西日本政経懇話会の12月例会が18日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、政界を引退した河野洋平・前衆院議長が、9月の政権交代後の政治状況などについて講演。鳩山由紀夫首相の偽装献金問題や西松建設の巨額献金事件を念頭に「与党は政策に直結する立場。カネの集め方だけでなく、使われ方も十分なチェックがなされ、公開されるべきだ」と指摘した。
河野氏は、予算の重点要望や大掛かりな訪中団など、国内外で活動する民主党の小沢一郎幹事長について「最近の言動は納得できるものではない」と批判。どの言動が納得できないのか具体的には挙げなかったが、「民主党の良識ある人はなぜ何も言わないのか。こういうことが果たして健全か」と続けた。
民主党中心の新政権の政策面については「(歳出を)削る作業に徹しているが、それが企業や団体のやる気を失うことになっていったら、恐ろしいものになると言わざるを得ない」と強調。「早く政府の新年度予算案を決めて国会を通して、その予算の支出を(新年度に入って)1日も早く実施することが大事だ」と述べた。
また、8月の衆院選で多くの新人議員が誕生したことに触れ「特定分野の専門家になるのもいいが、国政全体の調和を考えた上で論争できる政治家になってほしい」と要望した。
=2009/12/19西日本新聞=