未公開や自主製作の秀作映画紹介 7-10日 インディペンデント 21-26日 福岡アジアフェス

 配給会社が決まっていない“出来たて”の新作を多く集めたのが「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」だとしたら、九州未公開の作品を主に紹介するのが「福岡アジアフィルムフェスティバル2017」。21~26日、福岡市博多区の福岡アジア美術館・あじびホールで、11カ国・地域の9作品を上映する(前売り券は1作品1100円)。

 主催者のイチ押しは女性監督作品。「娘よ」(2014年、パキスタンなど)は10歳の少女と母親が、児童婚の慣習が残る地域から逃避行する実話を基にしたドラマ。「おじいちゃんの里帰り」(11年、トルコなど)は半世紀前からドイツで暮らす一家の物語。家長の祖父が突如トルコに土地を買い、「故郷に帰る」と言いだして…。

 特別上映と銘打ち、ペシャワール会(福岡市)の中村哲医師の活動を追った「アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和」(16年、日本)=500円=や、ノーベル平和賞のマララ・ユスフザイさんを描いた「わたしはマララ」(15年、米国)=無料=も公開する。

 企画から資金調達まで自前で行った作品を披露する「福岡インディペンデント映画祭2017」は7~10日、同じあじびホールで。初めてコンクールをやめ、高評価の作品など68本を紹介する(1日券1000円)。福岡にゆかりのある監督の作品も。九州大院生・田平一真さんの「MOBOMOGA」、福岡市在住の神保慶政さんが韓国で製作した「憧れ」などを上映する。

 福岡アジアフィルムフェスティバル=092(771)8901、福岡インディペンデント映画祭=092(741)4505。


=2017/09/06付 西日本新聞朝刊=

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