生命誌提唱者 足跡追う 中村桂子さんの記録映画 26~28日上映 東田シネマ

記録映画「水と風と生きものと」(藤原道夫監督、2015年)のチラシ
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 「生命誌」の提唱者として知られる科学者で、JT生命誌研究館(大阪府高槻市)の館長、中村桂子さんの足跡を追った記録映画「水と風と生きものと」(藤原道夫監督、2015年)の上映会が26~28日、北九州市環境ミュージアム(八幡東区東田)で開かれる。ドキュメンタリー作品の佳作を月例会方式で上映している市民らの団体「東田シネマ」が企画した。

 生命誌とは、人間も含めたさまざまな生きものたちの「生きている」様子を見つめ、そこから「どう生きるか」を探す新しい学問。38億年前の海に存在した細胞を祖先とし、時間をかけて進化、多様化してきた生きものたちの物語を読み解いた上で、「生命・人間・自然を大切にする社会づくりにつなげよう」という取り組みを、中村さんはけん引してきた。

 作品では、建築家伊東豊雄さん、民俗学者赤坂憲雄さん、探検家・人類学者の関野吉晴さんら多彩なジャンルの専門家と交流する中村さんの姿に密着。11年の東日本大震災後、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を読み直した中村さんが小説を舞台化し、賢治の故郷である花巻(岩手県)への旅の様子も交えて、中村さんの世界観に迫っていく。

 上映は3日間とも午後1時半、同3時45分、同6時から。前売り一般千円など。環境ミュージアムでは、上映会に併せて28日まで、生命誌研究館の特別出張展示も開催中。環境ミュージアム=093(663)6751。


=2016/08/23付 西日本新聞朝刊=

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