地域と連携した博物館運営重要 西日本支店長会例会
九州国博館長が講演
福岡都市圏の企業の支店長らでつくる「西日本支店長会」の九月例会が十日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、九州国立博物館の三輪嘉六館長が「国立博物館の舞台裏」と題し講演した。
二年十カ月の短期間で入館者五百万人を突破した同館の運営手法を紹介するとともに、新しい博物館像について話した。
三輪氏は「日本文化の形成をアジアの視点から眺めることを基本的なコンセプトに運営を進めてきた」と述べ、アジアと地理的にも近い博物館としての役割を強調した。
さらに同館の盛況は、ファッションショーや落語会など、従来の博物館の枠を超えた取り組みをしてきたことが評価されているのでは、と指摘。また、その裏側には約二百五十人のボランティアによる協力があり、地域と連携した博物館運営の重要性を訴えた。
三輪氏は「これからは同じテーマで各県の博物館と同時に展覧会を開くなど、地域を越えた博物館同士の連帯も呼び掛けたい」と意欲を見せた。