ってまいります。

専正池坊(センショウイケノボウ)

代表 浜地 翠月

 専正池坊は昭和5年諸泉祐道によって創流されました。二代家元祐正は伝統花の継承に、三代祐陽家元は英国滞在の経験を生かし、ロイヤルフラワーアレンジメント部門を創立、ロイヤルフラワーアレンジメントはヨーロッパのフラワーアレンジメントの亜流ではなく、いけばなの手法を用いてヨーロッパの花より少量の花で美しく華やかな花形を作り出したのです。それと同時に、ヨーロッパのフラワーアレンジメントと日本の立華の類似点を見い出し、フラワーアレンジメントの色彩の美しさと立華の足元の美しさを融合させて「彩花」という花形を創造しました。また、「一枝一花」という植物の美しさを充分に鑑賞できる簡素な花形も発表しました。

 専正池坊の花形は立華(新立華)、生花(新生花)、自然花、自由花、彩花、一枝一花、ロイヤルフラワーアレンジメントと多彩にあり、時代と共に進化して参りました。現在家元は四代目の祐園が継承して居ります。

 私達は色々な花形で、草木の出合を楽しみ、生命(いのち)の尊さを学んでいきたいと思っております。

専心池坊(センシンイケノボウ) http://www2.ocn.ne.jp/~ikebana/

代表 佐藤 研道

 専心池坊は本部を北九州小倉に構え、北海道から沖縄までの各地に支部があります。 当流の特徴は伝統を重んじる格調高い立華・生花、格調と現代的要素をもつ新生花、日々の暮らしに潤いをもたらす自然花、造形的な要素をもつ自由花、色彩豊かな洋花を中心としたフラワーアレンジメント等の幅広い花型を研究研鑚し、指導していることです。

草月流(ソウゲツリュウ) http://www.sogetsu.or.jp

代表 片山 健

 昭和2年 勅使河原蒼風によって創流される。常にあたらしく創造的ないけばなを目指し、現在では、海外におけるデモンストレーション・ワークショップ・フラワーク等、活躍の場が広がってきている。 花は環境に合わせ、「何でもいけられる」「だれでもいけられる」「どこでも飾れる」の三つをモットーとして、限りなく広く世界へと羽ばたいている。

 SYC(草月ヤングチャレンジャー)が発足し、40歳までの若い世代を対象とした、若い力の育成が始められた。

 勅使河原茜は平成13年に家元を引き継ぎ、鋭い感覚と際立った能力で、世界の様々な地域で生け花の美しい芸術を活動的に広めている。

勅使河原会(テシガワラカイ)

代表 土居 光麗

 平成16年6月18日に勅使河原和風会から分かれ、勅使河原城一(二代目和風の孫)を家元として創立致しました。

 伝統的な技法を残し、投入・盛花・テーブル花など、新しい花型を学び、また、数カ月に一度、東京の家元を九州に迎え、研究会を実施して居ります。

 今後も若い世代(男女にかかわらず)にも魅力ある花だと思ってもらえる事を目的に日々活動して行きます。

未生流(ミショウリュウ)

代表 畠田 松甫

 四季折々に彩りを添える草木に自然の摂理を知り、路辺に生える名も知らぬ草にさえ目を向け、愛情を傾けることから始まった未生流は、江戸時代後期、未生斎一甫によって創流。今日では流租より伝承の格花と現代生活空間を彩る盛花、瓶花、色や形の発想豊かな自由花と多様ないけばなの姿を展開しています。 「未生」のことばに秘められたいけばなの精神、本質を求め、無限という可能性と広がりに向かって日々、花に研鑽しています。

龍生派(リュウセイハ) http://www.ryuseiha.net

代表 米谷 美薫

 明治18年初代吉村華芸によって創流され、立華、生花、自由花とあり、真に今日性あるいけばなの創造を目ざす自由花を中心の軸として活動をしています。特に現家元吉村華泉の提唱される「植物の貌」を追求しながら、会員一同植物の美を求め、日々研鑽をかさねています。

リンク

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西日本華道連盟

西日本書美術協会

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