林えいだいさん描く記録映画 「抗いの記」29日から上映/八幡東区

 筑豊を拠点に、半世紀近くにわたり戦争や朝鮮人強制連行などを巡る埋もれた史実を掘り起こしてきた記録作家林えいだいさん(82)=田川市=に密着したドキュメンタリー映画「抗(あらが)いの記」(2016年、RKB毎日放送制作)が29~31日、北九州市環境ミュージアム(八幡東区東田)で上映される。作品制作に協力した市民の上映団体「東田シネマ」が企画した。

 香春町生まれで北九州市教育委員会職員時代、戸畑区の婦人会による公害告発運動に関わった林さんは「女たちの風船爆弾」「地図にないアリラン峠 強制連行の足跡をたどる旅」などのルポルタージュを発表。近年はがんと闘いながら、特攻隊の実相を描いた「陸軍特攻・振武寮 生還者の収容施設」「重爆特攻さくら弾機-日本陸軍の幻の航空作戦」などを出版した。

 映画では、愛犬と暮らす日常を追いながら「歴史の教訓に学ばない民族は、結局は自滅の道を歩むしかない」という作家の信念に迫る。ナレーションはダンサーで俳優活動もしている田中泯さんが担当した。

 上映は3日間とも午後1時半、同3時45分、同6時から。前売りで一般千円など。環境ミュージアム=093(663)6751。


=2016/07/26付 西日本新聞朝刊=

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