『久留島武彦評伝 日本のアンデルセンと呼ばれた男』  金成妍 著  (求龍堂・1620円)

『久留島武彦評伝 日本のアンデルセンと呼ばれた男』  金成妍 著  (求龍堂・1620円)
『久留島武彦評伝 日本のアンデルセンと呼ばれた男』  金成妍 著  (求龍堂・1620円)
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 久留島武彦(1874~1960)は大分県玖珠町に生まれた。子どもに語り聞かせる口演童話で全国を駆け巡り、その活動は中国、台湾、朝鮮半島にも及び、童話を通じた児童教育に生涯をささげた。その功績を受け継ごうと同町では毎年「日本童話祭」が開催される。

 韓国・釜山出身の著者は、九州大大学院時代から研究を始め現在、同町久留島武彦研究所長を務める。資料を丹念に追い、86年の生涯を評伝に編み上げた。尾崎紅葉、勝海舟、後藤新平、ムソリーニら多彩な人物とのエピソードも盛り込み興味深い。


=2017/03/05付 西日本新聞朝刊=

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