西日本政経懇話会の1月例会が27日、福岡市中央区天神の福岡国際ホールであり、麻生渡知事が講演した。この中で知事は、アジア地域との交流促進や成長戦略を盛り込んだ県独自の「福岡・アジア新時代創造特区」構想を披露。今後、大学教授など外部有識者を交えて協議し最終案をまとめ、5月までに政府に提出して実現を求める考えを示した。
麻生知事は、アジアに近い北部九州が「世界に向けて成長することが必要だ」と強調。民主党中心の新政権が特区による成長戦略を検討していることに先駆けて、①半導体などの先端産業②環境③ファッションや若者文化④医療―など、6分野でアジアの拠点を目指す県の構想を説明した。
また、県が既に水素エネルギーやがんペプチドワクチンなどの研究・開発に着手している優位性や、整髪するためにアジアの若者がわざわざ福岡市を訪れている実例を紹介、各分野の拠点となりうる可能性に言及した。
一方で、経済成長を成し遂げるには、中国が進めたような大規模な経済特区が必要とし「小規模では成果が上がらない。政府は特区の考え方を変えてほしい」と主張した。
=2010/1/28西日本新聞=