西日本新聞

NPOの大谷鮎子理事長/「龍馬伝」や港湾生かす手を

大谷鮎子.jpg 地域活性化を目指し、長崎地区の企業経営者と西日本新聞社が8日に長崎市で開いた「第九回長崎フォーラム」で、特定非営利活動法人(NPO法人)「九州キラキラみなとネットワーク」の大谷鮎子理事長が「みなとまち長崎のこれから」と題して講演。

 「長崎を盛りあげるためにも、港町同士のネットワークづくりが必要だ」と述べた。

 講演要旨は次の通り。

 かつて世界の船が経由していた日本の港も、中国や韓国の港の発達により、物流だけではやっていけなくなった。

 行政は近年、これまで港湾政策にかかわることがなかった女性にも意見を聞くようになった。

 そうした会合で対馬市を訪ねたことがあるが、パンフレットには「ろくべえ」というサツマイモでできた麵(めん)の特産品が載っているのに、島内での消費が少ないということでほとんど作られていなかった。

 せっかくの特産を衰退させないためにも、長崎市や県が一つ一つの島と連携し、それぞれの特産をお互いに売り合うこともできるんじゃないかと思う。

 長崎は今後、坂本龍馬を描く大河ドラマ「龍馬伝」もある。龍馬にかかわりのある下関や鹿児島と連携し、港町を広域で結んだネットワークづくりも考えてみる必要があるのではないか。

 長崎港は松が枝岸壁の延伸工事中。完成すれば出島岸壁と合わせ旅客船が二隻同時寄港できる。乗客は長崎で観光して宿泊。からっぽの船に地元の市民を泊める。そんな取り組みだってあっていい。

 「そんなことは不可能だ」という意見があるかもしれないが、あきらめないで、どうすればできるかを考えるのが大事だと思う。

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